見出し画像

本当の自分への扉は、闇の中にある。

私たちは普段、自分のネガティブな感情を感じたくありません。
だけど、このネガティブな感情こそが、本当の自分へ繋がる鍵を握っています。
自分から出てくるあらゆる感情を受け入れ、あらゆる自分を愛することができなければ、本当の自分を生きることはできません。
”闇を知らなければ、光を知ることはできない”
闇があるから光が存在し、その逆も然りです。
闇も光もすべて、私たちが自ら作り出しているのですから。


①私たちが自ら闇を作り、それを癒すプロセスがある理由

私たちの魂は、前世・現世・未来世の記憶(あらゆる次元にいる自分の記憶)を持つとされていますが、生まれる時にその記憶を忘れます。
しかし生まれる前に、私たちはライフプランを決め、今世での課題を決めて生まれてきます。
私たちの魂は、欲しいものをすべて手に入れることや成功することを目的として地球に降りてくるわけではありません。
つまり俗に言う幸せになるためではなく、”経験を通して成長するため”に生まれてきます。(これが相当厄介です…笑)
つまり魂は、経験に良い悪いというジャッジをしません。自己成長を遂げるためならトラウマや悲しみだって厭わないのです。(魂さんはドSが多いのです笑)
そして、自ら作った闇を癒す(自分が作ったことに気づく)ことで、闇の原因になった人々、今目の前にいる大切な人々を癒すことにも繋がります。
“自分を癒さないと他人を癒せない。”
この事実は、ヒーリングの仕事をすると決めた瞬間に、私の一番の課題となりました。
魂と私たちの表面意識には、”認識のズレ”があります。癒す前に、この”ズレ”を知っておく必要があります。

②癒すプロセスで、知っておくべき魂についての認識

  1. 魂は、”自分探しドラマ”をしに地球に降りてくる。そのため今までの魂の記憶を一度手放し、『私とは何者なのかを思い出す旅』というドラマを演じに来ている。ドラマのテーマも決めてくる。(自己愛・手放し・許しなど…)

  2. 本当の自分をドラマチックに見つけるために、闇の中に扉を作る。その扉を開ける鍵となるのが”心の傷”、”トラウマ”や”インナーチャイルド”と言われるもの。実はその鍵こそが、唯一無二のパワーポイントであり、潜在能力が眠る場所。

  3. たとえ誰かにひどいことをされ、誰かにひどいことを言われたとしても、”傷つくこと”を選んでいるのは、いつも自分自身”だということ。
    ”傷つき、傷つける”の相互関係も魂の契約と言われるもので、私たち役者同士がお互いの人生に関与する約束をして生まれてくる。(ソウルメイトなどと言われる)

  4. 魂は、”いま、ここ”にしか存在できない。
    過去の嫌な記憶に囚われて、同じことをぐるぐる考えているときや、「こうなったらどうしよう」と未来に不安を感じているとき、魂はそこに存在できず、分離した状態になる。
    つまり、身体(魂の器)と思考だけとなり、現実を動かすパワーを失った状態になる。

③闇の中から見つける魂の灯火

私の場合、家族の問題は本当に向き合いたくない問題の一つでした。
家族の前だと本当の自分で居られず、鎧を着て武装しているような状態でした。私にとって育った家は、私が安心していれる場所ではなく、人間の汚い部分を見せられ、価値観を押し付けられる場所だったからです。
祖母は表面的には”良い人”の仮面をつけ、裏側では居ない人の悪口を言う人。
幼少期にそれを見続けて来たために、”人は嘘をつく=簡単に信用できない”と言う認知が私の中でできました。
母親は、体裁や社会からどう見られるかを過剰に気にする人間で、子供の意志より自分の正しさを押し付け、他人からいかに良い評価を得るかに固執しているように見えました。
私は社会に出て初めて、自分が必要以上に他人からの評価を気にする人間だと気づきました。他人の些細な一言で傷つき、心が不安定になることもたくさんありました。
でも、そういったネガティブな体験がなければ、心のあり方を追求することもなかったし、”本当の自分とは何か”を意識することはなかったと思います。
そして人は、体験することで初めて”知る、理解する”ということ。
教科書の知識だけを頭に入れても、本当の理解に至れないことも身を持って体験しました。経験こそが言葉を手繰り寄せ、そこに魂が宿る。
そんな風に今は思えるようになりました。
一つとして無駄な経験はなく、点と点が繋がり、後ろを振り返ってはじめて、そこに”意味のある描写”が浮かび上がることを知りました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?