見出し画像

自給暮らしと保存食



暮らしと保存食の関係性は、
大昔から人間が生きていく上で、切り離すことのできないものです。

保存食の文化が発展してきたことにより、
遠方への航海が発達、
様々な文化の交流がなされ、
現在のいつでも安定した食の供給へと繋がっている、と考えると、
ここまで食文化を発達させてきたご先祖様たちには、頭が上がりませんね。

地域ごとに、
収穫できる作物や気候、保存しておく期間も異なることから、
その土地にあった保存食づくりの文化が継承されてきました。

私は山形で生まれ育ったのですが、
以前「山形の郷土料理」という本を目にした時、
普段食卓に並べてくれた料理が、その土地に根ざしていたとこに気がつき、
小さく感動した記憶があります。

もう一つ、保存食について私に大きな衝撃を与えた出来事があります。
それは、自分で畑で野菜を育てるようになり、
畑で育てた野菜を収穫して、日々の食事を作ったり、
保存食をつくるようになった時です。

塩蔵、糖蔵、勲蔵など、様々な保存食の方法があること。
「保存食」というとちょっと難しそうなイメージがあるけれど、
やってみると意外と暮らしに馴染むような、基本的にはシンプルな工程であること。

少しの工夫で、畑で収穫した野菜たちが1年以上保存可能になる。
なんて、魔法のような方法があるなんて!と。


畑では、野菜たちを安定して収穫するために、少し多めに収穫できるように作ります。
その余った野菜たちは、お裾分けしたり、食卓にもたくさんいただいたりするのですが、
それでも余る分は、冷凍するしかないかな‥でも、冷凍庫のスペースは限界があるなあ‥と悩んでいた私に、
「常温で!保存可能」な保存食は、
本当にありがたく、魔法のような方法に感じました。

これで、無駄なく美味しく、野菜を食べられる!!

そんなわけで、
晴れた日には干し野菜を干し、
野菜がどさっと収穫できた際にはせっせと瓶詰めを作り‥
という、私の自給暮らしの中でも重要な時間として、
保存食ライフが始まったのでした。

自給暮らしには切っても切り離せない保存食。
このノートでは、
簡単にできる保存食のレシピや、使い方、道具などについてシェアしていけたらと思っています。

ご興味のある方、ぜひお付き合いください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?