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アイリスの深淵~第3話~ 魔界の旅

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魔法の謎を解き明かす為、魔界へ出でることになったエリカ達。そして今、その入り口に差し掛かろうとしていた、、、。
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記事一覧

第13 章 アイリスの深淵で『完結』

音楽の謎 「人間界に戻る、唯一の方法がある。それは、音楽を奏でることだ。」 東の果ての…

abc
11か月前
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第12章 世界の果て

素粒子と意識 ぼんやりとした紫の光が点々と灯り、薄暗い紫の廊下を、1人の少女が震えながら…

abc
11か月前

第11章 旅の節目

砂漠の2次元 一晩、停泊花で休養を取ったエリカ達は、再び砂漠の旅へと出発した。 空は相…

abc
11か月前

第10章 未来人の遺跡

完全なる善 廊下を闊歩するフランキー少佐の背に、刃を向けて走っていく者がいた。 刃が勢…

abc
11か月前

第9章 空に浮かぶピアノ

深淵からの投影 女帝ヴァイオレットと、そのお付きは、綺麗なお城へと案内されていた。 城…

abc
11か月前
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第8章 駅員の話

東西の管理者 運び屋の中で、一同は食事を摂っていた。 それは、食事とは言えないようなお…

abc
11か月前

第7章 2人の自分

謎の老人 運び屋にも許可をもらい、魔物からの心配も一応は払拭された今、 一同は駅の建物の中を歩いていた。 そう、 ベルトコンベアらしき設備に流されて、構内にたどり着くことに成功したのである。 そこはシックな感じの内装をしていた。 高いアーチ型の天井、大理石の床に白い壁。 広々とした空間は、 照明による煌々とした明るさに包まれている。 しかし窓はなく、雰囲気は暗い。。。 その中を、悪魔に紛れて歩く様は何とも奇妙であり、同時に恐怖も感じた。 何体かの悪魔は、エリカ達に

第6章 ∞の地中の向こう側

幻界と水プラズマ海 化け物、いや作業員は、にんまり笑って言った。 『心配せんと! 駅長が…

abc
1年前

第5章 駅

謎の磁場 エリカ達は、その謎の煉瓦道に沿って歩くことにした。 蛇行していた道はいつからか…

abc
1年前

第4章 魔界の理

無の壁 エリカが見た魔法の雲は、西の妖精の国を浮遊していた。 雲の上は、建物の残骸が散…

abc
1年前

第3章 混沌世界を行く川

フランチェスカの狂気 船体は遂に、坂下の水面に接触した。 そして、滝壺へらっかしたかの…

abc
1年前

第2章 魔法の完全消費

魔法の完全消費 魔界への入り口とされる海の坂。 それは、坂のようになった奇妙な海の盛り上…

abc
1年前

人間界の情勢(前回のあらすじ)

世界の情勢 人間界は、2つの世界に分類されている。 科学技術の発展した明白領域と、  …

abc
1年前

プロローグ

プロローグ           魔 法 それは、思いや願いを、物理的エネルギーに変換し、実現化するという不思議な技術。 魔法で扱う物理現象というのは、3次元空間を超越する。 その為、術者が魔法を自在に操る為には必ず認知せねばならない世界があった。 それが、       ー4次元空間ー 人間は3次元世界に住み、3次元上でしか事象を理解することが出来ない。 ところが、人間でありながら、生来的に4次元の空間を認知出来る者がいる。 それが、魔法遺伝子を継承する、魔族と言