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かけてもらいたい言葉に導く質問

大学院修士課程の時、
一般企業への就職、高校教員、大学教員
どの道に進むか悩みに悩んだ末、
私は大学教員の道を目指すことに(そのために博士課程に進学)決めました。
大変な道なのはわかっていますが、失敗しても後悔はない。
絶対この道に進もうと。


・・・しかし、それでも不安でした。

最後に、誰かに背中を押してもらいたい・・・


そこで、何人かの大学教員にこのような相談をしました。

「大学教員の道を目指したいと思っています。
どう思いますか?大学教員の道は大変ですか?」

すると、相談した先生方は皆こう言いました。

「教員までの道のりは正直大変。採用されるかもわからない。
宝くじに近いところがある。
就職という選択肢も視野に入れたほうがいい。」

あれだけ覚悟を決めていたのに、
そんな言葉を聞いて急に不安になり、
またしばらく悩み苦しんだのを覚えています。

大学教員になった今、
もし大学院生から同じ相談を受けたら、
おそらく私も似たような返答をすると思います。

でも、もし、このような質問をされたらどうでしょうか?

「大学教員になって良かったですか?」

「大学教員になって後悔していますか?」


こう聞かれたら、私は間違いなく

「良かった。全く後悔していない。」

と答えます。


こちらの質問の仕方で、
相手の返答やアドバイスは大きく変わります。

私も、あの時こう聞いておけば悩むことは
なかったはずです。

進学、転職、留学、習い事など、
新しいことにチャレンジする時、

誰がなんと言おうと、その道に進む。
失敗しても後悔はしない。
覚悟はできた!
でも、一言背中を押してくれる言葉を
かけてもらいたい!

そんな時は、
こちらがかけてほしい言葉やアドバイスを
してくれるような質問する
のがいいと思います。自分で誘導しましょう。


自分で決断できる人からすれば、
なんて面倒臭い奴なんだろうと思うかもしれませんが、
私以外にもそんな面倒臭い人、
案外いるんじゃないかな(笑)






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