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腰を据えて取り組んでいますか?

あなたは「快楽原則」を知っていますか?

この快楽原則は、ドイツの心理学者であるグスタフ・フェヒナーが作り上げ、オーストリアの精神科医のジークムント・フロイトが取り入れた精神分析学の概念です。

具体的には、人の行動原理は「苦痛を避け、快楽を求める」ということ。

つまり、人は必ず「嫌なことは避けて、楽なことに流れる」。だからこそ、多くの人が、一発逆転の解決策を望むのだと思います。

でも、「一発逆転を期待したい!でもね…」でお伝えしたように、それでは、なかなかビジネスは上手くいきません。

もう少し厳密な言葉を使うと、ビジネスが長続きしません。

ビジネスを長続きさせるなら、長期に安定した売上を望むなら、腰を据えてじっくりと取組む必要があります。

では、「何」に腰を据えて取組む必要があるのか?


あなたは、『7つの習慣』はご存知でしょうか?

スティーブン・コヴィーによって、1996年に出版され、ビジネス書、成功哲学書として有名な書籍です。

この『7つの習慣』で整理されているのが、重要度と緊急度で分類した以下の4つの領域。

  • 重要度も緊急度も高い、第一領域

  • 重要度は高いが緊急度は低い、第二領域

  • 重要度は低いが緊急度が高い、第三領域

  • 重要度も緊急度も低い、第四領域

ここで、多くの方が真っ先に取り組むのが重要度も緊急度も高い「第一領域」の仕事です。

当然、ビジネスを続けるために、この仕事を避けることはできません。

しかし、ビジネスを安定させ、会社を成長させるために、‟経営者として”取組むべきことは、重要度は高いが緊急度は低い「第二領域の仕事」です。

「ついつい先延ばしをしてしまう人へ」でお伝えしたように、先延ばしすることは、人間の脳の機能からは当然の反応ではあります。

でも、そうは言っても、ビジネスを安定させ、会社を成長させるために、‟経営者として”取組むべきことには、しっかりと向き合う必要があります。


あなたは「重要だけど、まだ大丈夫」と思って、先延ばしにしていることは、ありませんか?

もし、お心当たりがあれば、腰を据えて取り組むべきことは、それである可能性が高いです。

あなたが経営者として、「何に取組むべきなのか」について、今一度、考えを巡らせて頂ければと思います。

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