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ゆるいヨガ哲学講座13イシュヴァラプラニダーナ(祈念)調和して生きる知恵

あたたかい、砂浜の上で寝っ転がっていると想像してみてください。

背中がぽかぽかあたたかく、遠くから波の音が聞こえます。

雲一つない、真っ青な青空。まぶしい太陽の光が降り注いでいます。

あなたの他には誰もいない。

そんな安全な場所で、ゆったりとした呼吸を味わっています。

大自然につつまれて、空気に溶け込むような感覚。

ぼんやりとして、ぽか~んと何にも考えていない。


何とも言えない、ここちよいひと時。

大自然に、身を委ねているとき、ちっぽけな自分の事などどうでもよくなった、そんな経験はありませんか?

どうも。

ぼんやり大好きべっしーです(^^)

ゆるいヨガ哲学講座第13回をお送りしますね。

ヨガのマインドセットである基礎編は本日で終了になります。

ここまで、毎日読んでくださって本当にありがとうございます!(今日たまたま読んだというあなたも最高です!良かったら第1回から読んでみてくださいね!心が穏やかになってきますよ。)

あなたは「毎日自発的に文章を読んで学ぶ」という習慣が身につきつつあります。

これは、かなり凄いことです。

だって、あなたのまわりで自発的に学習している人、いますかね(笑)

しかも、心を穏やかにして本当の自分を知るというテーマのヨガ哲学を学んでいるなんて人口の0.1%くらいではないでしょうか?

ようこそ!コチラ側の世界へ。

さて、今回のテーマは、いつも文章で伝えるのに苦労するイシュヴァラプラニダーナ(祈念)です。

なるべくわかりやすく伝える努力をしますので、付いてきてくださいね!

イシュヴァラプラニダーナ(祈念)の事が理解できると、ゆるむのがとっても上手になって生きるのがらくになってきますよ。

イシュヴァラプラニダーナ(祈念)とは何か?

イシュヴァラは「宇宙を動かしているもの」プラニダーナは「共に生きる」という意味です。

ヨガでは、宇宙を動かしているものを【神】と定義しますので神と共に生きるという意味になりますね。

インドのヨガ行者は「私は今シヴァ神と手がつながった!!」と手を上げたまま一生を終える人もいます(!)

現代日本人である私達には、何かの宗教を信仰することにあまり馴染みがないのでこの感覚がわかりにくいんですね。

「神?頼れるものなんて何もないでしょ…。」

「自分ひとりの力で生きなきゃならない!」

と「大いなるもの」と「自分」を隔ててしまうので、安心できる場所が無くストレスをためて生きにくくなっているように思います。

イシュヴァラプラニダーナ(祈念)を意識するとどうなるの?

ヨガの根本経典「ヨーガ・スートラ」にはイシュヴァラプラニダーナについて以下のように書かれています。

「神にすべてをゆだねることにより、サマディは達成される」

「…。」

「神を信じなきゃいけないなら、もうヨガはいいです。」

「サマディって何よ。」

ここで辞めてしまったら、もったいないです!

神という言葉を大自然に置き換えてみましょう。

そして、サマディは「悟り=本当の自分を知る」です。

大自然にすべてをゆだねることにより、本当の自分を知る

これだと、ギリOKな感じがしてきませんか(笑)

大自然(万物の根源的なもの)に対する畏敬の念を抱き、感謝しましょうという教えです。

感謝=人の本質=本当の自分を知る=悟り=差取り

本当は、「大宇宙」と意識を拡大したいところですが基礎編なので大丈夫です(笑)

イシュヴァラプラニダーナを頭の片隅において生活すると、個人視点の意識から、大自然(万物の根源視点)で物事を考えられるようになりますよ。

また、ヨガ哲学の教えでは、自我(エゴ)を小さくすることが推奨されています。

ゆだねる=ゆるむ=ゆるす

大自然にゆだねると、ものすごい安心感を感じゆるみます。

「ゆるむ」と、まず自分を「ゆるせる」ようになります。

そして、自分を「ゆるせ」たら、まわりの人も「ゆるせる」

自分とまわりがしあわせになるように行動できるようになると、らくに、しあわせに生きることができるようになりますね(^^)

私もまだまだまだまだまだなので、一緒に成長していきましょう!

イシュヴァラプラニダーナ(祈念)を実践する方法

【自分】がまわりのものすべてに生かされているという事実をよく観察してみましょう。

・空気
・水
・食べ物
・家
・服
・家族
・隣人

大自然が与えてくれている、空気、水、食べ物。

よくよく観察すると、大自然が与えてくれているものを加工して生きていくのに必要なすべてのものが他者によって作られていますね。

そして、私達の身体も、本人のやる気に関わらず、一時もサボらずに命をつないでくれています。

この事実に気づけたら、自然に感謝の念が湧いてきます。

そして、この感謝の念をもちながら、仰向けで寝転がって満点の星空をイメージしてぼんやりしてみましょう。

実際にみれるなら最高です。


何にも考えず、ただただポカーンとしましょう。

宇宙の広大さに思いを馳せる。

遠くの音を聞くように耳を済ませていきます。

「…。」

「…。」

「ハッ」

っと我に変えるまでの、空白の時間。


その時あなたは、大自然の一部に戻っていたのです。

かの有名なヨギ中村天風先生は、「ブザー」や「おりん」の音を用いてこの感覚を再現する安定打坐法を推奨しています。

そして、この安定打坐法を解説した音声がこちらです。

何回聞いたかわからないくらいに、聞きました。

天風先生は、この講義で宇宙真理について明快に語られています。

私のバイブルのひとつですね(^^)

道に迷いそうになった時に聴いています。

【自分】は大自然の一部であることをときおり思いだす

先ほどの、生かされているという感謝の念をもちながら、星空をみるイメージや安定打坐法をしたりして時折【自分】は大自然の一部であったことを思い出すとゆるみます。

視座を高くもちましょう。

そうすると、いま自分が悩んでいることがちっぽけなものと気づくことができます。


自分は大いなる自然の一部であり、その循環の中にいます。

自分勝手な振る舞いは、調和を乱すので循環からはじかれ、大自然から孤立してしまいますね。

反対に自我をうすくして、ゆるんでいると、その循環の中でスムーズに流れていきます。

大自然にゆだねてゆるむゆるせるようになります。

ゆるゆるして、よき流れに乗っていきましょう(^^)

「ゆ」ばっかりでクドいですね(笑)

私は「ゆ」という言葉が大好きなので、ご容赦ください(^^)

これにて、ゆるいヨガ哲学講座基礎編を終了いたします!

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今日もゆったり呼吸で穏やかな1日をお過ごしください♪




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