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初ダイビングした時の衝撃

今でこそお仕事で毎日のように潜る生活をしていますが

私が人生ではじめてダイビングをした時に受けた衝撃は今でも忘れられないので、今回はそれをnoteに残して置きます!

今バリバリ潜ってるダイビングインストラクターも
最初はお客さんからスタートしてて
しかも、実は、お客さんの中でも特に手のかかるお客さんだった人だっているんだよ
っていうのも伝わると嬉しく思います☺️


場所はオーストラリアのケアンズ。

2018年の6月、当時私は大学3年生で一人旅で訪れました。

ダイビングをしようと決めたのは、ケアンズに着いてからでした。

どんなアクティビティができるのかな〜って検索していたら、ダイビングが出てきて

水中世界見れるの楽しそ〜っていう軽ノリで予約しました。

いざ当日、ダイビング船に乗ると、インストラクターの方からブリーフィングと呼ばれるダイビングの説明や注意事項を受けました。

その注意事項を聞いて、ダイビングを少し怖く感じたのを覚えています。

“絶対に水中では息を止めないでください。
水圧の変化により肺が破裂します”

と言われた時には、本当にビビり倒しました…。

海で、自分が何かしくじって

肺が爆発したらどうしよう、、

って、怖くなり、その時はじめて

ダイビングって、軽はずみで申し込むにしては危険なスポーツだったんだって思いました。

(今思えば、そんなに怖がる必要はないです!
ただ、無知過ぎる状態だったので、怖い印象を強く受けてしまいました)


説明も終わり、ポイントに到着。

いざ着替えて準備も終え、海に入る時が来ました。


呼吸器を咥えて海に顔をつけるってなった瞬間

やばい、無理かも

って思いました。

息苦しく感じましたし、何より

空気のない世界に行くってことを、海に入ってやっと本当に理解したんです。

感覚的にはいきなり宇宙に放り込まれたみたいな感覚で

“え!?!?
息の仕方分からないんだけど!?
死ぬじゃん!!
こんな世界に行くって頭じゃ分かってたはずだけど、心構えできてなかったよ!!!”

ってなりました。

怖過ぎてすぐに海から顔を上げました。

私だけ慣れるのに時間がかかり、他のお客さんを待たせていたので、現地のインストラクターに怒られました。

『他のお客さんの水中時間短くなるから、潜るのか諦めるのかどっちかにして』

って言われちゃいました。

もしかしたら、この発言を聞くと

『インストラクターの人、こわっ』

って思うかもしれませんが、

当時の私は、この一言で覚悟を決めれたので

必要な一言だったと思います。

もちろん、その時はちょっと怒られた気分にはなりましたが

その一方で、

『怖い怖い』って言うのは自分が無意識に甘えてたんだ

って気付き

“海の世界を見たいなら、自分がやるしかない!”ってこの一言で、ようやく気付けたのです。

(余談ですが、この経験があるので、私もお客様のタイプによってはちょっと厳しい発言をしてしまうこともあります。それも本当は愛なんです、、!)

なんとか水中にはいれましたが、初めてのダイビングは、緊張でガチガチでした。

撮ってもらった写真を見ると、怖過ぎて無表情。
目が全然笑ってなかったです😅

(下に写真を載せますが、真顔過ぎて恥ずかしいのでシルエットでどうぞ…!)

2018年6月初ダイビングinケアンズ


ずーっと緊張しっぱなしでしたが、

本当にめちゃくちゃ楽しかったんです!!

『無重力な空間ってこんな感じなんだ〜!』

『アリエルとかニモで見た景色じゃん!!』

って、見る景色全てに感動してました。

そして、何より1番感動したのが

インストラクターの人たちに魚が寄り付いていることでした!

それも、餌付けをしているわけではなく、自然と寄って行ってました。

私が見た印象としては

飼い主のところにかけよって行く犬のように

魚がインストラクターに懐いてるように見えたんです。



なぜ、この景色に私が感動したのかと言うと、私からしたら、魚は食べるもの。

生き物とは言え、犬猫のように身近な存在ではないし

魚に感情があると思えていなかったんです。

そんな魚が、犬のように人に懐いてる姿を見て

魚に感情ってあるんだ!!!

って衝撃を受けました。

そして

自分が知らないだけで、この世界には、私が愛情を注ぎたいと思える何かがまだまだあるのかもしれない。

って漠然と思いました。

何かっていうのは、壮大な自然だったり、生き物だったり、文化だったり、、

たとえば、行ったこともないけど、住みたい!って惚れ込んでしまう町が世界にはあるかもしれないし

これについて知りたい!って熱中してしまう何かがあるのかもしれないって思ったんです。

何かは分からないです。

でも、世界は広いんだってことを、この魚とインストラクターの関係性をみてすごく感じたんです。

この感情を感じさせてくれたこと。
しかも5年以上たった今でも、その時の興奮はずっと残り続けてる。

この時のダイビングに感謝の気持ちでいっぱいです。

初ダイビングが終わったあとは、感動で頭がホワホワしてました。

例えるなら、運命の人に出会ってしまった夜という感じ。

(クサイこと言ってごめんなさい😇)

この時の感動があるから、しんどかったり、悲しいことがあっても、ダイビングを続けてこれたんだと思います。

正直、仕事にしてから、ダイビングを好きか分からなくなったり、潜りたくないと思う時期もありましたが、

初めてのダイビングの感情を思い出すことで頑張れてました。


それに、初ダイビングの時に、私自身が恐怖を乗り越えて、素敵な世界を見ることができて、感動し、考えさせられたので

怖がるお客さんの気持ちも分かるし、そんな人も含めて、全員に海の世界を見せてあげたいって思えます。


今回の記事を通して

ダイビングの感動や、ダイビングインストラクターも最初はピヨピヨだったよってことが伝わると嬉しいです。

少しでもダイビングの世界に興味を持ってもらえたら嬉しいです☺️🌺

読んでくれてありがとうございました!

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