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自由と絶景/Havana,CUBA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あるときから、絶景といわれるものを見たいと思わなくなった。

たぶん、三回目に日本ではない国に行ったあたりから。
それは、自分の好奇心がなくなったようで悲しい気もした。そして、簡単に人に言えないことだった、だって話を盛り下げるから。
でも今はそれでいいと思っている。
19さいあたりまでは、きれいな景色や大自然が自分の心を豊かにしてくれるものだと思っていた。とにかく、色んな国に行って色んな景色を見たいと、次の長期休暇はどこへ行こうかと考えることに必死だったかな。世界の絶景全部まわってやろうとも思ってたし。

そうではなく、何かもっと自分が強く願って、自分が描いたものを見たいと思うようになった。

絶景はそこにあるだけで、自分で描いたものではないんだもの。
自由だから、自由をもっていたからこんなに乾いた言葉を口にできる。
不自由なく育ったから絶景なんて、と口にできることは確かなんだけど。

旅の道中で、世界を旅する旅人から
「飽きた」 
という言葉を何度も耳にした。

なんてこった、世界中旅してても飽きちゃうのだ。

誰かが残した歴史や自然がつくったものを見て感じて残していくだけでは飽きちゃうよね、そだよね〜。ってわけ。さっきのと、おなじことだ。

帰ればいいのに、と思うけど、そうはいかないのが長旅というものらしい。


実はこんなことを写真にも感じている。写すだけでは物足りないかも。
絵でも書けたらいいのかな〜

さみ

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