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"食が心を作る"ってどういうこと?/私が伝えていきたい「食育」

食べていいもの、悪いもの

食育の仕事をしていると
いろんな種類の菜食主義の人や
アレルギー病気ダイエットなど
なんらかの理由で特定の食材を
食べない(食べられない)

人に食事を作ることも多い

私自身は食べるのが大好きなので
どうしても"苦手なもの"でなければ
なんでも感謝していただくけれど

「何でも食べた方がいいよ」
人に勧めることはしないし
食べたいものを「食べちゃダメ」
と強制することもしない
(病気やアレルギーを除く)

どんなに栄養価があっても
他の人にとって大丈夫なものでも
心や身体が受け付けなければ
食べることは"苦痛"でしかない


その逆で、なんらかの理由で
"食べないこと"が苦痛となれば

"病は気から"という言葉の通り
ストレスなどから体調を崩したり
情緒不安定に陥ることもある

食のもつ”目に見えないパワー”

"食"というものには栄養学や
生理学だけでは計り知れないパワーがある

と、私は信じている。

食べたもので身体は作られるから
もろん何を食べるかは大切だけど

それだけだったら(極論だけど)
プロテインやサプリメント
栄養価を計算して何種類もとり、
ガムなどで咀嚼トレーニングしたり

必要なものを計算して作られた"完全食"
(ペットの総合栄養食のようなもの)
を毎日、食べてもいいと思う。

でもそれだけじゃないから
人は毎日いろんなものを食べる

食事の時間を楽しみにする。

お腹を満たすこと、心を満たすこと

なんてことない普通の料理
誰かにとっては特別なものだったり
とびきり美味しく感じて心にじーんと染み渡ったり

その逆で、
美味しいはずのものが
美味しく感じられなかったり

思い出すだけで吐き気がしたり
トラウマになることもある

食育レッスンや相談などでも
いろんな家庭のお子さん
関わってきたけれど

身体に良い食材にこだわって
シェフを雇って美味しい食事
毎日、食べさせていても

元気がなくて、無表情
目に光がない孤食の子もいれば

お惣菜や外食が多めでも
家族やお友達と楽しい食事の
時間をたくさん過ごしている

キラキラした瞳で明るくて
元気いっぱい
の子もいて

お腹を満たすこと、栄養をとること、
心を満たすことは必ずしも一致しない

ことを知った。

食事がどんな時間になるか
様々な心の理由や環境も関係している。

"身体は食べたもので出来ている"

はあたりまえのことなので
"栄養素""食材の効能"のお話は
栄養士さんや専門家にお任せして私は

"食は心と身体を作る"

をテーマに食育を届けていきたい。

私にとっての”食事の時間”と”お料理”

少なくとも私にとって「食事の時間」とは

"ワクワクするもの"
"誰かと過ごす大切な時間"
"コミュニケーションの場"
"人の優しさや温もりを感じるもの"

私の両親は自営業だったので
外食も多かったけれど
寮に住んでいた従業員さん
取引先の担当員さんと一緒に
母の手料理を食べる
ことも多く

"みんな笑顔で過ごしている"

そんなイメージがある食事の時間が
昔から大好きで楽しみ
だった

そんな経緯もあって
「食で人を笑顔にしたい」
という想いがずっと胸の奥にある

どんな理由であっても食事の時間を"我慢"や"悲しい時間"にしたくない。

なのでそれが菜食であっても
指定された食材しか使えないとしても

"その人が笑顔で楽しく食べられる食事"
心を込めて作ることが私のお料理。


それを食べて
表情がふわっと緩んだり
目がキラキラする瞬間
見ることが私の幸せにも繋がるから
こんなに素敵なお仕事はないと思う。

いつか友達が言っていた

"最大の利己は最高の利他になる"

という言葉が凄く好きです♪

その結果として
「好き嫌いを克服した!」とか
「摂食障害がなおった!」とか
「子供がたくさん食べるようになった!」
などなど、いろんなお話もあるのですが
それはまた別の機会に😊

もっともっと知識と経験を増やして
いろんな美味しいものを食べて
自分のHappyを重ねながら
周りに笑顔を増やしていきたいな♪

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