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9 技術分野の授業展開の流れ

担当する先生によって様々な授業展開があると思いますが、僕は教科書的な授業展開を目指しています。流れとしては、
①知識・技能を身につける
②問題発見・課題解決
③技術と社会・環境
をイメージしています。

例えば、材料と加工の技術で木工をする際には、はじめに材料の性質や特徴、製図や工具の学習をします。次に、導入材等で工具の使い方を扱います。

そして、日常や社会の中にある問題を見つけ、課題を設定します。設定した課題にしたがってつくる物を設計・試作し、製作をします。製作後は、評価をし、改善策を考えます。

最後に技術が社会や環境に関わる役割を評価し、活用する方法を考えます。説明下手すぎですね。

しかし、このようにトントン拍子に授業展開ができることは、ほぼありません。作品づくりの失敗、設計ができない、日常の問題が見つからず、課題の設定ができない…なんてことが多いです。

問題の見える化、ニーズ的思考・シーズ的思考など、「問題」をよく考えようとする取り組みが役に立つと聞きます。材料と加工、生物育成、エネルギー、情報、どの題材をとっても「身近な問題の発見」というところから実習はスタートしますね。常に、「どうして?」「どうすれば?」という思考をもっていたいものです(^^)

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