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ダイレクトリクルーティングサービス「キャリトレ」を使ってみた

ダイレクトリクルーティングのサービスを実際に使ってみて、感じたことを書いていくコーナー。今回は第七弾として「キャリトレ」について書いていきます。

過去アップしたものはこちら。
第一弾:「doda Recruiters」
第二弾:「ビズリーチ」
第三弾:「Green」
第四弾:「AMBI」「ミドルの転職」
第五弾:「LinkedIn」
第六弾:「Wantedly」

サービスはURLをご覧いただくとして、実際の機能や効果について運用してみた結果を書いていきます。*あくまでも個人的な見解です。

【強み】

若手向けにスマホで気軽に利用できるような仕様に加え、企業と候補者双方からの「気になる」「興味あり」や自動レコメンド機能などにより手軽に接点を持つことが可能。


掲載職種(求人)無制限

候補者の初回登録が手軽にできるようになっており、新規登録者が多い印象
一方、企業観点からは候補者の詳細が分からないという側面も。特に、初回登録時に直近の在籍企業名、企業の事業内容、担当業務、アピールポイントは必須項目であるものの、在籍期間や前職までの経歴の入力を求められないため、直近の在籍企業の経験のみしか把握できない候補者が多い。(特に在籍期間がわからないのは不便…)

候補者が登録する際に、アピールポイントとして業務の実績の入力を求められるため、業務実績の入力率が高い
業務実績の入力を必須項目として求める媒体は他にはない(と思っています…)。

候補者からの「興味あり」、企業からの「気になる」機能がある
自社に興味がある候補者が判別できる。

足跡機能がある
求人を閲覧した、比較的確度が高そうな候補者を把握できる。

求人作成画面に他社の人気求人を閲覧できる機能があり、人気求人を参考に求人作成を行うことが可能

自動マッチング、レコメンド機能がある
人工知能によるレコメンド機能がある。

【企業側】
求職者の経歴書や行動から人工知能が適切な人材をレコメンドしてくれる。書類選考合格者の経歴と似ている候補者、登録しているターゲット条件に合った新規登録者をダッシュボードに表示してくれる。
【候補者側】
キャリトレが提供している「キャリア診断」を行うと、下記の情報を元に求人がレコメンドされる。
・職務経歴や資格などの基本的な会員情報
・キャリトレが提供しているキャリア診断テスト
・サイト利用動向
・自分と似た志向性の他会員利用動向

候補者側の画面はスマホで見やすいようにUXが優れている
*企業側の管理画面は後述。

会員登録日順でソートできるため新規登録者へのアプローチが行いやすい

スカウト一括送信可能

ターゲットリストに保存・評価した候補者一覧にアクセスできるURLを発行し、メール送信ができる
人事と現場との目線合わせのため、候補者のピックアップや対象となる候補者の評価付けを行う際に便利。
人事でピックアップやABC評価した候補者の一覧をURLとして発行が可能で、現場責任者などにメールで送信することができる。
*要は人事と募集している現場との目線合わせが容易に行える仕様になっている。

条件を満たした求人は無料で求人特集に掲載することが可能(先着順)
ダッシュボード上で、「管理職」や「英語」「関西」「SaaS」など特集設定が可能。

企業情報に最大6枚の写真を登録することが可能で、社内の雰囲気を伝えやすい

月別、求人別、年齢別など、比較的レポート機能が充実している

キャリトレが設定した出身大学ランクでの検索が可能

S〜Eランクまである。

【弱み】

手軽さ故に、職務経歴の詳細を確認できない。誰に、どのようなメッセージを送ったのかが確認できないため、スカウト送信のPDCAを回すことが難しい。

候補者の職務経歴の入力が簡易なため経歴の詳細がわからない
過去の在籍企業や在籍期間など職務経歴の詳細の入力が求められないことや、スキル登録時の入力が職種ごとの選択式ではなく、候補者のキーワード入力であるなど、【強み】でもある候補者の登録にかかる手軽さ故に、スキルマッチングの精度が低そう。(エンジニアであれば、言語や経験フェーズの一覧が提案されるような媒体が多いが、キャリトレは候補者が自分で「Java」「要件定義」など入力していかなければいけないので入力漏れが多そう。)

企業側の管理画面を使いこなすには慣れが必要
候補者送信済みスカウトの確認やテンプレートの保存など、どんな機能がどこにあるかがわかりにくい。

スカウト開封数、求人閲覧数など、候補者のアクション分析ができない
スカウトや求人票の精度が良いのか悪いのか分析が難しい。

システム利用料+成功報酬費があり、案件や採用人数によっては費用が高い
ただし、付与されるプラチナスカウトの通数が多いことはメリット(min800通)。

エージェント利用が多い
ビズリーチと同様、ヘッドハンターやエージェントからのスカウトメールが圧倒的に多い。
*候補者側にはヘッドハンターからのスカウトを受け取らない設定も可能。

【その他】

候補者が応募したのちに、対応を2週間放置すると自動的に不合格通知が送信される

【まとめ】

・メインターゲットを若手に絞っているため、スマホで見やすい、手軽に転職活動を行えるなど若手向きの仕様になっており、それ故のメリットもデメリットもある。

・人工知能による、行動履歴や他者データなどを元にしたレコメンドやマッチング機能が充実しており、検索機能でターゲットを探しに行くと同時に、工数をかけずにマッチングが期待できる。

・スカウト文面や求人票の分析などはできないため、PDCAを前提とした運用は難しいが、特集設定や気になる機能を活用することにより自社への興味喚起、応募を促すことが可能である。


お問い合わせはこちらから。

@hamadaysk


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