人が自分の生命とよんでいるもの、すなわち誕生以来の生存は、決してその人の生命ではなかったのだ。生まれて以来現在の瞬間までずっと生き続けてきたという観念は、意識の欺瞞であり、……理性的な意識がめざめる際に過去の生命についての観念が作りあげられたのである。
トルストイ『人生論』第七章
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