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1993年のオーストリア・モーツァルト №38〈ザルツカンマ―グート №11〉
1993年7月、転職のはざまに2週間の自由(失業)期間ができて、これはチャンス。リュックを背負ったエコノミーな個人旅行で、憧れのオーストリアへ行きました。
今年はちょうど30周年、当時はスマホはもちろんなく、携帯電話すら一般にはまだ普及していなかった時代。世の中随分変わりましたね。
旅行中の日記がこの『旅日記』の元ネタです。写真も交えて旅のあれこれを思い返しながらつづっていきます。そんな、よしなしごとにお付き合いいただければ幸いです。
ザルツカンマ―グート♪ №11(ザンクト・ヴォルフガンクめぐり)
1993(平成5)年7月18日(日)朝
朝7時に起き、したくをして7時半に朝食の席についた。昨日は見かけなかった娘さん(おばあちゃんのお孫さんかな)が世話をしてくれた。屋外のテラス席ですこし寒かった。チェックアウト後おばあちゃんに写真を撮ってもらった。(※1)
![](https://assets.st-note.com/img/1683892269279-dFjGadYM1d.jpg)
シャフベルク駅発8時30分の汽車に間にあうように急いだ。乗ったのは蒸気機関車ではなくディーゼル車だったが横に蒸気機関車もちゃんと待機していたので観察できた。(※2)
![](https://assets.st-note.com/img/1683931304250-a9JCBMd60a.jpg?width=800)
シャフベルク鉄道のふもと駅
1893-1993
100 Jahre Schafbergbahn(アイン フンダート ヤーレ シャーフベルクバーン)
シャーフベルク鉄道 100周年
![](https://assets.st-note.com/img/1683931428584-HUTj4Jh9Mf.jpg?width=800)
向かって左が電気機関車 右が蒸気機関車と客車
行きは電気 帰りは蒸気に乗りました
![](https://assets.st-note.com/img/1683931513075-vrhvkv6dxh.jpg?width=800)
シャフベルク鉄道の始発電気機関車に乗って客席から蒸気機関車を横目に見ながら出発です!
![](https://assets.st-note.com/img/1684306931422-0E6jXoX6gK.jpg?width=800)
シャフベルク鉄道の始発電気機関車は湖をしり目に高度を上げていきます
それと比例して頂上への期待もどんどん高まっていきました
40分ぐらいでシャフベルク山の頂上へついた。ところがあたり一面霧がひどくて何も見えない。頂上のレストランで紅茶を飲んで時間をつぶした。やっと少し霧が晴れてきて雨も止んだので外へ出た。(※3)
![](https://assets.st-note.com/img/1683931593123-iiZQgMLjkb.jpg?width=800)
晴れてきたのでシャフベルク鉄道の頂上駅より少し下の場所から見上げて写真を撮りました
頂上は1,732メートルと結構な高さです こんなところまで鉄道で来られるなんてすごい
なんと、待った甲斐があるいい見晴らしが目のまえにあらわれた。あたりは寒いが、どんどん晴れていく霧の向こうに、広大なパノラマが開けていた。(※4)
![](https://assets.st-note.com/img/1683931607590-BnfqYudVdO.jpg?width=800)
シャフベルク山の頂上付近から見下ろすと 手前にかわいい花畑や
下の方に途中の道や建物も見えます さらにその向こうにはヴォルフガンク湖が見えます
![](https://assets.st-note.com/img/1683931620571-ayHRiQT3EI.jpg?width=800)
シャフベルク山の頂上付近から遠くの方を見ると
オーストリアアルプスの山並みが目にはいります 空が曇っているのが少し残念ですが
![](https://assets.st-note.com/img/1683931815308-tY3KhrjjKh.jpg?width=800)
シャフベルク山の上から少しずつ体の向きを変えて3枚撮ってパノラマ写真風に貼りました
ヴォルフガンク湖の向こうにも山々が連なっています ほんと雄大な眺めです
しばらく頂上付近をうろうろして写真などを撮って、出発間際の下り列車に飛び乗った。(※5)
![](https://assets.st-note.com/img/1683931562379-6ejNo5uyJs.jpg?width=800)
頂上駅で待機するかわいいけど力持ちの蒸気機関車
レールの勾配に対応して水平になるよう後ろ側を高く作られていますね
![](https://assets.st-note.com/img/1683931550802-1V3yJB1pO3.jpg?width=800)
満員のお客さんを乗せて蒸気機関車が走ります
――つづく――
※1 朝はすがすがしく、湖からの風を感じながら朝食をとりました。
※2 昨日は最終便を逃したのですが、雨が降っていたし、夕方になっていましたのでむしろ今日の方がよかったと思います。。
※3 霧がいつ晴れるのか、どうなるのか全然わかりませんでした。標高1,700メートル越えの山で、昨日は雨だったので霧になるのも自然かもしれません。ほかの観光客をまねておとなしくしばらく待っていました。
※4 霧がだんだん晴れていって、周りの景色が見えてきました。そのときの感動を今も思い出します。
※5 もう少し頂上でゆっくりするか、途中駅まで歩いてもよかったのですが、帰りは蒸気機関車に乗りたいこともあったのでそうしました。
※標題画像は、湖畔の街ハルシュタットです。
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