ゆるいヨガ哲学講座⑦アパリグラハ(不貪)必要以上に持たない幸せ
どうも。
ヨガ式習慣専門家のべっしーです(^^)
ゆるいヨガ哲学講座第7回をお送りしますね♪
前回紹介したブラフマチャリア(離欲)と重なる部分がありますので、まだ読んでおられない方は一読いただけると理解が深まりますよ。
今回の講座を学ぶことで、必要以上に物を持たないことによって本当に必要なものが何かわかるようになります。
「気がついたら部屋が物で溢れかえってる!」
というあなた、必見の内容ですよ(笑)
アパリグラハ(不貪)とは何か
アパリグラハとは文字通り、貪らないことです。
はじめて先生からアパリグラハについて教わった時、
「貪るとか!そんなにガツガツしてないし…。」
と反射的に不快な気分になりました。
「お前はなんて賎しいヤツなんだ!」
と言われた気分になったのですね。
そして、家に帰って自分の部屋をみると
・すぐに使わなくなった健康器具
・包装がとかれていない洋服
・結局1回しか履いていないズボン
・積まれた本達
・やらなくなったゲーム
・空きペットボトル
・ゴミ
買った時よりも価値が無くなったモノのオンパレードでした。
自分は物欲が少ない方だと思っていましたが、それでもかなり不要なものがありショックを受けました。
アパリグラハ(不貪)をするとどうなるの?
ヨガの根本経典である「ヨーガ・スートラ」にはアパリグラハについて以下のように書かれています。
「アパリグラハがゆるぎなくなると、人生の目的が照らし出される。」
人生の目的が照らし出される!!
パワーワード来ましたね(笑)
人生の目的がわからないと、生きていてもなかなか充足感が得られないですよね。
アパリグラハを実践してもっと欲しいという貪欲が無くなると、本当に必要なものが見極められるようになってきます。
そうなると、本当に必要なことに時間とお金を使うことができるようになりますよね。
アパリグラハ、ちょっと気になってきたのではないでしょうか?
アパリグラハ(不貪)の実践
たとえば、ついつい洋服を買いすぎてしまう人は、次のように自分に問いかけてみてください。
「その服を買うことで自分はしあわせになるだろうか?」
一呼吸おいて、考えてみます。
「そういえば、同じような服が家に何着もあるな。」
「それも、ほとんど着ていないし。」
「本当にこの服が欲しいのだろうか?」
「ストレスを解消するために、買おうとしていないか?」
一度、姿勢を正してゆったりとした呼吸をしてから、それが本当に必要かどうかを冷静に判断するのがアパリグラハの実践です。
この冷静な判断は、快適な姿勢とゆったりとした呼吸が身につくことで精度が上がっていきます。
必要のないものは受け取らないのがアパリグラハ
タダであっても、必要のないものは受け取らない方が良いです。
とくに無料の情報とかを無作為に集めだすと、何をすれば良いか分からなくなります。
いらないものを買ったり貰いすぎると部屋がゴミ溜めになるように、目に見えない情報も溜め込むと頭の中がノイズだらけになって混乱します。
「情報の質は人生の質」です。
感性を磨いて取捨選別していきましょう(^^)
アパリグラハを実践すると人生の目的が見えてくる
アパリグラハの教えを気にかけて、日常生活を続けていると時間とお金とエネルギーの無駄使いが減ってきます。
そして、使えるようになった時間とお金とエネルギーを自分の成長のために使うことができるように。
いままで、「これ習ったら楽しそう!でも、お金も時間もないから無理だなぁ。」と諦めていたことにもチャレンジできるようになります。
私もアパリグラハを実践するようになって、
・テレビを捨てた。
・雑誌買わなくなり、貯めていたのを処分。
・過度の間食をやめた。
・漫画も本当に気に入ったもの(作者を応援したい)だけ買う。
・服も本当に気に入ったものだけ買う。
・タバコをやめた。
・晩酌をやめた。
そして、新しく生まれた時間をヨガの姿勢と呼吸の時間に当てたり、高額で諦めていた講座を受講することもできるようになりました。
そして、快適な心身と人のために役に立つスキルが身につき、ヨガの講師にもなれて本業以外の収入も得られるようになりました。
さらには、思考のノイズが減ってきて本当に自分が何をしたいのかが見えてきて、会社を辞め開業し理念をもって活動しています。
真面目くさった自己紹介記事はこちらです(笑)
活動理念についても書いていますので、よかったら読んでみてくださいね(^^)
ゆるむことの心地よさを伝えたい
ゆるいヨガ哲学シリーズとして、ようやくヤマ(禁戒)について一通りの解説が終わりました。
ヨガ哲学って難しそうだけど、意外と日常生活に活かせる身近なものなんだと思っていただけたら、とっても嬉しいです(^^)
ニヤマ(勧戒)
私はヨガの実践や先生の施術を受けた時に、ゆるむことの快適さに感動し、生き方がガラリと変わりました。
「なんか、胸からいろいろ溢れるし、なんだこれ…。」
「呼吸をしているだけで、心地よすぎる…。」
「本当に他に何もいらないな…。」
先生はそれが「ゆるむ」だよ教えてくれました。
ゆだねて、ゆるむと、ゆるせる。
それは、「感謝」そのものでした。
私は、「いつもこの感覚で生きていたら、争いとか絶対おこらないだろうし、生きるのが楽というか、楽しいものになるだろうな。」と肚落ちしました。
私が垣間見た「感謝」そのものは、ほんの触りの部分でしょう。
それでも、人生観が変わるのに十分な出来事でした。
この体験をもっと深めたいし、もっと多くの人に体験してもらいたいと思って活動しています。
生徒さんからも、
「こんなに楽になったのははじめてです!」
「私も、ヨガをもっと学んでインストラクターになります!!」
「ゆるむって、めちゃしあわせな事なんですね!」
などと感想をいただけるようになってきて、本当に嬉しい限りです。
さらに呼吸と姿勢と瞑想の学びを深めて、もっと多くの人に「ゆるみ」を伝えていきますね。
あなたも「ゆるみ」体験してみませんか?
今日もゆったり呼吸で穏やかな一日を〜
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