見出し画像

香川ファイブアローズ2年目

○あらゆることを逆転させた

香川ファイブアローズでの1年目は、とにかく
我慢、苦悩の日々だった。

それに伴い、自然と不平不満、愚痴などが増えていた。

また自分のなかの思考もネガティブなことが多く、人に対しても疑心暗鬼になって孤立していた。

そんな1年目を送ってしまったが、2年目に入るにあたり、『何かを変えなければ』と思い、1番初めに行ったことは、【自分にベクトルを向ける】である。

プレイタイムが少ないのも、自分の実力不足。

じぶんの役割がこなせないのも、練習不足、自信が持てるほどやり切ったのか?

チームの居場所がないのは、自分の言動や態度が悪いのでは?

と他人のせいにするのではなく、まず自分を見つめ直すことにした。

自分にベクトルを向けるために、今までやってきたこと、とってきたことなど、あらゆる面で発想や行動を逆転するようにした。

ネガティブな考えがよぎったら、ポジティブな考えになるように置き換えたり、自分が苛立った時に笑顔を心がけるようにしたり、と変えてみた。

はじめたばかりは難しかったし、違和感があった。

また、周りも最初は1年目のぼくと同じような態度で接していた。しかし、時間が経つにつれ周りの接し方が少しずつ変わってきた。(これはボクの思い込みかもしれないが)

それまでいじられることなどほとんどなかったが、いじられるようになった。
(これまではいじるとキレるかも、という不安があったのだろう)

周りとの関係が変わってきた段階で、プレータイムや自身のプレーにも少しずつ変化が起こってきた。

これまではベンチ外、アウェイは連れて行ってもらえないなどがあったが、2年目はすべての試合に帯同しユニフォームを着た。

さらに、シュートが当たる日も少しずつ出てきて、自分の役割を少しだが果たせるようになってきて、このタイミングになったら使ってもらえる、と計算ができるようになった。

結果、59/60試合出場することができ、1年目と比べると大幅にプレータイムもスタッツも伸ばすことができたし、周りとの関係性も少し改善することができた。

○周りとのコミュニケーションが変わるきっかけ

これは、チームスポーツだからこそかもしれないが、独りでやることほど成長を妨げるものはない。

オフェンスはたった一つのボールを5人でつないで、信頼してパスしてそのパスを受けた人がシュートを打って決めるし、ディフェンスも個人で守れる人はかなり少なくて、チームルールを遂行してチーム全員で守る。

1人が違う考えやルールを破ってしまったら、それはもう脆いチームだし、繋がらない。

1年目のぼくは、そのチームの輪を乱すような行動を取っていたが故に使われなかった、ということに気づいた。

2年目からは、積極的に自分から話しかけるようにし、コミュニケーションを取ることを意識した。

本当に不思議なもので、コミュニケーションをとるほど、ディフェンスでのポジションが理解できるようになったし、オフェンスでもタイミングが合うようになった。

これはお互いが『信頼』関係にあるからだと思う。片方の信頼が無いと、それだけでチームを崩壊させてしまう。

こうして、2年目は1年目のやってきたことを逆転させることによって、大きく変わった1年になった。

いまバスケだけでなく日常生活やお仕事で悩んでる方がいらっしゃったなら、他人に目を向けるのではなく、自分に目を向けてみてはいかがでしょうか?

自分が取っている行動や言動が相手を不快にしている可能性があります。

自分にベクトルを向けることは難しいことでもあります。いままでやってきたことを見つめ直すという行動が必要だからです。

最初は受け入れられないかもしれないけれど、そこでやめてしまったら、今後変わらないままでいつまで経ってもグチグチと不平不満を言っているかもしれない。

本気で変わりたい!!!どうにかしたい!と思ったなら、いますぐに自分にベクトルを向けるようにして自分を変えてみよう!!!

以上

画像1


この記事が参加している募集

頂いたサポート支援金は、バスケで困っている子どもたちのサポートをするために使わせて頂きます。