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カナダ留学日記20 3週目!アクティビティ

私の通う語学学校は、週に何回か、放課後のアクティビティを企画してくれている。「みんなでラーメンを食べよう」とか「街を観光」とかである。学校の先生が引率してくれるので英語の勉強に役立つし、全て無料で参加できる。私もこれまでに公園散策や、Jタウン散策のアクティビティに参加している。この週のアクティビティは火、水、木と、3つあったのだが、木曜日はテストの前日だったので参加を見送った。

①Five Guysのハンバーガーを食べようの会
「ファイブガイズ」とはアメリカの有名なハンバーガーチェーン店で、ハンバーガーチェーン店No.1にも輝いたことがあるらしい。トロントにも店舗がある。あのオバマ元大統領も好きだとか。そんな有名店とは知らず、とりあえず参加〜と思って行ってきたのだが、とても美味しくてびっくりした。肉が分厚くてジューシーで、トッピングも盛りだくさん。今まで食べてきたハンバーガーの中でもトップクラスの美味しさだったと思う。ポテトは量が多すぎて食べきれなかった。一番小さいサイズを頼んだのだが、マクドナルドのポテトのLサイズ以上のボリュームがあった気がする。

袋の中でポテトが散らばっているこの豪快さ
トッピングはEverythingって言えば全部乗せしてくれるらしい
私は知らなくて、ベーコンとオニオンのみにしてしまった!勿体無い!
ドリンク飲み放題。全部で2000円超えだ。高い。けど美味しい。

お腹がいっぱいになったので、少し歩きたい気分。今回はDundas駅の店舗に行ったので、帰りにイートンセンターを1人で観光してきた。有名なドデカショッピングモールなのだが、私はやはりファッションにもショッピングにも関心が向かないようで、「へ〜」という感じで終わってしまった。買い物や観光よりも自然が好きである。じゃあバンクーバーに行けばよかったのでは!?と思われそうだが、トロントの方がイベントがたくさんあるので、トロントの方が良い。自然よりも人と交流できる機会が多い場所が良い。お祭りが大好きなのである。今のところ、ハリーポッターのミュージカルと、野球観戦(大谷選手目当て)とアニメフェスティバルの予定がある。夏のトロントは最高である!(金もだいぶかかるが…)今はミートアップというアプリを使って積極的にイベントに出かけて人に出会うようにしている。その記事はまた別に書く。



②ウォーターフロントを歩こう!
ウォーターフロント。素敵な名前だ。Union駅から歩いて行けるエリアで、オンタリオ湖の周りを散策するアクティビティである。今の所、私が参加した中で一番楽しかったアクティビティである。

まずは「フェアモントロイヤルヨークホテル」を見学だ。Union駅に直結している豪華なホテルで、トロントで一番有名?らしい。高すぎて泊まることはできないが、ロビーは立ち入り自由とのことだった。

綺麗なロビーだ
正座表?
なんかオシャレだ
一度泊まってみたい!
地上に出て外観を見た。大きすぎてカメラに収まらない。

ビーバーテイル!!
ビーバーテイルとは、名前の通り、「ビーバーの尻尾」のような見た目の、平べったいお菓子である。カナダに来たら一度は食べたい!!と観光雑誌によく載せられている。色々な味が選べて、アイスのトッピングもできる。インスタ映え間違いなし。量もちょうど良くて、放課後の糖分補給にピッタリだ。

チェーン店だと思うが、ダウンタウンでは見かけたことがない。The 観光地といった感じ。
ジェラートもジュースもスナックも注文できる
ナンのようなもちもちした生地に、クリームとキャラメルキャンディみたいなのがのせてある
タフィーだったかな?
ビーバーもマスクをしていた

私がメニューが読めなくてもたもたしていても、店員さんは笑顔で色々話しかけてくれた。注文すると「Sure!」(もちろん!)と言ってくれた。トロントで買い物をしているとよくこの「ショア!」を聞くのだが、「OK.」と低いトーンで返されるよりも嬉しい。

しばらくここで軽食タイム。湖沿いにあるお店なので、湖を眺めながら食事ができる。アイスを食べている人や、ちょっと離脱して別の店にチキンを買いに言っているグループもいた。

カモがいた。ゴミだらけで汚く見えるが、彼らも楽しそうに食事をしていた。
子ガモがたくさんいた


いざ!ウォーターフロントへ

腹ごなしの散歩をしつつ進むとウォーターフロントエリアに到着。横浜のみなとみらいの景色に少し似ている気がした。

とりあえず写真を撮った(?)
ハーバーだ
CNタワー
スケボーができるコーナーらしい

今回はラテンアメリカ系の生徒が多く参加していたので、海沿いで音楽を流してダンスが始まった。ラテンの人たちの陽気なムードに触発されて、私もサルサ初体験。

相手がリードしてくれたので、なんか流れで踊れた

こんな感じで散々楽しんで帰ってきたのだった。
ちなみにこの週の文法クラスのテーマは「苦情の手紙」である。テストは「ライティング」だ。社会人時代、苦情を言われることは日常茶飯事であったのだが、誰かに苦情の訴えをしたことはほとんどなかったので、楽しかった(?)

教科書のお手本は「注文した商品が届かないのに、クレジットカードから現金が引かれている。カスタマーセンターに電話したら不誠実な対応をされた。」との旨をその店のマネージャーあてに書いたものだった。



苦情の手紙を書くポイント
①怒りで我を忘れないように、落ち着いて。
 こちらが怒り狂って叫んでいるだけでは、相手もきちんと対応してくれない。
「なんかヤバイ奴」扱いされてしまうのだ。誠実に対応して欲しかったら、こちらも冷静でいなくてはならない。

②メールではなく手紙で
 メールは読み流されてしまうことがある。手紙の方が丁寧だし、確実に届くし、こちらの気持ちが伝わる。(本気度も伝わる)

③自分が努力した点を説明する
 まず、もう一度ショッピングサイトの注意書きを読んだ上で、それでも自分に落ち度がないと判断したこと、カスタマーセンターに電話したのに対応が不誠実だったこと等を書く。

④flatteryで締めくくる
 flatteryとは、日本語いうところの「お世辞」である。
「私はいつもあなたのお店を利用していて、その度に素晴らしいサービスを受けていました。」「今回のことは、たまたま何か間違いがあったのだと思われます。」「あなたなら、きちんと対応してくださることを信じております。」といという風に締めくくる。これで相手も誠実に動かざるを得ないということだ。


日本では、「大声で怒鳴ったもん勝ち」といった風潮があると思う。大声を出した人から優先的に対応してもらえるのである。これは真実だと思う。しかし、トロントに1ヶ月いる限りでは、そんな風に苦情を言っている人を見たことがない。また、店員さんたちにもしっかりとした権限がある。「No」が言えるのだ。「嫌です。」「対応しません。」「不満なら帰ってくれて結構です。」という態度が許されている。というか当たり前である。怒鳴り散らして怒り狂っている客はもはや客ではなく、「クレイジー」扱いされてお終いなのだ。ちなみに、レストランで店員さんに「すいませーん!注文お願いします!」と声をかけるのも失礼にあたる。(日本人やりがちだが)
店員さんは奴隷ではないので、決められた流れでサーブすることが仕事である。彼ら主体でサービスを行う。客からいちいち呼びつけられる筋合いなどないのだ。「急いでよ!この後仕事あるんだから!」という人は「え?じゃあ外食に来なければいいでしょ。」返されてしまう。客側からすると窮屈に感じる人もいるかもしれないが、店員も人間。自分の権利を守って、働けるというのは素敵なことかもしれない。

この週の、テスト明けの土曜日にはナイアガラの滝観光をした。次回の記事で紹介する。

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