見出し画像

一人目をドイツで産んだ私が、日本での妊娠・出産であれ?って思っていること

二人目の里帰り出産のために、長年住んでいるドイツから日本に帰ってきた。日本で受ける妊婦健診中のもっぱらの話題は、「ドイツでは、どうなの?」だ。産科の先生は、ドイツの医療システムに興味津々である。

日本とドイツで妊婦健診を受けてきた私が感じた違いをまとめてみようと思う。

日本)診察後の会計待ち時間が長すぎる・・!


知っていたけど、ドイツに長らく住んですっかり忘れていた。それは、病院で診察を受けた後にはお会計をしないといけないことを。

ドイツでは基本医療は無料だし、診察で支払いが生じた際も後日請求書が自宅に送られてきて後払いするので、診察後は直ぐに病院を立ち去ることができる。

日本は、なんといっても、診察の後に会計に呼ばれるまでに時間がかかる。ある日の妊婦健診では、30分も会計に呼ばれるのに時間がかかった。

そして、言われたのは「本日は妊婦健診券範囲内でしたので、追加のお支払いはありません。」だ。思わずズッコケそうになった。お支払いもないのに、30分も待たされていたのか・・。

日本の医療システム上しょうがないとはわかっているけれど。この会計までの待ち時間が改善されて欲しいと切に思う。時は金なり、である。

ドイツ)出産後の入院は基本2日

日本では、出産後に5日、帝王切開の場合は長くて14日入院しないといけないらしい。

私は一人目をドイツで産んだので、出産後2日目には自宅に帰った。産後1日で自宅で帰ったというツワモノもいる。(看護師の方で、仕事場でもある病院に長く居たくなかったから交渉したと言っていた。)

初産婦でも出産後入院二日でなんとかなった。そのため、経産婦である今回も入院は二日くらいでいいなあと思い、日本で助産師さんに相談してみた。

経産婦の場合、産後経過が良ければ、1日くらいは短縮できるかも、とのこと。短く出来ても、1日か・・と思ってしまった。

日本は、出産費用は無料ではない。出産一時金が出るが、出産費用の方が高いことが多いため、自己負担金が10万近く、もし帝王切開など医療措置が増えればもっとかかるらしい。

入院する日数が減れば、その分だけ出産費用を抑え、もしかしたら自己負担金も減らせるかもしれないのに。出生率が減っている日本なのだから、もう少し産む側の金銭的負担も減ればいいのに、と思わずにはいられない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?