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公園のおもちゃはみんなもの!

2歳の息子と保育園後によく公園に行きます。ベルリンの公園は、どこもサラサラ砂が敷き詰められているところが多いです。

そのため、砂遊び用具は欠かせません。シャベルに、バケツに、ザルに、アイスクリームカップに・・。子供たちは砂遊び用具を持って公園に来ます。

さて、公園には暗黙の了解があります。

「公園に持ってきたおもちゃはみんなのもの」

自分の子供が他の子供の砂遊び用具を使い始めても、焦らなくても大丈夫。私は最初気になって、息子が他の子供のおもちゃに手を出し始めたら「自分のおもちゃで遊ぼうね!」と言っていました。

すると、公園にいる他の親たちから「大丈夫、気にしないで使って」と言われて続け、公園でのおもちゃは子供達間で貸し借りするものだと学びました。日本での公園でもこんな感じで貸し借りするものなのでしょうか?

おもちゃの貸し借りといえば、ちょっとたまげたエピソードもあります。ある日公園にボールを持参したのですが、少々放置している間に他の子とその子のパパが遊び始めました。

その親子たちは結構長い時間ボールを蹴って投げて楽しそうに遊んでいたのですが、私たちが先に帰ることになり、ボールを回収しに行きました。

「私たちのボールだから返してくれる?」と子供の方に聞くと、子供はパパの方の顔を見て「返すの?」という顔をしました。

すると、パパの方が私に「君たちのボール?」と聞いてきたので、「そうです。」と言うと、「OK,Gut.(オッケー👍)」との一言。

ボールなんて別に使ってもらっても構わないけれど、軽く感謝の気持ちを言われるかなと思っていただけに、「おぉそう来たか…!」と思いました😅

きっと彼らにとっては、公園にあるおもちゃはみんなのものなので、別に使わせてもらったからといって感謝も何もないのでしょう。そして、彼らのおもちゃが誰かに使われても、然り。

ベルリンの公園で受けた小さなカルチャーショックでした。

でも、おもちゃが人のと混ざって失くなってしまう可能性もあるので、名前はしっかり付けておいた方が良いです。💡


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