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フォロワーは、発信者よりも頭が良く賢い

webサイトやSNS運用、広告運用をしている中で何回も思い知らされるのは、『消費者やフォロワーの方が生産者や発信者よりも賢い』ということです。

賢いというのは偏差値や記憶力という意味ではなく、情報の取捨選択能力や自分に対して価値を提供してくれているかという判断能力が高いという意味です。

自分のことを一番知っているのは、自分ではない

「いや、自分を一番理解しているのは自分だろ!」と怒る人もいるかもしれせんが、フォロワーやファンの人って、本人以上にその人のことを知っていると思うんですよ。

文章から伝わる性格や心理、絡んでいる人間の特徴、自分でも理解していない欲求など、長い間ブログやSNSを見ている人には伝わっちゃうもの。

隠していても見透かされる

これは知り合いの話なのですが、彼は昔ちょっとしたインフルエンサーでした。
幅広いジャンルの投稿を続けていたので、おそらく彼のフォロワーは彼が持っている情報ではなく、彼の容姿や振舞い(?)が好きだったんでしょう。

かれこれ1年以上ネットを中心に活動し、順調にフォロワーや閲覧数なども増えていたそうです。

そんな彼は「もっと多くの人に見られたい」「お金を稼ぎたい」という人間らしい欲求が増し、行動が変わっていきました。

どのように変わったかというと、自分よりも影響力のある人に媚びを売り、自分よりも影響力のない人やフォロワーに対しては冷たく接するようになっていったのです。(本人から聞いた話)

これは結構よくある話だと思うのですが、彼は人当たりの良い性格だったので、当時僕にはそんな感じには見えず、フォロワーの方にも優しく丁寧に接している印象でした。

媚びを売ることで自分よりも影響力のある人に紹介してもらったりして、一時的にはフォロワーも伸びていたのですが、それから1か月後、急にフォロワー数や閲覧数が下がっていきました。

アルゴリズムが大幅に変わったわけでもなく、発信内容も新しい要素を含めつつ続けていたので僕は不思議に感じました。

数日後、僕の知り合いのインフルエンサーさんと話をしていると、偶然にも彼の元フォロワーで数回DMも交わしたことがあることがわかりました。

なぜ疎遠になってしまったのか、なぜフォローを切ったのかを聞いたところ、

「文章のやり取りしかしてないんだけど、その文章が冷たく感じたし、普段のつぶやきも承認欲求が強く表れていてキツかった。」

と言っていました。
ちなみに僕は全く気付きませんでした。

僕の見る目がないという話は置いといて、ファンやフォロワーの人って当人の性格や考えていることが伝わっているんだなぁと感心しました。

SNSの運用で

僕が自分のメディアのSNSを更新しているときの話です。

当時は資格の勉強などであまり時間が取れず、SNSの運用に時間を割くことが難しい状態でした。

それでも更新しなければいけないと思った僕は、数年前の投稿を削除し、表紙だけ新しいものに変えて投稿するというスタイルで運用をしていました。

「当時ちょっとバズった投稿もあるし、閲覧数やフォロワー維持はできるだろう。」と考えていたのですが、結果は最悪。

閲覧数もフォロワー数も急降下、本当にどうしようもない状態になりました。
数年前の投稿ですよ!?自分ですらほとんど覚えていないのに…。

こんな失態がありました。

まとめ


ここで僕が学んだことは、『ファンやフォロワーは自分よりも自分ことをちゃんと見ているし、考え事や深層心理も筒抜けなことが多い』ということです。

こんな小さなこと誰も見ていないでしょ、と思っていてもフォロワーやファンはちゃんと見ています。

Webマーケティングも戦略を見透かされてしまうので、一方通行のものではなく、

  • 消費者の気持ちを考える

  • 消費者が豊かになるような戦略を練る

  • コミュニケーションを大事にする

というような、Win-WInの関係を築くための相互的なものという認識に変わりました。

これからは怠惰にならないように気を付けます…。

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