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経営者主導・自分主導で180度周りの見方が変わる

マンガでわかる 誰も教えてくれなかった 『資金繰りと事業再生の教科書』大森雅美 著/英賀千尋 マンガ(旬報社)が5月に書店に並んでおります。Amazonでは先行販売もさせて頂いておりました。マンガ進行もあり読みやすい内容となっております。まだ、お手に取っていらっしゃらないようでしたら、どうぞお手に取ってご一読頂ければ幸甚です。
なかなか読書にかける時間も、気力もわかないという方のために、セミナーで本書の内容を抜粋して話していこう思っておりますので、聴いたり視たりする時間だったら何とか1時間くらいなら取れる。という方は無料のオンラインで気楽に入れるセミナーなので、ご参加頂けると嬉しいです。

日本の事業者は、中小零細企業が99%以上を占めます。

当然、そこに従事して生計を立てている世帯がほとんどです。この99%以上の中小零細企業では、様々な要因で倒産が増加し、生き残る企業でも、苦境が続いているところが多い。当然多くの世帯で苦境が続いていることになります。

一方、上場会社、大企業、中堅企業等で労働組合を社内に組成し、業界ごとに連合に加入している会社が発表する賃上げ交渉の結果『春闘』の結果は、今年は特に満額回答やそれ以上の賃上げアップがなされ、平均して5%を越えており、業界によっては10%以上のベースアップとなっています。
これはこれで、喜ばしいことなんです。日本の全企業が苦境にあるべきではないし、日本国民が総じて苦境であるべきではないので、良いことなんです。ここを批判するのは私は間違いだと思います。

でも、それを踏まえて、春闘でベースアップが大幅にされているのに、中小零細企業も同じくベースアップを大幅にするべきだ、それをしないのは、中小零細企業の経営が悪いからだ。という論調に誘導するのは間違いというより、腹立たしいと思っています。

人件費の高騰と人材不足、円安の影響を大きく受ける原材料費の高騰、働き方改革の基でハードワークをさせない労務管理の推進、コロナ禍の影響がもう終わったとして、コロナ支援で受けたものは、景気が回復していなくても支援の打ち切りや、猶予分の返済開始。復興支援税や子育てや介護に関わる社会保険料の負担増、業務負担を増やしデメリットばかりでメリットの少ないインボイス制度の導入、マイナンバーの管理とカード取得圧力の施策、所得税減税の明示化。もっとあるかもしれません。
これらはすべて、中小零細企業には死活問題として悪影響として影響が大きく、資金調達や価格転嫁が容易な、連合に属するような業界の各社は、労働生産性の改善や、ワークライフバランスの最適化にもつながり好影響となる要因です。

修復が出来ない格差の開きを生む今の社会環境において、中小零細企業に携わる経営者も、社員もパートも非正規の社員も、私達が生き残っていくためには、もう政府や政策に期待していては、日常が心穏やかに過ごせなくなってしまいます。

自らの思考と行動で自立していく方が、日常を心穏やかに過ごすため、夢の実現や豊かになるためには、現実的対処です。

売上や収入のアップについては、受注単価の値上げや、エンド向け商品の値上げは現実的に難しいでしょうから、地道に少しづつでも量と利益を増やすように焦らず取り組む。こういう時こそ、対応を改善する、笑顔で接客する、お店や会社をきれいにするなど、お金のかからない付加価値をあげる大チャンスです、アイデア次第で出来るはずです。
支出については、国や銀行等には、自らの収支を明確にしながら健全な財務状況になるまで猶予や分割支払い、返済額の減額などで協力して貰うようにする。

自立して、経営者主導、自分主導で周りに協力して貰うように行動することと、社会環境や相手側の意見を優先したり、影響されすぎて自分を見失い、結果、社会的信用を失ったり相手に不快にさせる。自分の立ち位置で180度状況が変わります。

一緒に再建を目指す方を募集しています!ご連絡お待ちしております。


<マンガでわかる>誰も教えてくれなかった 資金繰りと事業再生の教科書

2024年4月30日に、新刊『<マンガでわかる>誰も教えてくれなかった 資金繰りと事業再生の教科書』(大森雅美 著・英賀千尋 絵)が旬報社より発売されます。

中小企業の経営に最も重要な資金繰りのノウハウをまとめた他にはない1冊です。社長1年生も、ベテラン経営者も、経理担当者も必読です。業績が好調な経営者も「転ばぬ先の杖」として。

“生き延びる”ためのノウハウをわかりやすくマンガでまとめた経営の教科書となっております。


経営に活用できる「資金繰り表」を配布しています。

経営コンサルタント 大森雅美オフィシャルサイト
無料でダウンロード頂けます。


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