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死んだら刺繍の可愛い服を着て、明るく送り出されたい


「死」について、よく思っていることを書き記しておく

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この前、島根のお店で初めて知ってすぐに手に取った『igoku』
いわきの地域包括ケアのメディアである

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「死ぬときは家で死にてぇよなー」とか、「地域包括ケアってどういうことだったっけ」という、自分と同じ目線でわかりやすく文章が書かれている
データも載っていて、納得しながらも軽やかに読めるのだ

なにより、そこには医療や死についてのことが書かれてあるはずなのに、明るい気持ちで読み進められる
死をタブー化せずに向き合うことの大切さを改めて思う



2年前にじいちゃんが死んでから少し経ったとき、ふと「そうだ」と思い出したように読んだのが、ヨシタケシンスケさんの大好きな絵本『このあとどうしちゃおう』だった

主人公のおじいちゃんが死んだ後に、おじいちゃんの部屋から出てきたノートを見ると、死後の楽しい妄想が書かれていて、、、というおはなし。

かなり身近な人の死を経験したのは、私にとってじいちゃんが初めてだったから、じいちゃんは最期を本当に病院で過ごしたかったのかなとか、色々と思うことがあったのだった

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どういう風に死にたいか、死んだ後はどうして欲しいか、もしあと1年で死ぬとしたら何がしたいか、、
元気なうちに大切な人とそんな話ができていれば、その時が来ても後悔ってきっと減るし、大切な人の死を怖がらずに受け入れやすくなると思う

ヨシタケさんのこの絵本は、ヨシタケさんご自身の体験からくる「死」についての思いをもとに作られたもので、絵本に挟まれていた小さなリーフレットにあるインタビュー記事もとてもいい
「あぁ、死んでこんな世界だったらたしかに楽しいな!」って、ちょっと笑いながら死を読めるこの絵本が大好きで、時折ひらいている



少し前に 棺桶がAmazonで買えることを知り、いいなー!と思って色々調べていたら、明るいお葬式の国が結構あることや、ガーナの棺桶がめちゃくちゃ愉快なことを知った

私の葬式もイケてる楽しいものがいいし、レースとか刺繍をたくさん使ったかわいい死装束で、お洒落してあの世にいきてぇな〜と思う
棺桶は何にしようか?法事には好きな芸人さんに来てもらって、家族を笑わせてくれたらうれしいな、、
こういうことを色々と考えていると、宗教のことも俄然気になってきたので勉強したいと思っている


いわきでは「わたしノート」という、自分の最期を設計するためのノートが発行されていて、病院などで手に取れるのだそう
素敵だなあ。


死について思いを巡らせることは、同時に生について思いを巡らせることでもあると思う。だからできれば一人じゃなく大切な人と、笑って話せるうちに話しておけたらいいな。

igoku』はwebでもアーカイブがみれるのでご興味ある方ぜひに。
igokuも『このあとどうしちゃおう』も、死について明るく話せるきっかけになる、とてもすてきな読み物です。



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