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「自分を好きになる♡」がうまくできなかったわたしのあたまの中

もうずいぶん昔の20代の頃、

「自分を愛さなければ人も愛せないよ」
といった内容の
中森じゅあんさんのコラムかなんかを読んで


ああ、わたしは自分のことなんか
ぜんぜん愛してないし好きでもないな

だからきっと人も愛せないし結婚にも向いてないんだろう

なんて
自分にがっかりしながら思ったことがあったな、
と思い出します。


その後数年たって結婚したのはいいけど
案の定というかなんというか、

そのあたりのことに
夫婦そろってゴリゴリに向き合わざるをえなくなったんですが

その頃の自分のあたまの中って
今思えばこんな感じだったんですよね。


自分を好きになれない、

とまず先にジャッジしているのは
わたしの思考。

インナーチャイルドを「心」と言うなら
インナーペアレントと表現できる「あたま」です。


あたまは

「わたしってすぐイライラするし」
「人に優しくできないし」
「すぐ泣くし」
「それなのになんかとんがってるし」
「頑張ってるつもりだけどなんかつらいし」

だから、どうも好きじゃない。

と、
自分(の心)に向けてジャッジしている状態。



そんな状態だったので、
自分を好きになるためには

「心穏やかで」
「いつも誰に対しても優しくて」
「メンタル強くて」
「怒らず、泣かず」
「どこまでも元気で頑張れて」
「まるくてニコニコしてる感じ」

そんな風に、
なんか「自分的イイ感じ」を目指すしかない。

そうすれば、
きっとわたしは自分を好きになれるはずだ。


そうなりなさいよ!!!!


と思ってた。



こわいわ。笑




自分を好きになるために
自分に対して愛とは真逆の欲を向けて
一体誰に愛してもらおうとしていたのか。

(親なんですけどね、根っこは)


そしてそんな風に
自分に欲やコントロールを向ける思考が存在していると
身近な夫にも同じものを向けがちで。

「自分を愛さないと~…」

という言葉は確かにそうだな、と
ほとほと疲れ果てながら思ったんですよね。


「自分を好きになろう」

って今やどこでも言われているけど

それが
「社会や誰かから評価され愛されるステキな自分になれるよう
自分をコントロールする」

という方向性だけになってしまうと
結構しんどいだろうな、
とも思うんです。

だって

コントロールされるのは誰でもイヤだし
自分が本当にほしいものって
無条件の愛だから

わたしは思うんですよね。


無条件の愛、って

当然ながら
なんでもかんでも甘やかす
というものじゃなく

そのままのあなたがのびのび成長するのを心から願う感じ。
「成長したい」のもまた
命の本質だから。


じゃあ「自分を好き」になるために
どうしたらいいのか

いろんなルートがあると思うけど

わたしが辿ったルートは
「好きの向かうベクトルを逆にするルート」
でした。


思考が一方的にジャッジするのではなく

心(インナーチャイルド)のほうが
思考(インナーペアレント)を
「いい感じ」と
感じられるようにしていったその結果、
お互いが自分の中で心地よく共存できるルート。



自分をジャッジして

自分らしい感覚や
本当の気持ちが萎縮して
出てこられない状態だったところから

心の素直な言い分を
ノージャッジで受け止めることで

心のほうが
「否定されない安心感」
「承認されているうれしさ」
「のびのびできるくつろぎ感」
「自由に心が動くワクワクする感じ」

そんな感覚を感じられるように
変わっていったんです。

こうなってくると
思考のほうも

「自分の心は何を感じるんだろう」
「へえ、本当はこんなことを感じていたのか」
「これをやりたいというなら、やらせてみようか」

なんていう
好意的な探求心で
自分のことを見ることができるようになります。


その姿勢って
無条件の愛、に
近づきつつある感じじゃないですかね。


するとますます
心のほうも
自分を認めてもらえた嬉しさや自由な感覚が湧き
ますます自分らしい「やりたいこと」もできて

全体的に
「自分自身でいることが心地いい感じ」
「なんか自分っていい感じ」
「好ましい感じ」

そんな循環ができていったんですね。


これを書くのに突然図解をつくりたくなったのも
わたしの心が発して
思考が許可をおろしたもの。

めんどくさい、
手間がかかる、
上手くできない、
こんなのみんな知ってる、

といろいろジャッジは出てきたけど
書き終えた心は満足なんですよ。


自分が好き、
とか
愛する、とか

そんな感覚がよくわからなくても

満足させてあげたり
安心させてあげることは
意外と身近でかんたん。

やりやすいルートややり方を
自分のために選んであげるのも
自分を愛するひとつかもしれないですよね。


【心をたがやす一歩 その34歩目】

自分を好きになるのが難しかったら、
ジャッジをやめて認めてあげることから。


「なんか自分っていい感じ」と
自分を好きになる回路をつくる
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