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時代に惑わされない、本質を見破り時を超える思考法!

どうもこんにちは、あべこうです。

今回は、時代に惑わされない、本質を見破り時を超える思考法について考えていきます。

先に結論から言うと、「過去未来人を仮定」して今を見つめる方法です。この思考法を身に着けると、肩書きやお金などの「実は仮想なもの」に振り回わされず、本質的に物事を見る事が出来ます

そうなると、仮想通貨や年功序列などの背景説明が出来るようになったり、自らそのようなものを作ることも可能です。では、見ていきましょう!

基本的に必要な事は3つ

基本的に必要なこと3つあります。

1つ目は、基礎的な歴史知識です。

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そもそも論になりますが、過去現在未来を見る為には、超基本的な歴史の知識が必要です。

どのくらい必要かというと、各時代の流れの主要な出来事を言える事と、主要な人、そしてその人が何をやったか?を言える事が出来れば大丈夫です。

学校であれば、中学程度の歴史の知識で充分です。また、日本史・世界史どっちが必要なの?という疑問があるかと思います。その答えは、両方です。世界的な流れをみつつ、日本を見てみると日本がいかに特殊かがわかると思います。

ここで僕がオススメな文庫があります。高校の時に読んでいて、非常に短い割にスッと中に入ってくる、中学程度の歴史が簡単かつ短時間で復習できる本です。


この文庫は、語り口調でストーリーもあり簡潔に書いてあるのでとってもオススメです。通学通勤や空き時間にも読めるほど、単元別にも分かれてますので、時間が無い方にもオススメです。(高校の友達は30→60点までこの本を読んでました)

2つ目は、時代の流れを見る力

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基本的な歴史の知識を付けたら、次は時代の流れを見る力を養いましょう。また、単純に○○が起きた。次に○○が起きた。その次に....という「単純な流れ」で覚えるのではなく「背景理解」も忘れずに!!!

背景理解ってなに???と思う方も多いかもしれません。

例えば、第3次世界大戦はなぜ起きないのか?起きにくい理由を答えよ。という問いに対し、

第1次、第2次世界大戦で垣間見える各国の経済状況や雰囲気を考察し、その共通項を取り出してみると、今その共通項が抑えられていたり、またはその時代にとっては+の事も今では-になっているからやらない。という事がわかります。

すると、その共通項が将来抑えられなかったり、+になると戦争が起きやすい状況を見抜くことができ、そこに対しての解決策を考え対策ができます。

戦争が起きにくい要因を1つ挙げると戦争をしても国の経済が+にならない事が上げられます。なぜ+にならないかというと、おそらく国に必要な資源が変わったんです。

その時代は、各国近代化や国の技術を高めるためにお金が必要でした。しかし、今はお金よりも人的資源の価値が高まった。と考察できます。そして、その戦争は企業採用という戦場に変わっています。

というところまで考察できます。一例ですがまだまだ考えることを、歴史の流れと背景を理解するとできるようになります。

そうすると、よりリアルにその時代を想像することができ、時代を仮定することができます。


ちなみに僕は中学の頃漫画日本史+世界史を昼休みに読んでいました。教科書や文字中心の書籍より、漫画のほうが感情移入しやすくその時代に入りやすくなります。それは、同じ作品の小説版より映画版のほうが感情移入しやすいことと同じ原理です。


また、「文字中心は継続できない…けど漫画なら!」という方にもおすすめです。当時の僕は文庫どころか小説も読んだことがありません。ものすごく、文字が苦手でした。(結局:国語の点数は高校まで50%以上に行かなかった)

そういう方にも非常におすすめです!!!


3つ目は、その時代に自分が居るもしくは時代人を連れてくる想像力

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最後に、想像力です!上の1,2の知識が無いと厳しいです。その前提で話を進めていきます。

基本はその時代にあたかも自分が居る、住んでいると仮定想像する。トレーニング方法は非常に簡単で、ポイントは3つです。

1つ目は、仮定したい時代を考えます。2つ目は、その前後の出来事や時代背景そして、主要人物を思い浮かべます。3つ目は、誰になるか?を決めその人だったら何を思い、何をやるか?を考える。

以上の3つです。

しかしこれが、非常に難しい……

特に3つ目は知識やスキルという事ではなく、想像力と思考量です。想像しただけではだめで、考えまくる。意外とシンプルです。

また、想像力が無い...…から私できない...…という方もいるもしれません。そういう方は、漫画がおすすめですがお金がない!!!という方や、そこまでの資源を使えない!!そういう方は、時代ドラマや映画を見ると非常に想像しやすいと思います。作品は感情移入しやすいよう、作りこまれているのでその世界に入り込みやすいです!!!

時間がある方は、映画も良いかもしれません!!!

個人的な感覚としては、文章<<漫画<<<映画という感じですね。


事例:過去の人から今を見つめてわかる事

さて、実際にこのことをやってみましょう。

今回の事例は、宗教について考えていきましょう!

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宗教と言えば、昔からあるもので普遍的。世界には3大宗教があり、またその他宗教も各地域の特色に応じて発展してきました。

しかしどうでしょう?ある程度宗教が確立した現代において、「宗教は元々あり与えられたもの」と勘違いしてませんか?

そうなんです、宗教は実は「空想のもの」であり「今からでも作ることができます」。なぜそう言い切れるのか?そのことを証明するのに今回の思考法を使います。ここでは、何億年前の過去人をこの世に連れてきます。

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なんだか、テルマエ・ロマエみたいですね(笑)

想像してみてください。例えば、イスラム教の創設者と呼ばれる「ムハンマド」が「宗教って作れないよねぇ?」と現代人の質問を聞いたとしましょう。ムハンマドが言う言葉は、「そうだよね~」ではないですよね?

きっと、「え、今からでも作れるよ?」と答えるでしょう。

つまり、宗教は人が作った「想像上」のものという事がわかります。ということは、「今からでも宗教は作れる」ということが、この思考法でわかります。(宗教関係者で気分を害した方はすみません)

AppleやAmazonなどが、今風の宗教かと。ある意味ブランドも宗教ですね。という事は、宗教がわかるとブランディングがわかります。しかし、「宗教が作れる」事を知らないと到底無理です。そのことをこの思考法でみてください。

また、この思考法が使える有名なものと言えば「お金」ですね。なぜかは、考えてみてください。

事例:未来の人から今を見つめてわかる事

次に未来人から、今を見てみましょう。2100年の人類が2020年にタイムスリップしてしまった。ここで考えるのは「アナログ通貨がなくなり、デジタル通貨が広まる」理由です。

前提知識として、お金は信用の裏返しです。今のお金は国の信用の上で成り立っています。というと、国の信用がなくなるとお金の機能がバクります。

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この写真は、第二次世界大戦後のドイツの様子です。お金で遊ぶこの写真は有名ですね。全世界で見てドイツの信用が無くなったため、このような状況になりました。

さて、話を戻します。

データに紐づいたデジタル通貨と謎の紙と金属(アナログ通貨)。2100年の人々がどちらを信用するかは、もうわかりますね。あなたが初めての飲食店に入るときに取る行動は、帰ってきているお客さんに「このお店どうでしたか?」とインタビューするのではなく、近所の人に聞くわけでもない。

なら、どうするか?「食べログやホームページ」を見ますよね?若い世代では、Instagramなどを利用して探す人も多い。

何が言いたいかというと、「データを信用することはもう始まっている」という事です。そのような背景を見てみると、データに紐づいたデジタル通貨と謎の紙と金属(アナログ通貨)。2100年の人々がどちらを信用するかは、もうわかりますね。

このように、未来人を今に連れてきて考察してみると「今後このテクノロジーは来る」事がわかったり、市場の動向がわかります。そこに、深い歴史的洞察が加わると「そろそろイノベーションが起きそう」とわかります。

携帯電話が飽和していた時に、未来人を仮定して考えてみると「もうこれ以上の機能を付けるのは厳しい」と感じたり、「この商品は未来人は使ってない」と感じると思います。

そう感じた時が一番イノベーションポイント、チャンスです。

そのような機会を見つけたり、逃さないためにのこの思考法を身に着けていて損は無いと思います。

最後に

この思考法は「バックキャスト」とも、ムーンショット、LEAPシンキングとも非常に親和性が高いです

不確定要素が強い現代ほど、この思考法が求められると考えています。

質問がありましたら、ぜひぜひ来てください。

ではまた!





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