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住宅ローンを1回滞納するとどうなる?滞納の影響についてご紹介!

住宅ローンを滞納してしまい不安になっているという方はいらっしゃいませんか。
滞納は何としても避けたいですが、実際にどんなペナルティがあるかを知っておきたいですよね。
今回は、住宅ローンを一回でも滞納してしまった際に起こることをご紹介いたします。

住宅ローンを滞納すると起こること

*ブラックリストの存在

住宅ローンの滞納した際に、「自分もブラックリストに入ってしまうのではないか」という不安を抱える方が多いのではないのでしょうか。
結論から述べると、住宅ローンを1回滞納してしまっても、すぐにブラックリストの仲間入りすることはありません。

しかし、滞納したまま放置してしまったり、その後の対処を誤ったりすると、信用情報に影響を及ぼすこともあるため注意が必要です。
原則、ブラックリストとして扱われるのは、住宅ローンの支払いを3カ月以上(61日以上)滞納した場合です。
従って、住宅ローンを一度滞納しただけで「ブラックリスト」に載ることはないため、冷静に対処を試みることが大切です。

住宅ローンの滞納に気付いたら、まずは金融機関に連絡しましょう。
実は、ブラックリストというものは実際に存在しているわけではありません。
ブラックリストとは、「個人信用情報に金融事故情報が掲載されること」の表現です。
個人信用情報とは、クレジットカードの支払い状況や各種ローンの返済履歴などの情報が詳細に示されているものです。

そこで、今回取り上げている住宅ローンの滞納を繰り返したり、自己破産をしたりといった金融事故を起こしてしまうと、一定期間、借入やクレジットカード作成などの行為が全てできなくなります。
こうして、「ブラックリスト」という概念ができました。

しかし、ブラックリストに載らないから安心というわけではありません。
「滞納した」という情報自体は、1回であっても個人情報機関、金融機関に記録として残ります。
繰り返しになりますが、住宅ローンを滞納した際は、いち早く金融機関に連絡することが大切です。

住宅ローンを1回でも滞納することのリスク

1回の滞納でも情報が記録されること以外に、もう1つ知っておかなければならないことがあります。
それは、1回の滞納でも金利が跳ね上がる可能性があることです。
住宅ローンの金利には、各銀行が定めている店頭金利と店頭金利から優遇幅を値引きした表面金利の2つがあります。
通常は、表面金利が適用されます。

しかし、銀行によっては一回の滞納で優遇を取り消し、店頭金利に切り替えるところがあります。
例として、ある大手都市銀行の変動金利を紹介しますと、表面金利0.625パーセント程度に対し、店頭金利は2.475パーセントです。
仮に借入額3000万円で返済期間が30年だとして、両者を比較すると、金利が約1.85パーセント、毎月返済額が2万6000円以上も増加することになります。
どのような事情があっても、店頭金利に変換されれば、このように毎月返済金額が増えてしまいます。

まとめ

今回は、住宅ローンを1回滞納するとどうなるのかを解説しました。
1回でも滞納すると、いきなりブラックリストに載せられる可能性はなくとも、最悪の場合金利が跳ね上がってしまうことがあります。
今後、住宅ローンの管理にはより一層注意して、滞納してしまった場合は即座に対処しましょう。


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