オーバーローンとは?リスクと注意点を説明します!
「オーバーローンとはどのような状況なのだろうか」
このような疑問をお持ちの方は、多くいらっしゃると思います。
この記事では、オーバーローンとはどのような状態かを解説した後に、オーバーローンのリスクや注意点もご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
オーバーローンについて
オーバーローンとは、購入した物件の価値よりもローンの残高の方が多い状態を表します。
大抵の場合、建物は築年数の経過とともに資産価値が減少しますが、毎月の住宅ローンの返済額が少ない場合、住宅ローンの元本はなかなか減少しません。
この場合、住宅を売却しても、ローンを完済できないため、借入金の一部が残ってしまいます。
また、オーバーローンに似ている、フルローンという言葉があります。
フルローンとは、物件の購入に必要な融資を全て金融機関からの融資で賄うことを指し、オーバーローンとはまた違う状態を指すので、注意が必要です。
オーバーローンのリスクと注意点
ここでは、オーバーローンのリスクと注意点を、2つのパターンに分けてご紹介します。
*売却できないときのリスクと注意点
住宅ローンを借り入れた場合、その住宅を担保として抵当に入れる必要があります。
融資を受けた金額が、その住宅の価値に見合った適正な範囲内であれば、たとえなんらかの事情でローンが払えなくなっても、住宅を売却して対処できます。
しかし、オーバーローンの状態が続いている場合、売却してもローンを完済できない可能性があります。
その際、手元資金が必要になり、手元資金が準備できなければ金融機関が売却を認めてくれない場合もあるので、注意が必要です。
その場合は、任意売却という方法もあるので専門家に相談しましょう。
*財産分与時のリスクと注意点
オーバーローンの不動産は価値がないと見なされ、財産分与の対象にすらならない可能性があります。
そのため、離婚時でも不動産を売却することが難しく、財産分与の対象に不動産を入れることができません。
売却できないと、その家に住み続ける必要があるため、財産分与の調整がしにくくなります。
売却できれば簡単に解決できる問題も、オーバーローンの不動産を所有していることで、問題を解決しにくくなるというリスクも抱えてしまうことになります。
まとめ
この記事では、オーバーローンの状態や、オーバーローンのリスクと注意点をご紹介しました。
オーバーローンについて把握し、リスクや注意点を知ることで、問題の解決につながる可能性もあります。
オーバーローンでお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
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