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パリ生活で経験した痴漢と痴漢未遂の話 -続-

昨日はパリ生活で、痴漢にあったお話でしたが

その経験は

後で面白話にもなるようなことで・・・

それよりも

痴漢未遂?というのか

多分
あれはレイプ目的だったんだろうなという経験が
パリ生活の中で一番怖かった経験

住んでいる場所はとても良い地域
リュクサンブール公園目の前のアパート

最寄り駅がサンシュルピスという駅
その駅から家まで5分くらいかな

夜(19時くらい)駅から家に帰っていると
ずーーーっと後ろから男の人につけられている

背が高くシュッとしていて、多分アラブ系
でも、この辺りに住んでるような人ではないなというのが解る

怪しい怪しいと思いながら

アパートに着き
オートロックの大きな扉を開き、もうひとつ奥にある小さなオートロックの扉を開けて入る

大きな扉は閉まるのが遅いので、入ってきた気配(怖くて振り向けず)

そして
小さな扉はすぐ閉まった
ほぉーっ
と思っていたら

その男性が扉をドンドンドンと叩き、私の顔を見て開けてくれと言っている

完全に怪しい
絶対同じアパートの住人じゃない、訪問者でもない身なり

どうする私!


数秒の一瞬の間に考え
出した答えが

『平静を装い丁寧に対応する』


めちゃくちゃ怖かったけど
平静を装い丁寧に対応したら、もし、私をレイプしようと思っていたとしても
少し気持ちが変わるかも知れない

と・・・


そこで扉を開けず、相手に嫌な思いをさせると
次にまた同じようにつけて来られる可能性もある



扉を開けて笑顔で『ボンソワー』とあいさつをした

エレベーターに乗り、2人っきりの空間
『何階ですか?押しますよ』と、わざと丁寧に尋ねると

男性は焦って
5,6,7,8階と何個も押している
完全にこのアパートに用事がある人じゃないと解った


因みに
私は2階(既に押し済)

怖い・・・心臓の音が聞こえるくらい


そして
2階までの数秒が何分にも感じて
2階に着き、男性の顔を見てニッコリ笑って
『ボンソワレ』と言って降りた


エレベーターの扉が閉まるのが
物凄くゆっくりなので、降りてきて襲うことも出来る


怖すぎて、足ががくがく、振り向くことなんて出来ない



男性は降りて来なかった

そして
それからは、その人の顔を見ることもなくなった


私はやんちゃ時代にレイプ未遂など何度か経験している・・・笑

いや、笑いごとではないけど
その経験から
どうしたら
そういう人の気持ちが穏やかになるかを
なんとなく解っていた

レイプって
結構身近にあるかも知れないと思って生活しておいた方がいい
日本でも


まぁ
もう、今の私の年齢でレイプなんてされないけどね~


ヘッダー
photo:Kazuya Kajita

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