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新卒1年目の学び

はじめに

株式会社リンクアンドモチベーション(以下LM)のはるかすと申します!
モチベーションクラウドシリーズを開発している部署で、カスタマーサクセスに関するオペレーション設計を行っているユニットに所属しています。

2023年にLMに新卒入社して1年が経ったので、
この1年間での私自身の学びをご紹介できればと思います!
LMの新卒1年目の実態や、新人が直面する壁についても参考になると幸いです。

配属後の仕事内容

4~6月の全体研修、7~9月のプログラミング研修を経て、10月から配属になりました。そこからの半年でやっていた仕事は主に2つです。

①お客様を表彰するアワードの事務局

LMでは、モチベーションクラウドを活用して組織改善に取り組んでおられるお客様の取組を表彰する、「Best Motivation Company Award」というものを年に一度開催しています。

そのアワードの事務局として、
・お客様、社内への連絡(アワードのオペレーション)
・既存でお取り引きしているお客様を直接招待するために、担当コンサルタントからの呼びかけをしてもらうことへの旗振り
を行っていました。

②ヘルススコアの運用
こちらはアワードとはまた違う仕事で、
ヘルススコア(ざっくり言うと、お客様のモチベーションクラウドの活用状況)をもとに、担当コンサルのみなさんにアクションを促す、というものも並行して行っていました。

2つの仕事の共通点として、「自分ではなく人(主に目上の方)に動いてもらう」のを推進する仕事に1年目から携わらせていただきました。

実はあった1年目の不安、戸惑い

LMは組織コンサルの会社、ということで、コンサル配属になる予想で入社していた私は、プロダクト開発の部署に配属になった際は戸惑いも実はありました。

その当時思っていたこと↓
「熱い思いを述べてLMに入ったのにお客様と直接関わらない部署!? 控えめでお客様と関わるのに向いてないと判断されたのかな...もやもや。」

「お客様対応経験のない私が、コンサルのみなさんにアクションを促す立場に立って良いものなのか....?お客様を直接知らないのに偉そうにものを言っていると思われそうで怖い。」

こんなことを感じていたあの時の自分に学びを共有する、という視点で1年目の学びを棚卸ししていきます!


学びの棚卸し

①人に動いてもらうためには、まず「相手を知りにいく」ことが大事

一方的な業務連絡だけでは、自分も相手と打ち解けられず、相手にも気持ちよく動いてもらいにくい、というのがまず1つ目です。

Before
社内で色々な呼びかけをしていく際、
「部署も違うし、話しかけに行くのも勇気が出ないし、1年目が先輩にアクション促すのきついな」
という心境で、ただ一方的に遠くから(業務的なチャットなど)要望するだけで、お互いに顔と名前が一致していない機械的な対応しか出来ていませんでした。

取り組んだこと
その後意識して取り組んだことは3つ、
・現場(コンサル)の皆さんを自主的に集めてキックオフミーティングを開催
・出社して、明るく挨拶+ちょっとした感謝を伝える
・困っているところがないか個別で話しかけに行き、対策を一緒に考える
です。
目的や役割、アワードを通してコンサルの皆さんと成し遂げたいことを伝えたり、相互理解を深めたりしました。
リモート環境で呼びかけるだけでなく、出社して直接話しかけにいくことで、お互いに顔と名前が一致し、少し壁が取り払われて、みなさんの視界や考えていることが少しづつ見え始めました。

「相手に動いてもらうのが申し訳ない…」というようなネガティブな気持ちではなく、
「私自身もこのアワードを盛り上げていく1人として、みなさんにアワードの魅力を発信する、とポジティブに捉えよう」
と、自分の中での認識を変えて、自分からフレンドリーに関わりに行くよう心がけるようになったのがきっかけです。

After
相手の状況、思いや、そもそもの雰囲気を知れたことで、自分も使う言葉の表現や、コンサルのみなさんに配慮したコミュニケーションの方法・タイミングを掴めてきて、変な不安が解消されていきました。

そして、少しづつ、こちらからのお願いも相手に通じやすくなった気がしています。「動かなきゃと思っているが、他の業務もありなかなか動けていない」状態を知りに行くことができ、相手の状況に寄り添いながら背中を押すことができたのかなと思っています。

②相手は自分の鏡かも

①での学びに付随して、「相手は自分の鏡かもしれない」と立ち止まって考えてみることは大事だな、と改めて感じました。「相手がフレンドリーに関わってきてくれないな」というときはたぶん自分も相手からそう思われてる可能性も高く、受け身になっている状態なんだなと…

どんなにポテンシャルがある人でも、どんなに良い環境にいても、自分から働きかけて求める環境を作って行かないと、「相手がこうしてくれればいいのに」だけが増えて、「仕事を楽しむ」を実現できない。自分のやりたいことの実現や、所属する組織の可能性の最大化には繋がっていかないんだな、と(頭ではわかっていたつもりでも改めて)身に沁みる学びでした。

「相手は自分の鏡」というのは入社1週間目の研修でも教わったな、と思い出しました。「わかる」と「できる」はやっぱり違いますね…

③「これがやってみたい、これは納得できない」は新人でも健全に持っておいて良い。「発信してすり合わせを行うこと」が大事。

1年で一番変わったなと思うのは「勝手な思い込みで自分を苦しめることがほぼなくなった」ということです。

Before
自分の中で、
・「たぶん」これを求められているので、やるべき
・「たぶん」これは求められていないので、やらない方が良い
など、「誰にも言わないで察して行動すること」こそが美徳だと思っていました。

最初は、お客様に直接寄り添う仕事ではないというところから「組織内の役割として与えられてもいないからできないんだな、やってはいけないんだな、この先のキャリアどうしよう…」と思いこんでいました。
誰かに自分への期待を確認したわけでもなく、自分の中の妄想で自分の範囲を狭めていたな、と今になって思います。

また、
・他の人と比べて与えられた仕事がうまくいかない
・他の人がやっている仕事の方がキャリアに役立つのではないかと思う
という気持ちを、一人で抱え込んで解決しようと思っていたので、苦しくなっていた時期もありました。

取り組み
部署内外問わずいろんな方と1on1をさせていただき、自分の仕事やこれからに対する不安、うまくいかない悩みなどを、自分の気持ちを赤裸々に発信しました。

「なかなかうまくいかなくて、これが本当に自分に向いているのかわからない」
「自分は他にもこれをやってみたいが、今何を求められているのか」
を正直に発信しました。

After
周囲からの役割期待をすり合わせたことで、現在地を知って変な焦りを落ち着かせることができました。
また、たくさん1on1をさせてもらった中で、自分がこの先やってみたいことってまだちっぽけで、見えてない範囲もたくさんあるなと気づけました。

ですが、「やってみたいこと」を普段の業務に結びつけていくことについては、きちんと自分から発信や宣言をして擦り合わせられると、ちゃんと背中を押してくれる組織なんだなと同時に気づきました。

今では、疑問を感じた時や相手が自分に対してどう思っているのかわからないときに、勇気を持って直接すり合わせに行くことができるようになっています!

1年働いてみて思ったこと

「得意を活かす」は1年目など新しい環境では価値発揮するのが難しかったり、自信を無くしたりするかもしれないのですが、「好き/興味/成し遂げたいこと」は自分の軸として持っていていいなと思っています。

私の場合は、個人に寄り添って背中を押すのが好きなことと、関わる相手に人生を少しでも前向きに過ごしてほしい、という思い、これはどの仕事でも大事にして行きたいと思っています。

1年目の私にアドバイスするとしたら、
自分なりの言葉で興味/想いを少しずつ宣言をして、言行一致な行動を積み重ねていこう」です。
やってみたいことや大切にしたいことを自分で宣言する
→その役割を全うする
→信頼を少し得られる
→信頼残高が溜まってきた時に、応援してくれる人が増える
のサイクルで、自分にとって面白い仕事ができるようになっていくのを少し実感し始められているなと思います。

まだまだ私も発信しきれてない部分もたくさんありますが「相手に寄り添って、その人の成功の背中を押す」点で、ポジションを取りに行きます!
抽象的ではありますが、この場をお借りして宣言します。

なぜLMにいると学びが多いのか?

すごく学びの多い日々だと私も感じているのですが、
2024年5月10日時点で、Openworkの口コミでもLMは「20代成長環境」の項目が5点満点中の4.9点、と高評価されているところもあるので、「LMの成長環境」に関わる文化/制度ついても一部紹介できればと思います。
(挙げ始めたらキリがないので、ここではほんの一部です…!)

まず、3ヶ月を1年と捉える独自の時間観で動いており、濃い時間の過ごし方を意識できている部分が大きいです。

「世の中の3カ月はリンクアンドモチベーションの1年」といった独自の時間観を共有し、時間に区切りを入れることで、より濃い時間の過ごし方、スピーディーな事業展開の実現を目指しています。業績管理、目標設定、人事評価、報酬改定、賞与の支給、全社総会の実施、ピットイン休暇の取得(年末休暇としての3連休)など、組織運営上の区切りをすべて3カ月単位にそろえて、すべて年4回行っています。

引用:https://www.lmi.ne.jp/about/organization/change/institution.html

また、3ヶ月ごとの評価も、パフォーマンスに対しての評価の他に「ストレッチ目標」というものがあります。ストレッチ目標とは、個々人がこの先成長課題になる部分を乗り越えるために、自分で設定する目標です。その達成に向けて意識することで日々の行動が少しづつ変わっていくことを期待して、立てています。

実際私の直近のストレッチ目標を共有すると↓です👀

1年目10~12月:「オープンはるかす」
→自分の中で意見を閉じずに、積極的に疑問を発信して相手からわかりやすい新人になる
1年目1~3月:「相手を知り、楽しむ!」
→相手からどう思われるかを気にしすぎる点について、自分から心理的安全性を作りに行く行動をする
2年目4~6月:「触媒戦士はるかす」
→プロダクト部門とコンサルタントの架け橋(触媒)になる人材になるために、プロダクト/データの観点で貢献できることを見つけに行く

※キャッチフレーズは、自分のテンションが上がるような表現にしよう!となっています。

「パフォーマンス目標:ストレッチ目標=1:1」と創業時から設定されていることからもわかるように、会社としても、その時点での成績だけでなく、将来の成長につながる個々人の行動に期待をしています。

実際1年過ごしてきた身としても、自分での内省をする機会や周りからフィードバックや期待をいただく機会を、新人のうちは特に多くいただいていると思っています。

立てた目標に対して自分に厳しく行動する社員ばかりかつ、手を上げたら若手でも挑戦の機会をもらいやすい環境なので、成長のサイクルがますます回っているのだなと1年を通じて改めて感じました。

最後に

最初に思っていた不安はどうなったのか?

→おかげで解消されました。

入社当初は、自分が直接お客様に関わることでしか「相手に寄り添って、日本により良い組織状態の会社を増やしていく」に繋がらないと思っていましたが、コンサルがお客様に提供できる価値のブラッシュアップに向き合っていくこと、その過程でコンサルのみなさんに本気で向き合っていくこと、にはすごくやりがいが出てきているところです。
(色々アクションした結果、社内の部署横断で仲間が増えてきているのも、人見知りだった私にとっては働きやすい環境を作ってこれたなと思っています)

「相手を知り、周りにも頼りながら、自分で一歩踏み出して不安を解消していくのが大事」が1年目の学びの総括です!

どんなに良い制度が構築されていても、受け身では得られる物が少なくなってしまうんだな…と改めて「気を引き締めていこう〜〜」と書いていて思っています。

今後の抱負

社会人2年目が始まったので、相手を知りにいくことに加えて、自分の専門性も獲得していきたいと思います!
現場のコンサルタントに「寄り添う」だけでなく、プロダクト部門にいるからこそ提供できる「新しい観点をコンサルに提供」して、結果的にもっと多くのお客様の組織変革を支援できる状態を、LMとしても加速させていきたいです。

わかること・できることが増えてくると、ますます仕事が楽しくなってくるはずなので、次回は業務で成し遂げたことを投稿できるようまた頑張ります!

※私が所属しているプロセスデザインユニットの他の記事はこちらから


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