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【2021年2月19日のこと】テーブルパン、ナイルパーチの女子会、

1. 世界の片隅からこんにちは❗️
2. テーブルパンを久しぶりに作ってみた。強力粉とドライイースト菌、砂糖、塩、牛乳、バター。
3. こねてまとめて、パン生地がつやつやに弾力を持って育っていくのを掌で感じ、パワーをもらう。
4. 一次発酵のときに放たれる、プールのシャワー室入り口のような(?)匂いが好き。この発酵臭を嫌うひとは多いけど、わたしは嫌いじゃない。
5. 倍に膨らんだ生地をガス抜きして、丸めて成形して、オーブンで焼いていく工程も好きだ。出来上がった温かいパンの香りもスーハースーハーと吸い込む。
6. あるドラマのセリフ「焼き立てのパンの香りは明日の匂いがする」は、本当だな、と思う。胸に抱き寄せると、温かな猫みたいだ。
7. パン作りは、癒しにつながるんだな、と改めて思った。手を使う作業というのは、いいものだ。パン作りブーム、再来の予感♪


8. ドラマの『ナイルパーチの女子会』にハマっている。GYAOでの更新を楽しみにしているが、先が読めずに待ちきれなくなり、ついに原作を読み始めた。
9. 原作は、柚木麻子さんの小説。柚木さんは、『ランチのアッコちゃん』など明るくて軽やかな読み口のイメージを持っていたけれど、今回はダークな感じの女友だちの話で、どこか身に覚えのあるような内容が刺さりまくる。
10. 一気に読んでしまった。ドラマと違って、登場人物の内面の感情が丁寧に描かれているから、よりざわざわしてしまう。後半に行くほどホラーのような展開になり、びびる。
11. 主人公は、海外からの食品を輸入し国内の企業に売る商社の水産部門で働くエリート女性。かつて「白身魚」として食べられていた偽装魚のナイルパーチの取り引きにかかわっている。
12. ナイルパーチという淡水魚は、一つの生態系を壊してしまうほどの凶暴性を持つ要注意外来生物。主人公は、自分もナイルパーチなのではないかと密かに悩んでいる。アリ地獄系の暴走キャラ。
13. もうひとりの主人公は、主婦のダメ日記ブログが人気の専業主婦。こちらも女友だちが出来ないと悩んでいる。SNSあるある満載、不器用な生きにくい系。
14. この2人の関係と2人を巡るサブキャラが予想を越えた行動をしまくるから、最後まで落とし所が予想できず、本がなかなか閉じられなかった。
15. とにかくリアルでドロドロした内容だったけど、ラストは少しだけ夜明けの、朝の、希望の匂いに救われた。
16. 小説に何度も出てくる偽装魚、代用魚に興味がわく。回転寿司のえんがわが、かれいやひらめのえんがわじゃなく体長3メートルにもなる「おひょう」のえんがわだということを知る。確かに、だから安いんだよね。
17. 社会的なことも絡められていてとても読み応えがあった。次も柚木麻子さんの小説『Butter』を読んでみるつもり。こちらも凄そう。


18. 焼きそばパンがあるのなら、炒飯パンもいけるのかな、と思って母が残したチャーハンをパンに挟んでみた。
19. 食べてみたら意外にイケたけど、炭水化物✖️炭水化物のヘビー級糖質に罪の意識が芽生えてしまった。
20. わたしはカリカリに焼いたトーストにバターと蜂蜜をかけて食べるのが、いちばん好き。バターをバタースナイフで塗るときの音と齧る音も愛している。テーブルパンだけじゃなく、工夫して食パンも作ってみよう。

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