「自社が求める人材を安いコストで採用したい」
そう考えている中小企業の社長さん、人事担当者さんは多くいらっしゃると思います。
採用に必要な4つのこと
前回、前々回の記事でも書きましたが、採用に必要なことはこの4つだけで大丈夫です。
もっと簡単に言うとこんな感じでしょうか。
これさえできれば採用はできます。
逆にこれらの課題はクリアできますし、中小企業でも大手企業であっても採用市場で勝つことができます。
「自社には強みがない…」
「募集を出しても応募がない…」
「そこまで高い年収を出せない…」
25通のスカウトメールだけで2名採用ができた?!
今回ご紹介するのは東大阪にある中小企業様です。
自動車のエンジンに必要な機械を作られている40名規模の企業様でした。
これまで主に求人広告をお使いになられており、人材紹介サービスは採用コストが高すぎるとのことで、新たな取り組みとしてダイレクトリクルーティングに興味があるとご相談をいただきました。
それぞれの課題と採用の4つのポイントを合わせてみていきます。
-どんな採用チャネルをチョイスするか?が採用の成否を分ける。
課題①求人広告で効果が出ていない。
-費用対効果という観点で採用チャネルの選定する。
「採用ができなかった」ことはあくまでも結果論のため、「なぜ?」を深掘りして要因分析を行うことをしました。
今回は待ちの求人広告ではなく、攻めのダイレクトリクルーティングをチョイスしました。
魅力がたくさんあったので、適切な方に情報を届けて口説くことを前提にチョイスしました。
-どんな人材を採用するのか?適切な職種名を見つけるためのコツ。
課題②採用したい人材像は明確になっている。(と思われていました)
-採用ターゲットの理解をする=訴求すべき内容を考える。
今回募集されていたのは、装置の組立を行う「装置組立職」でした。
求人名も重要のため、Indeedをはじめとして対象となるユーザーがどのようなキーワードで検索をしているのか、自分自身をどのような職種として認識をしているのかを分析して、「装置組立職」としました。
次に、求める人材像を明確にするための要件定義を行います。
議論を重ねて以下の要件に当てはまりました。
-「自社の強み」の見つけ方。
課題③自社の強みがわからない。
・競合と比較した自社の魅力(=武器)と戦略を考える。
・自社の魅力(=武器)を適切に表現する。
要件定義を行い、求める人材像を明確化できたので、次に自社の魅力をどのように訴求して応募を集めるかを考えます。
-「自社の強み」の表現の仕方。
これらを踏まえて、実際に作ったスカウト文面はこちらです。
-スカウトメールで伝えたかったことを解説!
解説していきます。
まずこれらは、冒頭である「会社概要」と「こんな方にご案内しております。」の部分に落とし込みました。
いかに自分事として捉えていただくか?を重要視しています。
次にこれらは「採用背景」と「ビジョン」の部分に落とし込みました。
採用したいと思っている事実と、今後目指していること、企業としての価値観や考え方、理念など、エモさも合わせて伝えていくことを意識しています。
これらを参考に、自社の強みを考えることもおすすめしています。
まとめ
25通のスカウトメールで2名の採用が決まりました。
1通あたり5分程度時間をかけ、ご経歴のどんな部分に魅力を感じたのかを記載して配信。
約2時間で2名の採用は比較的効率が良かったと思います。
改めて以下の4つのポイントを踏まると採用はできます。
できているようで実はできていないことはありますので、情報を集めつつ、客観的に自社を見つめ直すことが重要です!