人前で話すスキルを褒められる私がやっている小技集 vol.3
続きです。
今回は、人前で話す際に身体を動かす小技を紹介します。
身体を動かすタイミングは決めておく
話始めたら、話すことに精一杯。
終わるまで、微動だにせず。
いっぱいいっぱいのまま、終了。
そんなのつまんない!
身体を動かして話をした方が、聞いてもらえる!
それに、こなれ感があって見栄えがいい!
でも、人前立つとうまくできない!
そんなときは、事前に「いつ・どのような動作をするのか」を決めて、練習しておきましょう。
私の場合、こんな動作を事前に決めています。
・ここで手を叩く
・ここで頷く
・ここでスクリーンを指差す
・ここで歩く
(もちろん臨機応変もできます!笑)
はい、気持ち悪いですね。
事前に練習してる姿とか、本当に気持ち悪いです。
ただ、事前に決めてやっていると、回数を重ねると自然にできるようになります。
それでは具体的な身体の動かし方を3つ紹介します。
難易度易:3本指をかかげる!
「ポイントは3つあります。」
このときの手の高さは、目線の高さより少し下です。
その流れでこうなります。
「1つめはこちらです。」
このイラストは手の位置が高すぎるので目線の下くらいがおススメです。
大体、人は3つにまとめたがるので、取り入れやすいと思います。
難易度普通:スライドに向かって手を伸ばす
「今回扱うテーマはなにか?」
「それは…(スライドに向けて手を伸ばす、その0.5秒後にスライドを切り替える)こちらです。」
※手の位置はこの画像より少し上かな。
聞き手が少し飽きてきたな、でも大切なことを言いたい。そんな中盤にオススメの動作です。
この動作は、タイミングが大切です。
スライドを送るのは、手を動かした少し後にしましょう。
手の動きで注意を集める、そのタイミングで大切な一言が書かれたスライドが表示される。
そうすることで、伝えたい一言がしっかりと聞き手に伝わります。
難易度高:オーディエンスに向かって歩く
「(オーディエンスの中に向かって歩いていく)先ほど、○○さんは××とおっしゃってました。
同じような体験したことある方はいますか?
あるよーって方は手を挙げてみてください。
(自分の手を軽く挙げて挙手を促す)
あー、結構いますね。
(手を挙げてるオーディエンスの近くに寄って質問してみる)
ちなみに、どんな感じでしたか?」
〜オーディエンスが質問に答えてくれる〜
「なるほど。
(前方へ戻っていく)
お二人の話に共通点がひとつあると言えます。
(前方に戻った)
それは、こちらです。」
ここにはポイントが2つあります。
ひとつめは、スライドを使わないことです。
歩いてくる人がいるとします。当然、聞き手の注目は話し手に向いているわけです。
前方は見ていません。
なので、前方に戻るまでは、スライドは使わないようにしましょう。
スライド使わないで、何を話すのか?
それがふたつめのポイント、話す内容です。
話し手が演台から離れて、こちらに歩いてくる。
これは聞き手にどのような印象を与えるでしょうか。
「パーフェクトプレゼンテーション」という本にも書いてありますが、演台のデメリットは親しみにくさを感じさせることです。
その演台から聞き手に対して近づくことは、すなわち、親しみやすさを演出する行動です。
聞き手が親しみやすさを感じているときに、何を話すのか?
オススメはふたつ。
「共感してもらいたい話」と「交流することができる話」です。
共感してもらいたい話。
何か具体的なエピソードを紹介するとき。
「うんうん、わかるわ〜」と思ってもらいたいとき。
交流するとき。
質問を投げかけるとき。
誰かに話を聞いてみるとき。
これで使い方のイメージはお伝えできたと思います。
ちなみに、「歩く」は演出度合い高めなので、やり過ぎになる場合もあります。
普通の会議では、浮いてしまうかもしれません。
TPOを選んで使ってみてください。
身体を動かすタイミングは話すより前
下記の3つを脳内再生して、どれがかっこいいから考えてみてください。
①人差し指を立てた後に「ひとつめは」と言った
②「ひとつめは」と言うと同時に人差し指を立てた
③「ひとつめは」と言った後に人差し指を立てた
これが③がとてもダサいのです。
①と②はしっくりきます。
私が①をオススメするのは、無理をしないためです。
話すことと身体を動かすことを同時にやるのは難易度が高いです。
事前に決めたタイミングで、事前に決めた動作をする。
それが出来たら話を再開する。
これがオススメです。
なお、②が両方できる場合は、使い分けがオススメです。
①はタメを作るので、より重要なところで。
②はさらっと入ってくるので、①よりは重要度が低いところで。
こんな風に私は使い分けています。
身体を動かすと、自分のペースを取り戻すキッカケになる
事前に練習してまで、身体を動かすことをオススメする理由があります。
それはペースを取り戻すキッカケになるからです。
話すことに精一杯になっているとき、少し身体を動かすと、気持ちが落ち着きます。
話すことをやめて、身体を動かしてみる。
そこで1秒話をすることをやめる間が、自分のペースを、取り戻すキッカケになります。
人前で話すことが楽しいことになればいい
人前で話すことって、慣れると楽しいし工夫のしがいがあります。
人前で話し慣れていることが、自分のやりたいことの実現を助けてくれることがあります。
だから、この記事のタイトルに興味を持って読んでくださる方が、前より楽しめればと思います。
なんとなくで実践していることを、文字に起こすとまとまりますね。自分にとっていい機会でした。
我流だけれども、誰かに習ってきたノウハウだし、本にも書いてあることが多いので、書いてみました。
Vol3まで書いたので、ひとまず終わりです。
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