整体に行った日記

久々に整体に行きました。季節の変わり目でちょっと鼻の調子が悪かったり、反り腰がひどくなっていたからです。運動不足なんだろうな、と思います。

弱い力なのになぜかものすごくリラックスできるところで、初めて行った時はリラックスしすぎて泣きそうになっていました。リラックスしすぎて怖くなって、しばらく足が遠のいていたくらいです。今日は前回よりもストレスが溜まっておらず、整体師の方にも「無理はしていなさそう」と言ってもらえました。良かった。体が歪むのは何かの癖があるからで、自分の体の癖を見つけたら良いし、おもしろいだろうねとおっしゃっていました。整体院には感覚の鋭いお客さんがよくいらっしゃるそうで、会ってみたいなと思いました。ストーカーになるから駄目だけど。

整体を受ける最中は気持ちいいのですが、それと同時に面白いです。同じ部位の左右での張りや硬さの違い、歪んでいる方向、無意識に入っていた力がわかります。整体は体を整えてもらう時間ですが、自分の体を観察していく時間でもあるように感じます。健康のためでもあるけれど、遊びみたいな部分もあります。ニュートラルな自分の体の状態がわかると不調に気づきやすくなりそうです。それだけじゃなくて、背骨が整っている感動や、垂直に地面に立っていることの感動が大きくて、今なら世界の真実がみつけられるんじゃないかとかいう、怪しすぎる自信まで出てきます。呪術廻戦の真人は魂と肉体なら魂が強いと言っていますが、むしろ魂は肉体があって初めて形を成し始めるように感じます。真人の言うこともまあ説得力はあるけれど。

帰路では人の観察をしました。人の動きを気持ち悪くならない程度に見ていました。
電車で右隣にいたおじさんは、席が埋まっていたので最初立っていました。網棚に鞄を載せる時、不安定な物でもないのにちゃんと載っているか確認して、網棚の奥の方にまでギュッと押し込んでいて、丁寧か不安症な人に見えました。空席が出るとすぐに座りました。しかしスマホを触らず辺りをぼうっと眺めていて、相当お疲れのようにも見えました。
左隣にいたおじさんも、席が一杯で立っていました。本を読んでいて書名が気になったけれどブックカバーがかかっていました。ブックカバーのかかった本を読んでいる人ってミステリアスです。この人も空席ができるとすぐに座りました。読書をやめて寝ていました。お疲れなのかつまんない本だっただけなのか、それとも他の理由なのかわかりません。

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