「組織と働き方」をテーマとした勉強会の開催
こんにちは。
先月は佐宗邦威さんを招いて、不確実な時代の中で、個人としてはどのように心がけるべきかというテーマで勉強会をしました。これがとても素晴らしい内容で、私は当日は運営スタッフであることを忘れて聞き入ってしまいました。初回にもかかわらず予想以上に大盛況で、やっとVUCA Laboとして出発点には立つことができたのでは自負しております。
この勢いで次回は嘉村賢州(著書「ティール組織」の解説者)さんを招いて組織と働き方に焦点を絞った勉強会を行います。5月20日に開催するのでぜひ、こちらへもご参加いただけますと幸いです。
▶申し込みはこちらのPeataxからお願いします。
「不確実な時代における組織と働き方」がテーマ
COVID-19の影響で世の中はこれから一体どのぐらい変わるのでしょうか?日本の中を見渡すだけでも、既に先行きが見えず、路頭に迷っている企業や家族もいると思います。海外を見るとクーデターや国際戦争に発展するぐらいの混乱様です。困っている方々への協力や支援はとても大切なのは間違いありません。ただ、それだけではいつまでも厳しい状況を抜け出せないのが現実です。
例えば、さまざまな変化を柔軟に受け入れれるようになるレジリエンス力などがどんどん大切になっていくでしょう。個のレジリエンス力についてはマインドセットを硬直型からしなやかへと意識改革する特訓などがおすすめです。
では企業や働き方についてはどうすればいいのでしょうか。そこにはティールのような自然の中での生命体として溶け込むような組織体質などが参考になるのではないでしょうか。
書籍「ティール組織」を読むのには1カ月かかった
私は、「ティール組織」という本を発売日と同時に購入しました。気づくともう2年以上も前のことなんですね。この本はページ数が多くて、内容が壮大で、かつ企業の事例も多いのですがあまり統一感がないため、最初はこれは全部読めるのかなと言う不安が頭をよぎりました。ただ参考にすべきことが本当に多いんです。ありすぎるが故に頭の中がなかなか整理しきれませんでした。それでも紙とKindleから何度も読んで(本の内容はいつもバラバラに読んでますw)、だいたいこのあたりがポイントだというところまでたどり着けたので、Amazonレビューをアウトプット先にしました。
以下が、感想を書いたAmazonレビューのリンクです。投稿した時点では、僕の前に3人ぐらしかレビューがいませんでした。早かったせいで111人もの人から役に立ったと評価をされました。
イラスト解説本も読んで復習
イラスト解説本が1年後ぐらいに発売されたのでこちらも真っ先に買いました。こちらは復習のため、というか自分の理解が正しかったかを確認するためにうです。先にこれが読めば、ここまでパワーを使わずに済んだはずですが、そうするとここまでティールへ執着できなかったかもしれません。その理由は、この本には原書ではベースネタとしてしか触れられていなかったものが結構しっかり書かれているんです。それは私がもう一つ興味を持っているインテグラル理論についてです。インテグラル理論とは、人間同士の違いや多様性を理解し合いつつ包含や統合させる手法ですが、これを語り出すと止まらなくなるので、別の機会にnoteへ書きます(入門編もおすすめです)。
こちらもAmazonにレビューしていたのでurlを紹介します。
自律型分散な組織(ティール)と技術(ブロックチェーン)の親和性に興味を持つ
さて、私がティール組織にここまで私が執着してしまった理由ですが、それはブロックチェーン技術での実現例としてDAO(Decentralized Autonomous Organization,自律分散型組織)があり、ティールとの親和性が非常に高いと思ったからです。
この本を読み終えたのは今から2年ほど前ですが、妄想し始めると私は止まらなくなってしまい、ひたすらこのテーマで調査や分析をし、実装までチャレンジしました。
また、自律分散社会フォーラム(DASF:Distributed Autonomous Society Forum)の会員でもあるため、そこでDAOとティールについて講演もしています。会社でもブロックチェーンについて研究しています。この暴走についてはさまざまな勉強会での発表資料などをご笑覧いただければと思います。
2年前の資料ですが、それぞれの組織形態の中で影響すると思われる本を、自分なりにピックアップしているところが気に入ってます。
「DAO×ティール組織」のテーマで大学や企業で発表
こういった発表をしていると、大学(東工大、BBT、GLOCOM、他)や大企業からもオファーをいただきました。
仕事ではブロックチェーンプロジェクトに直接関わってなかったので業務としてではなく、会社へ承認を取り、有給をとって個人として発表してきました。改めてふりかえると、業務に直接関係がなくてもいろいろ協力してくれた前職の上司達には感謝の気持ちしかありません。
たかが個人の活動ではありましたが、日本は過去にWinnyなどの実績もあったので、こういった分散型の技術を磨くのは得意な文化なはずと信じており、今でもそういった活動をしています(今は会社としてしっかりやってます)。
次回の勉強会は人同士の関係がテーマ
個人的な興味の話題ばかりで方向がずれてましたが、今回の勉強会はブロックチェーン技術とは関係がありません。もっと人同士での自然体な取り組み、あるいは生命同士の反応によって適応していく方法などを学びあえる場になるのではないでしょうか。また、ティールの前身といわれているホラクラシーなども国内では既に取り入れていく企業があるのでそういった事例などを共有してもらえるとたくさんヒントが得られそうですよね。私は4年前にダイヤモンドメディアという会社に所属していた佐々田さんと知り合い、その時に彼の所属する組織やホラクラシーの話を聞いたとき衝撃を受けた記憶があります。当時私はメガバンクの研究所に勤めていたので真逆の組織にいたのでなおさらでした。ホラクラシーの事をしらなければティール組織にも出会えなかったかもしれません。
現在は嘉村さんの本を攻略中
今回も相当深いテーマになるのは間違いないのですが、一つのヒントとしては嘉村さん達が、今年発売した本の内容が参考になるのではないでしょうか。組織にはそれぞれの文化があるので、これだという答えはないはずですが、歴史の繰り返しのパターンや、新しい社会への適応方法などを参考にしつつ、自分たちのビジョンをどのように利他へと結びつけ続けれるかというのが参考になるはずです。
"インタラクティブな場"の実現に期待
上記以外にも、勉強会を開催するVUCA Laboを共同で立ち上げた新井さんと、今回のゲストである嘉村さんは両方ともプロのファシリテーターなので、参加者を巻き込みながらインタラクティブに勉強会をするところにも期待です。毎回、お土産が多すぎる勉強会は5/20です。みなさん奮ってご参加ください!
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