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負けている人向けのギャンブル依存症の克服方法

パチンコ店の廃業が相次いでいますが、ギャンブル依存症の人は減ってるんでしょうか。ちょっと調べたところ、途中で調査方法が変更されて500万人以上いたのが、70万人になったようです。んなわけあるかいと思いましたが、カジノ誘致などもあり、様々な大人の事情があるのでしょう。とりあえず全国に70万人位はいると思っておきます。意外に少ないですね。

私も昔はパチンコパチスロ大好きで4、5年やってました。どれくらいはまっていたかというと、授業も出ずにパチンコ屋に行く、旅行に行ってもパチンコ屋に行く位です。今思えばADHDの脳にはうってつけの快感刺激行動で、そこそこ依存していたと思います。

ADHDが依存症になりやすい理由はこちら。

そんな私がどうして辞められたのか、誰かの役に立てればと思い、恥を忍んで書いてみます。パチンコパチスロのみ。やめたのがかなり前で現状を把握してないので、全く使えなかったらごめんなさい。それから、ずっと勝っていて、金銭的には問題ないけどギャンブルが原因で人間関係や仕事上でトラブルを起こしてしまう重度の依存症の方は今回対象外です。ご了承下さい。

依存症はなぜ問題なのか

まず、一番の大きな問題は金銭問題です。給料がなくなるならまだましで、借金をしたり、犯罪に手を染めてしまうこともあります。

二つ目に、人間関係です。ギャンブルにのめり込むあまり、周りの人との関わりよりもギャンブルに行くことを優先してしまうことがあります。

ギャンブルに行く目的をはっきりさせよう

まず、多くのギャンブラーはお金を増やしたいという気持ちでギャンブルをしに行くと思います。若干毛色が違うのが競馬ファンで、最初はお金優先だったのに途中から馬に入れ込んで、好きな馬の故郷までお金をかけて遠征に行ったりする人が出てきます。依存症患者とファンと違いはそういうところでしょうね。…すみません、脱線しました。

家に帰りたくないからパチンコ屋に行っている人、この人達はパチンコでなくても良いはずです。山から夜景を見たり、漫画喫茶に行ったり、他の手段があります。家に帰って家族と話し合い、根本的な問題を解決できればなお良いです。

演出を楽しみに行ってる人、ゲーセンの方がパチンコの釘も甘く、スロットの設定も甘いので、長時間楽しめるでしょう。

本題に戻ります。多くの人はお金を増やそうとパチンコ屋に行っているはずなのに、少なくない人がお金を増やす行動をしてないです。なんとなくパチンコ屋にいって、混んでいれば空いてるところに座って、なんとなく打って、なんとなく出たり飲まれたりしています。それでは最初のお金を増やす目的は達成できません。

私の場合

私のギャンブル好きはパチンコからはじまります。初日は勝ったのですが、続けるうちに負けが増えてきました。パチンコは1000円あたりの回転数が多ければ多いほど勝率が高いです。釘を見て、この台は廻りそうかなと思って打ってみても意外に廻らなかったり、そもそも大当たりの確率が1/300以下だったので、大当たりするまでが長く、あたりを引くまでにお金がなくなって帰らざるを得なくなりました。そうこうしている内に1ヶ月で30万負けたのです。

学生だったのでこれはヤバいと思い、やめれば良いものをパチスロに転向することにしました。パチスロってそれぞれの機種に打ち方が有って、それをしない人はまず負けます。訳がわからないので雑誌を買うわけですが、雑誌を買っても何を言ってるのかさっぱりわからないのです。そこで、インターネットでパチスロのサイトを巡回してパチスロの打ち方、用語を勉強し、プロの立ち回りを真似して毎月トータルではコンスタントに勝てるようになりました。例えば、前日閉店前のデータとり、朝並ぶ、勝てない台では打たない、その店に良い台がなければ店移動、設定が良さそうな台に当たったら閉店までひたすら打つ、打ってる間もデータ取り、帰ってから集計などです。もちろん、技術的な情報を仕入れ、それを実践します。

勝てるようになったのにどうしてやめたか

トータルで勝っていたとはいえ、そこまで目押し(ボタンを狙ったところで止めること)も上手くなく、すべての台の打ち方を覚えていたわけでもなく、プロの立ち回りの真似をしなければならなかったので、面白かったはずのスロットがただただお金のためだけの作業になりました。そのわりにへたくそなので時給換算したらそこまででもなく、やりたい台は撤去され、面白かったはずのスロットが苦痛にしか感じなくなっていったのです。人間関係もないがしろにして、サークル活動も行かなくなっていたので、時間を無駄にしたことにも気づいてしまいました。

ちなみに本当のプロは打ち方を自分で考え、攻略法も見つけていました。既存の攻略法すら覚えられない自分は尊敬の眼差しで見ていたと同時に、そんな事は到底できないと限界を感じざるを得ませんでした。

真剣にやったからやめられた

先に目的をはっきりしようと言ったのには、金を増やしたいという目的でギャンブルをするなら、それなりの努力が必要で、そこから振り落とされずについていく必要があるということを伝えたかったからです。パチンコの時は勝つための釘読みが甘く、そこまできちんと考えていなかったので、負けていても通ってしまう負のループに陥っていました。

最後に

負けているのにどうしてもやめられない人は稼ぐ事を第一目的に、自分の使える範囲のお金と時間の制約のなかで「本気で」やってみて下さい。コンスタントに勝てるようになっても飽きないという人は、家族が許すのならばそのまま続けても問題ないでしょう。家族や周りの人間が許さないのであれば、人かギャンブルか選びましょう。プロ転向も良いですが、社会保険もなく、法規制で突然勝てなくなる事があることだけは忘れないで下さい。

大した知識もないのにちょっと偉そうに立ち回りを語っていることも、ギャンブルにはまっていたことも、人にいうのは恥ずかしいのですが、やめたいのにやめられない人の役に立てたら良いなと思って書きました。気軽にやるから負ける、負けるけど気軽にできるからやる、という無限ループから脱出しましょう。本気でやるとめんどくさい!

サポートがわりに地域のおいしいものを食べて、それを教えて下さい。近くに行ったら私も食べます! ちなみに私の好きなものは岩手県の田村の梅と長崎県の角煮まんじゅうです。 コロナのせいで各地のおいしいものが消滅してしまうかもと心配しています。みんなで守ろう、おいしいもの!