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1993年のオーストリア・モーツァルト №7〈チューリッヒ空港 №2〉

1993年7月、転職のはざまに2週間の自由(失業)期間ができて、これはチャンス。リュックを背負ったエコノミーな個人旅行で、憧れのオーストリアへ行きました。
今年はちょうど30周年、当時はスマホはもちろんなく、携帯電話すら一般にはまだ普及していなかった時代。世の中随分変わりましたね。
旅行中の日記がこの『旅日記』の元ネタです。写真も交えて旅のあれこれを思い返しながらつづっていきます。そんな、よしなしごとにお付き合いいただければ幸いです。

チューリッヒ空港♪ №2

1993(平成5)年7月12日(月)(チューリッヒ空港)

 周りのざわざわした物音で目が覚めた。時計を見ると3時ごろであった。大半の人が起きていてみんな元気だなあと思った。
 もうすぐ朝食なのか。3時半ごろ朝食(※1)。早いなあ。でもまたもやおいしく食べた。全部平らげたので食べすぎかな。

 4時過ぎになると窓の外もやや明るくなってきて、もう大分近づいているのだなと知った。髭ものびてきた。このような旅では手荷物に髭剃りと長袖を入れなければならないんだ。
 前の席の男は右の二の腕に刺青様のものをしていた(※2)。オオコワイ。大分明るくなって窓からは雲海も見える。だれかがオ○○をするのでくさいなあ。

 さっきからアナウンスでしきりと「ズーリック、ズーリック」と言っているので何のことかと思ったら、分かった。チューリッヒの英語読みでした。そういえば「ウィーン」のことを「ヴィエナ」というのも英語だな。


〈大阪空港出発前に両替した際の計算書〉
出発直前に空港でオーストリアシリングへの両替をこころみました。
1万円分ぐらい希望したのですが、1000円分しかないと言われました。
けっきょく、手数料82円分を差し引かれ、918円分=90シリングで両替しました。
〈シンガポール・チャンギ空港で飲んだコーラのレシート〉
コーラ代金はシンガポールドルで本体、2ドル50セント、
税が4%の10セント、サービス手数料25セントで締めて、2ドル85セント。
5ドル硬貨を出して、おつりが2ドル15セントでした。
(印字が薄れて読みにくくてすみません)


――つづく――

※1 時計はどこかのタイミングで、現地時刻に合わせたと思います。夏時間で日本との時差は8時間。

※2 西洋人のいれずみは、当時も見られた一種の風俗・オシャレなんですね。(下の記事にはびっくり)

実は初めてタトゥーを入れたイギリス人は、Joseph Banksという有名な科学者でした。彼は18世紀にポリネシアに行ったのですが、ポリネシア人の肌に彫ってある綺麗な模様に魅了され、彼もポリネシア人にその模様、つまりタトゥーを入れてもらいました。……19世紀、ジョージ5世というイギリスの王は、東南アジアに行く前に十字架のタトゥーを入れ、来日した際には腕に竜の入れ墨を入れてもらいました。その時から、日本で入れ墨を入れるのはイギリス王室の習慣になったので、王の息子たちも日本で入れ墨を入れていました。

英語 with Luke



※標題画像は、モーツァルト生家の看板です。

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