舞研のメモリー ~練習会編~

皆さんこんにちは。
プロ社交ダンサーの阿部巧太(アベコウタ)です。



最近は私が働くスタジオにも、ちょくちょく新たな学生の生徒さんが通い始めております。

その様子を見ていると、自分が学生ダンサーだった頃を思い出し何となく懐かしい気分にもなりますね。フレッシュで新しい風はとても刺激になります。



私が大学時代に所属していた舞踏研究部、通称舞研は、大学の課外活動の団体にしてはかなり本格的な活動をしています。

「サークル」ではなく「部活動」なので、割とガチな部類です。


ゆるめのサークルが数ある中、舞研はメンバーみんなで集まってダンスの練習を行う「練習会」を週2回行なっていました。これが舞研において一番レギュラーな活動です。

今回はそんな練習会についてのお話です。






以前も舞研に関する記事を書いております!
ぜひこちらからご一読ください!👇





練習会って何をするの?

さて、本題です。


練習会はどこの大学の舞研もだいたい週2回程度催しています。週2は特別な事情がない限りは必ず部員が集まり、みんなでダンスの練習をします。

それ以外の自主練習は各部員の自由です。大会に向けてほぼ毎日練習する人もいれば、学業やアルバイトとの折り合いを付けて無理なく取り組む人もいました。



中には練習会でなくても時間を決めてみんなで自主練する部もあります。
要は強制自主練です。

「それは自主練と言うのだろうか……?」という疑問は拭えませんが、そのくらい意識の高いところもあるということです。

現にそこは舞研界隈の中でも強豪で力のある選手も多く、話を聞く限り団体としても統制が取れているようです。

「大学生でそのような組織運営ができるなんてすごいなぁ、、、」と感心してしまいますね。それは強豪なのも頷けます。

ただまあ、自分が新入生だったとしても個人的にはその、、、
遠慮しますね、、、強制されるとやる気なくすので(笑)



余談はこのくらいにして、、、

練習会の内容とその流れはざっくりこんな感じです。👇


・ウォーミングアップ+筋トレ

・スタンダードorラテン練習会

・スタンダードorラテン練習会


そこまで特別なことはしません。他所の運動部と同じように、まずアップと体力作りをして、その後本格的にダンスの練習をします。


※この時点で「スタンダードとかラテンって何?」となっている方、申し訳ございませんが今回はその説明を割愛いたします、、、この辺りについて説明した記事は後日投稿したいと思います。。。



部活には1~4年生までが在籍しています。

1,2年生が練習生、3,4年生が上級生という分かれ方になっており、上級生が練習生の指導をするという形を取っています。

上級生は練習生がレベルアップするために練習会を運営します。ダンスのレクチャーをしたり、筋トレのサポートをしたりします。




こんな筋トレやってます!

一例として、プランクというトレーニングのサポートをご紹介しましょう。
プランクは以下の画像のようなトレーニングです。👇


プランク


見たことがある方も多いのではないでしょうか。舞研ではよく「エルボートー」と呼ばれていました。肘とつま先を床につくためですね。

練習生はこの状態をキープして体幹を鍛えます。みんなで掛け声を出しながら元気よく行います。


上級生は練習生のフォームをチェックしたり、余裕がありそうな練習生には上から押して更に負荷を掛けたりします。体幹を安定させることはダンスでも大切ですからね。

練習生の背中の上に上級生がまたがって大きな負荷をかけることもあります。場合によっては全体重でのしかかったりもしますね。

上級生は嬉々として馬乗りになりますが、練習生からすれば地獄以外の何物でもありません。



あとは、たまーに“逆転練習会”なるものも行われます。文字通り練習生と上級生が立場を逆転した練習会です。

後輩からしてみれば普段の恨み、、、ではなく日頃の感謝を先輩に伝える大チャンスです。

プランクの時は愛をこめて負荷を掛けますし、それ以外の練習メニューも精魂込めて先輩をサポートします(いじめます)。







、、、そんなこんなで毎回の練習会の中で部員同士の絆も深まっていき、部活にいることも楽しくなってきます。

練習会も舞研にいる間は何気ない日常ですが、思い返してみるとこういった日々が一番の楽しい思い出だなあと思います。

私が学生の頃はちょうどコロナが流行り始めた頃で、例年のような練習会が全くできない時期もありました。そういう意味では今の学生の子たちを羨ましく思う時もありますね。。。

現役の舞研人のみんなには、限られた舞研ライフを存分に謳歌してほしいものです。




では、今回はこのへんで。
ぜひスキ&フォローをお願いいたします!

次回もお楽しみに!


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