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「父の日に感謝できない私って冷たい?」と自分を疑った時に大事にしたいもの

「父の日が来るとなんだか居心地がわるい」

そういう方もいるでしょう。

「みんなと同じように父親に感謝ができない私って、なんか欠けてるのかな」

「プレゼントとかイベントもしたくないからしてないけど、
それはそれで罪悪感がある」

「一応プレゼントは送ってるけど、形だけな気がする」


いろんな思いがあるのも当然。
だって、
家庭環境なんて100人いたら100通り。

みんながみんな、
なんの抵抗もなく、
「父親に感謝してます」と心から言える人ばかりじゃないですよね。



わたしも同じく、
30代半ばくらいまで父親に感謝なんかできず
それどころか恨み憎しみの気持ちを昇華できずにモヤモヤとしていました。


今思えばその頃
親に感謝ができないってことが
心のどこかで悲しかったのかもなあ、と思います。

本当はわたしだって、
「父親という存在」を大事に思ったり
心穏やかに家族にいい感情を抱いて
「ありがとう」と清々しく心から言えるような自分でありかったのかも。
だってその方が生きやすそうだから。


だから、
いろんな本を読んだり
スピリチュアル的な考えを取り入れてみたりして

「親をゆるせるように」
「感謝の気持ちを持てるように」

と心をコントロールしようとしてました。


でもですよ、

感謝なんか「感謝しましょう☆」と言われて
できるもんじゃないじゃないですか。


できるもんじゃないから、
さらに一生けんめい

「親にしてもらったことを数えたら、感謝できるようになるから(?)」

「感謝ができたら、親子問題は解決できるから(?)」

「感謝が一番波動が高いから(それはそうだけど)」

「この地球にやってくる前に、魂レベルで約束をして
悪役をわざわざ買って出てくれて
私が成長できるように嫌われる役をしてくれたんだ!
(うん、まあそれもそうなんだけども)」


なんて
そりゃあもういろいろないろいろな外部の考えを
「これこそが正しいんだ!」って取り入れて

「こうしたら、こう考えたら
心穏やかになれる・感謝できるって、
本に書いてあるからやってるのに
なんでそうなれないんだ!!」

と頭のコントロールをさらに強化して
ほぼセルフパワハラ状態でした。

そんな時もあったなあ・・・


そんな頭のコントロールを止められたのは
心に降参したから。

憎しみや悲しみの気持ちがあるならそれに降伏して
憎み切る、
悲しみ切る、
という「プロセスを経た」「心の段階を尊重した」からです。



心には順番がある。


いくら悟ってるような真理のようなステキな考え方でも
「それは正しい、けど今じゃない」
となるもの、たくさんありますよね。


波動を高くしたくても、
親に感謝したくても、

本当に感じていることを置き去りにして
ステキな考え方で自分をコントロールしようとしても
理想の状態までひとっ飛びにはいけないんです。

だからこそ、
地道に自分に愛を持って
「私、今どう感じてるの?」って正直に見ていくことが大事。


親に感謝できないな、と感じるなら
それが今の心の真実。

だからってあなたが
「感謝もできない冷たいダメな人」認定される訳じゃなくて

今はそういうプロセスの途中だということ、
ただそれだけなので大丈夫。


もし感謝の気持ちを持ちたいのであれば
感謝しなよって押しつけるんじゃなく

順番にプロセスを経て
自分自身を置きざりにしないで一緒に進んでいけば
行きたい方向にたどり着くことができるよってこと。


今日は父の日のイベントを沢山目にしたので
そんなことを思いました。


そういうプロセスのサポートとして
あるいは感じ切るってどうやるの?という方は
セラピーも使ってもらえたらと思ってます。

インスタグラムでもこんな形で投稿してます。






いただいたサポートは、わたし自身の心身や知識を満ち満ちに満たすことに使わせていただき、クライアントさんや読者さんに還元します!