1993年のオーストリア・モーツァルト №3〈たびだち №3〉
1993年7月、転職のはざまに2週間の自由(失業)期間ができて、これはチャンス。リュックを背負ったエコノミーな個人旅行で、憧れのオーストリアへ行きました。
今年はちょうど30周年、当時はスマホはもちろんなく、携帯電話すら一般にはまだ普及していなかった時代。世の中随分変わりましたね。
旅行中の日記がこの『旅日記』の元ネタです。写真も交えて旅のあれこれを思い返しながらつづっていきます。そんな、よしなしごとにお付き合いいただければ幸いです。
たびだち♪ №3
1993(平成5)年7月11日(日)のつづき(チャンギ国際空港、SGD硬貨)
17時03分シンガポール・チャンギ国際空港に着陸。
トランスファー(乗換え)カウンターで乗り継ぎの飛行機のゲートナン バーを確認―F99―。
大阪空港でもらった搭乗券にはウィンドー・シートつまり窓側の座席指定となっていた。旅行社のTさんのことばを思いだした。「トイレに行くのに気を使うから長時間の飛行のときは通路側のほうが良い」
ところが通路側という英語がわからない。辞書(※1)を引いたら―AISLE(アイル)SEAT―。カウンターのねーちゃん(※2)に向かって言ったものだ「キャンナイ・チェンジ・フローム・ウィンドウシート・ツー・アイルシート?」これで通じて席番号を変更してもらった。
気を良くして空港内を散策。美しい。緑と水を配した贅沢な造りだ。鯉さえ泳いでいる。搭乗時刻まで5時間以上あるので市内に出ようと思えば出れるのだけど迷子になったら大変なのでやんぴ(※3)にした。
三階のトランジットレストランへ行き、ナポリタンスパゲティー、ベジタブルミックスとアップルジュースで食事(夕食)をした。変にスパイスの刺激が強くてあまりなじめない。
両替は空港内のマネーチェンジでしてもらった。5千円がシンガポールドルで62ドル20セントなり。1ドル=約80円。時間が長い。
――つづく――
※1 観光案内書(「地球の歩き方」「ザルツブルク紀行」)のほかに、英語とドイツ語の辞書を旅行に持参しました(重~い)。今なら、手軽な翻訳機がありますが。
※2 ねーちゃん 大阪で飲み屋などでわかい女性を親しみを込めて呼ぶときのくだけた言い方
※3 やんぴ やめておく、やめにする、という意味の大阪ことば。
※標題画像は、モーツァルト生家の看板です。
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