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2022/12/22 すぐに壊れる頭のネジ

 5時20分起床。「THE TIME,」を、オープニングから見るの初めて。子が7時学校集合なので逆算したらこうなる。寒いのは寒い。超特急で体重を測って、弁当を作る。

久々で作り方を忘れた、などと思うもまあ出来た。

 ブロッコリーの柚子胡椒マヨ和え、れんこんのきんぴら、だし巻き卵、たれ付け唐揚げ(これは冷食)。前日買物に行って無くてメインは冷食。ありがとう冷食。

 息子1が破いた制服冬ズボン。購入した方の補正が上がって、今日からまた冬ズボン。中に暖かいものを履くにしろ、少しでも暖かいに越したことはない。そして演奏の本番に間に合った。

 またしても間に合わないタイムで出ていく。もう…7時集合のところ6時50分に家を出るのはありえん。いつもの本番前のように、「いつも通りで」と言って出す。本当は今日は終業式なのに、大会なので公欠。と言っても練習は自分の学校でやって、ご飯も学校で食べるし荷物も置いて、要るものだけ持って隣に行く。遠くに行かない不思議な遠征。

 送り出すと入れ替わりにオットが起床。このひどいドタバタを聞いていたらしい。なにやらげんなりしているけれど、これが日々だ。
 オットが仕事に出掛けてから、ドローイングを某SNSに上げる日課を果たして、読み物・書き物の調べ物。その後SNSで見るべきものを巡回。

 昼前に県劇へ。息子1の本番を見るため。良い天気。ライフワークの「県劇に見えない県劇の画像」を撮る(見出し画像)。息子たちラブのオットは繁忙期で休みが取れず泣く泣く仕事へ行ったので私が出撃。そもそも私はこの人のピアノのコンペ転戦の付き人だったので、すっかり息子の演奏には心配性の母。過剰に緊張するのでコンクールものはオットに任せてきたのに、それでも行く。

 行きたくない理由はもう一つあって、知人に会っちゃうこと。私は誰にも会いたくない。というのに今日も出会う。
「先生、姿勢でわかりました。変わらないですね」などと言われて戸惑う。確かに私、こういうところでしょぼくれたとか尾羽打ち枯らしたとか言われたくないので臨戦態勢だけれど。丁寧にご挨拶した。過去の私を知る人なので、感謝を込めて。
 会いたくないのは、人の顔を覚えていないから。どこで知り合った人なのか皆目見当がつかない。確かに教えていたけれど戸惑う。覚えていない無礼が申し訳ない。

 動揺したものの気を取り直してホールへ。入ってすぐの団体が無茶していて好感。そりゃもう演奏は無茶だった。実力以上の難曲を選んでいる。時間制限のための曲のカットも変だし、行き届かない演奏。でも、それでもやろうとしたことは上を見ていることに他ならない。学校の部活なのだから、こういう面はとても大事。そしてやりたい・好きを軸に据えていくのは大切。
 そして久しぶりに私の楽器の上手い子がいた。色々駄目なところはあるけれど、根本の部分、私の楽器の奏者が持っていて欲しいものはみんな持っていた。私の楽器の上手い子は部活の成績がいい学校におらず、弱小校にいる。そして周りの意識が低くてうまいことに気づけず・気づいてもらえずに、ほめられることも特に無く楽器をやめていく。もったいないけれど、これが現実。

 息子たちの演奏は次の次だった。双眼鏡を持って行ったので息子をガン見する。かわいいし素晴らしい。楽器持って出てくるだけでうれしいし、居るだけで素晴らしい、やっぱり神童かもしれん、とか私の頭のネジ、壊れる。息子たちのパートは1年生3人で、協力しあってちゃんと作り上げていて、泣きそう。そしてまたしても息子1の音はよくわかり笑ってしまう。オットの若い頃のような顔で吹いていてウワ、と思う。親子は不思議だ。管楽器に関してはオットにとても良く似ている。

 数団体聞いた後、ホールを出た。私の楽器の上手かった子に良かったよ、と言ってあげたいけれど紛れてしまうともうわからない。しかし知らんおばさんが声かけてくるのは怖いだろうし、お手紙とかもっと怖いだろうし。伝えようがない。さみしくなる。息子にはすぐに今までより格段に良くなったところを、とても良かったとLINEしておく。

 そこから買物して帰宅。寒くてすっかり疲れて、買って帰った山菜おこわ&赤飯を食べてリビングの床で寝てしまう。起きた後は書きものの資料探し。
 夜に入って、今日のコンクールの結果発表。息子たちは1位2団体のうちの1校に。全九州高校総合文化祭への出場権を得る。いやはや素晴らし。1位初めてかも。実力ある学校が出てなかったこともあるけれど、良かった。オットの感染疑いで出席停止で出られないかも、と覚悟したから、ほんとになんというか、1つ大会に出るだけでもありがたさを噛み締めてしまうというのにいい成績だなんて。ありがたや、としか言いようがない。

 息子1が帰宅してから話を聞く。またしても劇場隣の金網から全員登場したらしい話にまず笑ったし、他校の同じ楽器の子から「○○の部分、生田の音しか聞こえなかった」「バリバリだった、すごい音だった」「割るねえ」などの感想が来たそう。笑ってしまう。審査員だったトロンボーン奏者からいただいた講評が的確でありがたい。親が言っても響かないので超ありがたい。いい意味で歳取ったなあ、と思う。なにもかもありがたく感じる。

 昼から夕方、夜に向かってどんどん天気は荒れ模様に。時折なにか固形物が降っているのか、ちゃりちゃりと窓に当たる音がする。
 もう寒いのは嫌。こう言うともっと寒いところもある、とかそういう事を言う人がいるけれど、こういうことは比べてはいけない。私は私の主観でものを言いたい。私は嫌なのだ。ともにとても雪が降る地方出身の祖父母は口を揃えて「二度とあっちに住みたくない」と言っていた。わかるわ、と2人を思い出しつつも、そもそも私はルーツの地の寒さ・雪を知らないのだから、言う権利もない気がする、と思った。

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