マガジンのカバー画像

旅,写真

79
写真中心の記事はこちら。
運営しているクリエイター

#カメラ

【写真】睦月,直島①:「赤かぼちゃ」修復中、黄色い「南瓜」と過ごす午後

 高松港発、直島(宮浦)。すっかりいつものコース、往復990円。 ■一斉休館、直島行は閑散  この1週間、ベネッセアートサイト直島のアート施設は、ほぼ一斉にメンテナンスに入る。完全なオフシーズンの2月は、休館日に気を付けていたのだけど、1月は年末年始のところしか注意していなかった。  高松への移動中にInstagramを久しぶりに見て、「しまった」と。これはわたしの、完全な不注意。  12月~3月までは、国の制度に乗っかる形で、月に1度ずつ、高松滞在→直島ほかの島々へ

冬の直島②:避難→復帰,草間彌生の黄かぼちゃ

 快晴、直島。  村営バスに乗って、ベネッセアートサイト直島エリアとへの乗り継ぎバスと連絡する、つつじ荘まで。  この日の海は、こんなふうに静か。  そして彼方には、ずっとここにありました、というように、黄色いかぼちゃが佇んでいた。遠くからでもこの存在感。 ■12月24日に避難→26日に復活  そもそもその前に長い不在があり、10月に復活したと思いきや、再び不在。それ自体も、もはやアート作品のような雰囲気だったのだけど、  それは、この、在る姿が強烈にインプットさ

【写真】長崎港 産業革命遺産クルーズ

 2022年3月はじまりの私的な旅の1年の、とりあえずの締めくくりで長崎に来た。到着したこの日は長崎港を巡る、夕方のヘリテージクルーズへ。  参加人数の関係で、通常の帆船タイプの船ではなく  小型船で。同じ船で2日後に軍艦島に渡ることになる。  乗客は10人ほど。結果的に自由に動き回って撮影することができた。 明治日本の産業革命遺産を巡る  参加したクルーズでは、「明治日本の産業革命遺産」をいくつか望むことができる。 ジャイアント・カンチレバークレーン  長崎港

【写真】直島02:直島-高松 船上,サンセット(2023年2月撮影)

 今日から連日、同じ路線に乗るのだけど、そしてほぼ快晴が続く予報なのだけど、2月撮影の直島(宮浦港)-高松行フェリー最終便からの夕景を。  下記からの景色の続きだ。  日没を迎える前の、陽の最後の輝き。宮浦港。  草間彌生の水玉模様が描かれた「なおしま」に乗り込む。 おおづち島と並ぶ夕陽  まるで歩いて渡れそうな穏やかな水面。フェリーは、静かな海を進んでいく。  さきほどの写真でも登場していた、三角形の島、おおづち島。夕陽に隣り合って並ぶ。 人々の影、美しいシルエ

男木島灯台,水仙の季節

 瀬戸内海の男木島(おぎじま)。直近では、2022年の年末に訪れた。  主に、瀬戸内国際芸術祭2022の開催地として、アートを観に行っていたのだけど、島の北端に水仙の群生地があり、2月が見ごろだと知った。 高松港から40分の旅  高松港を小さなフェリーで出て、40分。鬼ヶ島伝説のある女木島(めぎじま)を経由して、男木島に渡る。  急勾配の山に、民家が密集している。下の写真でいえば、その家々を越えた先、画面左側奥をずっと進んだ先に灯台があり、その周辺に水仙が咲くという。

【写真】空路,富士山(高松-成田)

 その日は、高松空港から成田への移動。  窓側、A列。空は青空、ところどころに雲。 ■眼下に雲、青空を飛ぶ  青空を、旅客機は進む。はるか下の雲、そして陸地を見下ろす。  地上からはどんなふうに見えるのだろう。直島ですごしたときの空を思い出した。 ■冠雪の富士を望む  高松ー成田のフライトは約1時間だ。あっという間に、着陸準備のアナウンスとなる。  富士山が見えはじめた。  まるで回り込むように、富士山は視界に入り続ける。晴れた日の窓際A列は格別だ。  やが

【写真】睦月,直島② パブリックアートと海,空,雲,

 2023年1月の直島の旅。施設全面メンテナンス期間中に訪れてしまったのだけど、ひとけのない島で、珍しい経験ができたのは書いた通り。 ■高松港10:14発フェリー  ただ、旅程は短縮し(また2月に来ます)、この日は滞在さいごの日。手が届きそうなふわふわの白い雲が立ち込める高松港、10:14発。  船はもちろんすいていて、デッキもほぼわたしひとり。空を見上げると、鳥たちが美しい列を作りながら飛び去って行った。  どう見ても曇りなのだけど、予報では晴れ間もあるという。船が

【写真】快晴,東京. その17 潮風公園 -壮大な影絵劇-

 台場の西側に夕陽を観にいっている。青海ふ頭、東京国際クルーズターミナルときて、この日はその北側の潮風公園へ。 ■潮風公園のサンセット  この日も新交通ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル駅」からスタートする。  潮風公園。この日も、人影はまばら。  対岸に沈む夕陽。 ■壮大な富士山の影絵劇  夕陽が沈んだあと、風景は一挙に平面的になり、まるで「影絵」のように変わっていく。  富士山のシルエットは、その影を次第にくっきりとさせる。  あたりにはだれもおらず、

【写真】快晴,東京. その13 薄暮,レインボーブリッジから

 空から舞い降りてきた巨人のような雲が、強い風にゆらゆら漂う午後、  再び、お台場海浜公園。風は、強さを増している。 ■おだいばビーチ→台場公園へ  おだいばビーチを通り、まず台場公園に向かう。寒さと風のせいか、あたりに人の姿のあまりない。  幕末の黒船来襲に備えて設置された2台の砲台跡が、西日を受けて静かにたたずむ。  傾いていく陽はその明るさを増している。 ■レインボーブリッジ、夕暮れ  来た道を戻り、レインボーブリッジのサウスルートへ。  風邪はやまず、

【写真】快晴,東京. その12 日没,SKY DECK(六本木)

 休日、快晴。六本木ヒルズのスカイデッキへ。  休日は非常に混み合うのだけど、森美術館のメンバーシップ会員のため、事前取得したQRコード提示で、長い行列に並ぶことなく52階まで上がれるのが便利だ。森美術館へのエスカレーター前が入口になっており、+500円の入場料を支払って入場。  時刻は16時前。東京タワー側はこんな感じ。  東京スカイツリー。日中は圧倒的な存在感を持ちながら、淡いLEDのライトアップと相まって、夕刻以降は存在が儚げにになる。  サンセットと反対側にな

【写真】快晴,東京. その11 まさかの東京ゲートブリッジ再訪,サンセット

 まさか、2日連続で東京ゲートブリッジに行ってしまうとは思わなかった。  その前の日は富士山のシルエットと、もの言いたげな満月と対面するという体験をしたばかりだったけれど、  本数僅かなバスを、それと気づかずに逃して肝心のサンセットを見そびれたことが気になって仕方なくなっており…。  新木場駅から、バスさえ逃さなければ20分ほどで到着できる。平日15時台のバスは15:00発と15:26発の2本。Google検索すると26分発のほうなら間に合いそうだった。「本当に?」と呆れ

【写真】快晴. その5[夕景]@片瀬江ノ島,富士山シルエット

 快晴予報の日に、カメラと一緒に近場に出かけるようになった話を書いてきた。  東京から足を延ばして、片瀬江ノ島にも行っていた。自宅(兼作業場)基点で、約1時間半後に着けると気づいたからだ。しかも、駅からビーチまでは、すぐ。  ある夕方は、こんな、ムンクの「叫び」の背景ような風景が広がっていた。※すべての写真の加工は、最小限のトリミング等のみ ■カメラ新調、レンズ新調→片瀬江ノ島へ  実はこの日は、新しいカメラの試し撮りだった。新宿の北村写真機店で購入して(その前に2回