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"パーツわけして見る習慣"がもたらすもの

私は人、仕事、作品、言葉、行動など
全てをパーツでわけて見ているので

「この人のこれは好き/苦手/尊敬する」

など、フラットに見ながら
感情の切り分けをすることが得意

こうやって書くと
機械的で冷たく聞こえてしまうので
経緯から少し詳しく書いていきますね😊

■経緯

私は幼少期から人よりも感受性が強く
攻撃する側の心の弱さ
される側の心の痛みなど
いろんなことがわかりすぎてしまうから
整理ができないと自分が壊れてしまうことがあって。

それができなくなってくると、
「真っ白でなにもない世界にいきたい!」
という衝動に駆られてしまう

この衝動が昔は
「消えてなくなりたい!」だったけど
今では「リセットしたい」「もう要らない!」
という感じの“手放し”に変わってきたのは

生きることの楽しさ・幸せをたくさん見つけて
守りたいものタカラモノの存在ができて
自分のことも大好きになれたからかもしれない

…とまぁ、こんな感じで
決して感情がないわけではなくて
ありすぎて困るから“切り分ける”
一種の自己防衛のために
自然と身につけてきたんだと思います。

■経験

昔から人やモノを全否定するような
"イジメ"というものが苦手
グループ行動も得意じゃないし
苦手な人とでも仲良くできるから

「あれ?嫌いじゃなかったの?」
と驚かれたり
「何考えてるかわからない」
と言われたり

「裏切られた」と怒りをぶつけられて
自分がいじめられることもあったし

目的のために心を売ることができず
仕事を辞めた
こともあったけど(笑)

そもそも
"これが嫌いだから全部が嫌い"
とか
"この人を好きになっちゃダメ"
という感覚がよくわからない

■同調圧力がもたらす影響

組織とか派閥によくある

「1人じゃ何も言えない/できないけど
仲間意識で強くなれる!」

みたいな同調圧力がどうも苦手で
良くも悪くも協調性がない私。

私は私、あなたはあなたで
他人は他人にしかわからない
経験や感情がある

自分の感情を自分で消化できないと
他人に同意を求め、仲間を求め、
安心できる場所を探し続けなければならない

その不安から裏切りやいじめが起こる
人と違った言葉や行動をとると
いっせいに悪者扱いされ批判を浴びる

周囲の温度が上がれば上がるほど
どこか冷めていく自分がいて

「で、あなたは直接何かされた/あったの…?」
と思って一歩離れたところから見てしまう。

“自分がされたら嫌なことをしない”
という正義は他人を責める時に使うものじゃない。

■切り離して考えてみる

なにかを見る/考える時は
自分が実際にされたこと、
感じたことを基準に
更にそれを細分化している感じで

極端に言うと

"大嫌いな人"にもらったものでも
その時に必要なもの/ことだったら
素直に「ありがとう」って
感謝して気持ちを受け取れる
自分が提供することもできる

活動内容が素敵だったら
応援したいと思うし
作品に心動かされたら買う

病気で苦しんでいたら
楽になってほしいと願うし
いじめられていたら

助けたいと手を差し伸べる

そのもあって
"大好きな人"の言うことでも
全てに共感するわけじゃない
無理だと思う部分には距離を置く

良いと思えなければ応援しない
サービスや作品も買わない

ときどき
「何考えてるか分からなくて怖い」
と言われるけど

人、こと、もの、行動、言葉
(実際はもっと細かくわけられるけど)

1つずつパーツで切り離して見ていて
その部分に対して自分がどう思うか?

それによって出した答えが、自分と相手に
どういう影響をもたらす可能性があるか?

それ以外ほとんど何も考えてない。
意外と単純です(笑)

そりゃあ人間だから
好きな人と苦手な人が同じことを
しようとしていたら
、好きな人を選ぶし
"許せること"の範囲は変わってくるけど

個人の感情を消化するために
他人を巻き込もうとする
言葉や行動は
圧力を感じるので好きじゃない

何が原動力になっているのか
わかる人にはわかると思う

「あの人が作る○○なんて」
という先入観から入ると
素直に入ってこない
粗探しから始まるよね

だって"そう思いたい自分”
がいるんだもん。笑

■切り離すことで見えてきたもの


過去の経験や個人的な感情を
切り離して物事を考えるには
それなりの強さ覚悟というか
図太さも必要になってくるけど

言い訳したり、何かのせいにせず
"目の前にあるもの"を心から楽しんだり
感謝できるから幸せ
だなぁって思う

もちろん
「誰から買う/サービスを受け取るか」
が大切な時代と言われているし
私自身も人との繋がりを大切にしていて
恩恵もたくさん受けているけれど

だからこそ、届けたいものが
きちんと届けられなかったり
伝えたいことが伝わらない
こともある

でも、そんなの全部ぶっちぎって
アンチさえ感動させられるような
素敵なものを作っていこうとする人って
凄いなぁと改めて思うことがあって
少し勇気をもらった気がした日でした。

いつか私もそんなふうになりたいなぁ😊

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