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第17回「身体症状に表れる虐待の後遺症」を終えて

月2回のペースが基本になっていますが前回一回お休みして少し久しぶりのAbuse Dialogueでした!やっぱり交流すると元気をもらいますね!皆さん、ありがとうございます!

今回のテーマは、「身体症状に表れる虐待の後遺症」についてでした。皆さん何かしらの体調の不具合を感じていることが多いようですね。マモ自身、実は、体質改善アドバイザーとしても活動しており、以前「メンタルと栄養」についてまとめて話したことがあります。

メンタルの低下ではビタミンCが3~7倍必要になるということもあります。そういったことを考えれば、虐待問題はメンタルの低下に大きな影響を及ぼすことはわかるので、栄養不足にはなりやすいと考えます。栄養不足になれば体に与える影響はとても大きいでしょう。

また、ストレスは活性酸素を発生させます。その活性酸素は万病のもと、ともいわれるものです。体に影響が出るのは必然とも言えそうですね。

さて、今回の交流での話を書いていきますね。

皆さんが感じている身体症状については以下のようなものがありました。

動機/歯がぼろぼろ/夜尿/頭痛/免疫系の疾患/甲状腺機能低下/喘息/頭痛/大きな声が出せない…etc

参加者の方から出てきた症状はこのようなものでした。その症状からの気づきとしてはこんな意見がありました。

・喘息が虐待者と距離をとれてから症状が落ち着いた
・なんとなく呼吸が苦しい感覚があったけれど一人暮らしを始めて呼吸がしやすくなった。
・いろんな症状があるけれど、このうちのどれくらいが虐待経験と関係しているのかはわからない
・怒鳴られることが多かったから、大きな声が出せなくなった、大きな声が苦手になった
・面前DVが常に緊張を強いられ、自律神経の乱れが起きる。そこから、不眠や精神疾患、肩こり、人の目を気にするために周りを伺いすぎてドライアイに
・虐待を認識した直後が一番症状としてもきつかった
・子ども時代ではストレスの認識ができない中でストレスを感じていた。そのため心身の原因にたどりづくのがむずかしく、正常な認知を取り戻すのに時間がかかった。
・症状がでてきたことで自分の感情を理解できた。

参加者たちの気づきの意見がすごいなと思い、今回も本当に勉強になりました。今現在、原因もわからず症状に苦しんでいる方がこういった情報を知れたら少し楽になる部分があるのではないかと思います。やっぱり、こうしたコミュニティって重要ですね。

この身体症状についても虐待者との距離って大きな要因ですね。やっぱりキーワードは「適切な距離」だなと。物理的にも精神的にも…自分との距離もなのかもしれないですね。

身体症状を虐待経験とどのくらい結び付けてよいのだろうかというところもあると思います。僕個人の意見としては自分にとっていいように使えばよいと思います。結び付けて原因を虐待経験につなげることで少し気が楽になることもあると思います。逆に虐待問題とは切り離して克服してやるんだという決意にすることも悪くないと思います。ただ、自分の弱さとして受け取ると苦しいと思うので、そういう時は積極的に虐待経験のせいにしちゃいましょう。あなたはわるくありません。

一番私が学びになったのは身体症状を自覚したことで、自分の正直な感情に気づけたというエピソードでした。虐待をまさに受けていた時にストレスをストレスとして感じることは難しいのかもしれません。そしてそのまま自分の感情もわからず、虐待を認知することさえ難しいことがあります。身体症状として出てくることで何か普通とは違うと感じることができ、虐待経験を認知できたということがあるようです。身体症状から虐待経験を明らかにし、向き合うことで回復の道が開けることがあるなと思えました。

今回も学びの多い濃い時間を過ごせました。ありがとうございました。

次回は、3月29日20:00~です!また、テーマなどの詳細は伝えますね!

それとオープンチャットを利用したオンラインサロンを作りました!3月中はお試しでやっております。参加条件としてこれまでにAbuse Dialogueに参加したことがある人となっています。ぜひご連絡ください。お待ちしております。

マモ

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