モンジャラ天野

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多機能本屋のディレクターになりました(2023) noteが嫌になったのですきな人にすきを送るだけのアカウントです

最近の記事

声を誰かに委ねるな

パブリックアートは、平均点が取れなくても 皆が受け入れられなくてもいい 良くないという声があがったなら、「じゃあどうしたらいいか」という議論ができる だから「声がうまれること」が大事だ 今日、イムズであったトークイベントでそんな話が挙がり、 "アートの役割は問題提起"だと、思い出したように改めて感じた (確か BEPPU PROJECTの山出さんがおっしゃっていて、その時すごく腑に落ちた言葉だった) わかりやすいものだけで溢れていると、 もしくは わかりにくいものを「わか

    • 死んだら刺繍の可愛い服を着て、明るく送り出されたい

      「死」について、よく思っていることを書き記しておく === この前、島根のお店で初めて知ってすぐに手に取った『igoku』 いわきの地域包括ケアのメディアである 「死ぬときは家で死にてぇよなー」とか、「地域包括ケアってどういうことだったっけ」という、自分と同じ目線でわかりやすく文章が書かれている データも載っていて、納得しながらも軽やかに読めるのだ なにより、そこには医療や死についてのことが書かれてあるはずなのに、明るい気持ちで読み進められる 死をタブー化せずに向き合

      • 推し活をお店にも棚田にも。

        少し前に、佐賀・長崎の棚田調査ツアーに行きました。 そこで知った棚田の土木技術が途方もなく凄かったので記録に残しておきたくて綴る記事です。 棚田の話ではあるんですが、いまコロナ禍で、たくさんの愛すべきお店が窮地に立たされてる中で、「好きな場がこれからもそこにあってもらうためには、シンプルに その場を好きな人が行ってお金を落とすしかない」なんて漠と考えていて、これは棚田にも、近所の大好きな花屋やお好み焼き屋にも通じることだと思ったので、つらつらと書き残しておきます。 ==

        • 観光客を囲い込むホテルと商業施設は悪か?

          「おもろかったら、人は来ますよ。おもろいもんを作ることです。」 そんな、シンプルで本質的な言葉をいただいたのは先日のとある授業でのこと。 大分県別府市にあるAPU(立命館アジア太平洋大学)の学長・出口治明さんがゲストにいらっしゃったのですが、私がした質問「ゆめタウンにも、杉の井ホテルにも囲い込まれずに、どうやったら、別府を訪れる人はまちをもっと歩いてまわってくれるでしょうか?」に対して、そんな言葉をいただきました。 私は大分出身なのですが、それはさしおいても、今まで足を

        声を誰かに委ねるな

          世界の水辺都市アムステルダムと福岡の水郷・柳川を比較したら、日本の観光に足りないものが見えてきた(写真多数)

          この1年間、お仕事で福岡の「水郷」柳川へ携わっている天野です。 先日「世界の水辺都市の観光はどうなっているのか!?」実態を探るべく、会社の研修旅行でオランダの首都アムステルダムへ行ってきました!! オランダといえば水車にミッフィー、チューリップなどが有名ですが、もう行ってみたらとにかく、それはそれは美しい屋外空間と水辺の観光の楽しさ、そして観光の整備がなんと素晴らしきこと! 今日はそんなアムステルダムと柳川市の、水辺の観光事情を比べてみようと思います。 △初ヨーロッパに

          世界の水辺都市アムステルダムと福岡の水郷・柳川を比較したら、日本の観光に足りないものが見えてきた(写真多数)