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【育児は妻への思いやり】夫婦それぞれの特徴を活かした育児とは

日本では、まだまだ、男性の育児が進んでいると言えません。
文化的に「男性は外、女性は中」の考え方で家庭が築かれてきたことで、子育ては女性が中心にするものという認識が今でも残っています。

そのような文化を変えていくことは労力がかかりますが、ANDROSOPHYは、少しでも男性の主体的な育児が実現するように活動をしています。

では、夫婦が共に育児をするには、どのようなにすればいいのでしょうか。
今回は、ANDROSOPHYが考える夫婦の育児についてお話しできればと思います。

夫婦それぞれの特徴を活かした育児とは


育児は、男女それぞれが持つ特徴を活かし行なうことがいいと考えています。
例えば体格差や筋力差を考えると、抱っこやおんぶ、荷物を持つなどの力が必要な状況に関しては男性が有利です。

もちろん、男女の切り口だけで育児を仕分けるのは難しいのも事実です。
能力は人それぞれで異なるため、あくまで夫婦間で何ができるか何が得意かなどを共有しておくといいでしょう。

また、男性は「女性よりも育児のスタートが絶対に遅れてしまう」ということを理解しておくと、より主体的に育児を考えられると思います。

女性の育児は、赤ちゃんを授かった時点で始まります。
お腹のなかに命を授かり出産を経て、最初に赤ちゃんにあげるご飯として授乳するのも女性です。

つまり、女性は必然的にやらなければいけないことが多く、男性はそれを理解してあげるところから育児の第一歩が始まると思っています。

きっかけはスウェーデン人と日本人の夫婦の考え方


「夫婦でそれぞれの特徴を活かした育児」を考えるきっかけになったのは、ANDROSOPHYを立ち上げる前に取材をさせていただいたご夫婦でした。
お会いしたご夫婦は、旦那さんが日本人で建築事務所を構えており、奥さんがスウェーデン人で0歳・3歳・6歳のお子さんもいらっしゃいます。

お話しを伺う中で、家族写真を見せてもらい驚きました!
旦那さんが0歳児を抱っこ紐をし、6歳児を肩車し、片手に3歳児を抱っこしていました。しかも、もう片方の手には荷物を持っており、本当に驚きました。

写真を拝見した私が「すごいですね!」と言うと、旦那さんは「当たり前だと思っていた」と話し、彼は、「妻の身体は生まれつき線が細いから、子供の抱っこは身体の大きな私がやるべきだし、女性に荷物を持たせるなんてできないよ」と言い、「妻の身体を気遣い、体格差を活かし自分のできることをやっていく」というのが彼の考え方でした。

一方で奥様は、旦那様とお子様の日々の服を準備してくれるそうです。
建築関係の旦那様は体格も相まって毎日デニム姿。
取材当日も上下デニムでした。

育児は誰が何をするかを決めるのではなく、相手のことを気遣いながら自分のできることをやっていくという考えを夫婦でお持ちの素敵な家族でした。

このご家族を拝見し、それぞれの特徴を活かして、ぶつからずに相手のことを理解して育児することが大事なんだと気づきました。

「子供の世話をする」の裏返しは「妻への思いやりとケア」


私が子供のころは、近所のおじいちゃんおばあちゃん、友達のお父さんお母さんが、たとえ他の子でもお世話をしてくれていました。

今は時代も変わり、そのようなご近所付き合いも減り、子供の面倒を見てくれる人数が減っているように感じます。

女性の育児負担は、昔に比べて大きくなっている。だからこそ、男性は家庭に目を向けて育児をしないといけない。

ですが、育児をやろうとしても幅が広く、何をするか何をしないかを決めるのは難しいです。当時1歳の娘の育児を頑張ろうと思った私もそうでした。

そこで大事なのが、相手の気持ちや行動を見ながら自分でやるべきことを探していくことです。

日本人の男性育児に足りてないところは、典型的な妻への思いやりだと思います。

私が取材させていただいた建築事務所のご家庭も、妻を思いやり、妻のケアとして、自分ができることは何かを考えて行動されていました。

彼の姿を見ると、本来男性がすべき育児とは「子供の世話をする」というよりも、「妻のケアをする」ことではないかと思いました。

相手のことを思いやり、何ができるかを探す。
妻をケアすることで、女性は女性がすべき育児に集中できるようになり、それが結果的に子供のケアにもなる。

そんな育児もあっていいと思います。

育児は、夫婦だからではなく、人と人とのコミュニケーションで成り立っています。

男性が使いやすい抱っこ紐が育児の入り口にもなってくれる


男性は、真っ向から「育児してよ」と言われても、何をやっていいか分からず壁を作ってしまいがちです。

女性は妊娠したときから、必然的に病院から育児について多くのことを聞き、本を読み、検索し、やるべきことを覚えていきます。

また、検診に行ったり実際にお腹の中にいる赤ちゃんを感じて”ママ”になっていくのです。

しかし、まだ育児のスタート地点にも立っていない男性は育児をどこから始めていいのかわかりません。 だから、育児のスタートを分かりやすくできたらいいなと思っています。

そして「男性の育児を当たり前にする」という理念を掲げているANDROSOPHYだからこそ、男性にとって使ってみたいと思うベビー用品を提供することで、育児のスタート地点を示すことができれば嬉しいです。

男性が育児に関心を持ち思いやりを持つことで女性の育児ストレスは軽減され、女性でやるべき育児がどんどん率先してできるようになり、家庭全体の育児が良くなると信じております。

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