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ふたたびa-worksで働くことを決めた理由。求められる基準が高く、しんどいけれどおもしろい

退職した会社に再入社する「ウェルカムバック採用」「アルムナイ採用」という言葉が最近注目を集めています。実はa-worksにもそうしたメンバーが何人も!いったんa-worksを離れたのちふたたびa-worksで働くという選択をしたメンバーに、現在の仕事内容やa-worksの社風について聞きました。

(左上)倉橋香織:化粧品メーカーを退職後、2019年12月から数ヶ月a-worksに在籍。通販メーカーで経験を積んだのち、2022年4月にa-works入社。ビジネスプロデュースチーム所属。(右上)相場悟:金融機関を退職後、2015年から2018年までa-worksに在籍。通販メーカー2社と老舗IT企業を経たのち、2023年4月にa-works入社。ビジネスグロースチームリーダー。(下)広報 石原

同業界・別業種の視点を得たことで、改めてa-worksの考えに共感

ーーa-worksに入社、退社、再入社に至るまでのキャリアについて、ざっくり教えてください。

倉橋:a-worksの前に勤めていた化粧品メーカーではブランドマネージャーを担当していました。担当商材はドラッグストアなどリアル店舗での販売がメインだったのですが、今後はECの知識が必要になってくるだろうと思い、ウェブ広告を扱うa-worksに入社。ただ、当時のa-worksの事業は成果報酬型広告(アフィリエイト)の運用がメインだったので「もっとウェブ広告全体を直接触って経験積みたい」と思い、通販メーカーに転職しました。

通販メーカーではウェブ広告全般を担当していました。出産を機に働き方を見直したいと思っていたタイミングでa-worksのメンバーや野山さん(社長)と話す機会があり、いろいろと意見交換するなかでもう一度a-worksで働いてみたいとの思いが芽生えて今に至ります。

相場:a-worksの退職理由は、家庭の都合で遠方に引っ越すことになったためです。当時はまだ世間一般的にリモートワークは浸透していなかったので、引っ越したエリアに本社を持つ通販メーカーに就職しました。その会社で約1年働いたのちに大阪に戻り、化粧品をメインとする通販メーカーに転職。そのあと縁あって老舗IT企業のスタートアップ部門で働き始めたものの、自分のバリューを出せず目標がない状態に焦りを感じていました。

a-worksを退職してからも野山さんはじめメンバーとの交流はゆるく続いていたのですが、互いの現状を報告し合うなかでa-worksへの再就職という選択が現実的となり、入社を決めました。

ーーもう一度a-worksで働こうと思った決め手は?

倉橋:実際にメーカーで働いてみて思ったのは、「たしかにいろいろ経験できるけど、得られる情報は限られているんだな」ということ。このままメーカーに居続けても自分のキャリアの武器となる情報は全然増えないし、今の経験を持って代理店という場に身を置けば、もっと未来を見据えた視点と情報を集められそうだと思いました。

また、メーカーの立場から代理店に「どうやったらもっと事業を拡大できるだろうか」と相談しても、本当にこちらのことを考えて向き合ってくれる代理店は少ないのだと感じたのも理由のひとつです。メーカーの担当者としていくつかの代理店とつきあいましたが、LTV継続率などを見据えた本質的な提案ではなく、初回購入の獲得件数を伸ばすのみで2回目以降の購入に繋がらない提案がほとんど。そうしたときにa-worksの話を聞き、改めて、クライアントに対する姿勢に共感したのを覚えています。

相場:さまざまな立場に身を置いてきましたが、結局は「どのポジションにいるか」より「誰とどんな環境にいるか」のほうが重要だと気づいた、という理由が大きいように思います。

かつては、代理店の立場だからできることできないこと、メーカーの立場だからできることできないこと…が明確にあるのだと思っていましたが、実はそうでもないのかも、と。というのもスタートアップ部門で働いていたときに「Aがメイン事業ではあるけれど足りないキャッシュを補うためにBもやって」といったケースが多々あり、結局はどんな規模感の企業であれ必要に応じて求められる事業は日々変化していくのだと知り、立場による仕事の線引きにこだわらなくてもいいのではと思ったんです。

2度目の入社前、a-worksメンバーや野山さんから「新しい事業モデルをつくっていきたい」という話が出たときに、新規事業の立ち上げに携わった経験から「だったらこういう方向性がいいんじゃないでしょうか」と意見したところポジティブに反応してくださったので、だったら何かお力になれるかもしれないな、と思ったことを覚えています。なぜ大阪に戻ってきたときではなくこのタイミングなんだと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)、当時は、a-worksに戻っても価値を出せないんじゃないかと思っていたんですね。だから、「今の自分なら役に立てるかもしれない」と思えたのは、a-worksに戻る理由として大きかったように思います。

また、前職ではリモートワークにおけるコミュニケーション課題を感じることもあったのですが、リモートワークと物理でのコミュニケーションを目的に応じて使い分けているa-worksの働き方も、いいなと思ったポイントのひとつです。

倉橋:たしかに、リモートワークでしっかり働ける環境は大きな魅力でした。わたしが前職の在籍中に出産したときはちょうどコロナ禍で、産休から復帰したあとはリモートワークで働いていました。ところが、コロナが収束するにつれてだんだんと出社しなければならない雰囲気が強まってきて…。小さい子どもの世話をしながら毎日出社し、キャリアアップをめざすのは難しそうだなと思っていたときにa-worksの働き方を聞いて、その環境ならフルタイムで働けるし、自分のキャリアアップもあきらめずに済むと思えたんです。

経験に頼るだけではなくトライアンドエラーを重ねて新しい事業を牽引

ーー倉橋さんは前職での経験を買われて復帰されたんですよね。

倉橋:そうですね。そのころのa-worksは、長年の主幹事業である「成果報酬型広告」だけでなく、クライアントから提示された予算に応じてさまざまな広告提案をおこなう「予算運用」に力を入れ始めていた時期。予算運用の依頼に伴ってDSP広告※の配信を増やしたいという背景があり、その運用を任せていただくポジションで戻らせてもらいました。でも全然結果を出せず…目標達成への意識が低いと指摘されました。

※DSP…ターゲットを絞り込んで配信するウェブ広告。広告効果を最適化するため、広告枠の買い付けや配信、クリエイティブ分析までをおこなう

ーー今の倉橋さんの活躍を見てるとにわかに信じがたいんですけど、当時と今とでは何が違うんでしょう?

倉橋:今思うと、それこそ言われたことしかやってなかったというか…うまくいかなかったことに対して「なぜうまくいかなかったのか」「どうすれば数字を伸ばせるのか」といった視点が欠けていたのだと思います。

その後、別のクライアントの予算運用に携わる機会をもらい、その経験が転機になったと感じています。クライアントにとって何がベターかを都度考えてさまざまな広告を提案し、必要に応じて記事やクリエイティブも自分たちでつくって…。今振り返ると「本格的に、予算運用での提案を強みにしていけるのでは」という兆しが見えてきた案件になったと思います。

その後も継続してさまざまなクライアントの予算運用を担当させていただいていますが、広告だけでなく、LPO(LPのリニューアル)やチャットボットの提案など、提案の幅がどんどん広がっていて楽しいです。これまで以上にクライアントの事業構造に踏み込むケースも増えてきたので、広告運用だけではわからなかった変数を知ることができ、どこをどう変えるとどこに影響するのかを考え、検証し、成果につなげられることがとてもおもしろいです。通販メーカーで働いていたときも設けられた予算に応じて広告媒体を運用していたのですが、このときの経験のおかげで「外部パートナーと同じ感覚で運用の数字やクリエイティブを評価する」「数値間や媒体の動かし方が判断できる」といった力が身についたと思っています。

ーー相場さんが入社されたのは予算運用の幅が広がり始めたころですね。

相場:予算運用の規模感が広がり始め、さまざまな改善提案にトライしている時期でした。a-worksはクリエイティブ制作や検証において「購入体験の一貫性」を大切にしているのですが、それを実現する要素のひとつとして着目したのがチャットボット。前職の経験でチャットボットの事業インパクトが大きいことはわかっていたので、もっと力を入れましょうと提案し、再現性を高める仕組みを構築していきました。世間的にはあまりチャットボットが重要なものだと捉えられていないような印象もありますが、前職で「とにかくアップセルを狙わなければならない」という状況下においてチャットボットやサンクスページの効果を感じていたので、ここにリソースを割く意義はあるのではと。

倉橋:実際、チャットボットの改善は今のa-worksにおいて大きな武器になっています。相場さんの仕事って本当に幅広くて、新しいビジネスにつなげる企画開発をしているかと思えば、今あるリソースを有効活用するための調整もしてる。例えば、クリエイティブの工数を下げて質を上げる、みたいな、今まで見落とされがちな箇所にも向き合っていらっしゃるし…本当にマルチな人だなあと思っています。

相場:いえいえ、ケチくさいことを仕方なく言うみたいな役割を担っています(笑)

とはいえやはりリソースが無限にあるわけではない、というのは事実なので、新しいことを始める際にはいったんスピード重視でラフに取り組んでみよう、という点は意識しています。いいアイデアだと思っても本当に大きく伸びるかどうかがわかりませんので、まずはプロトタイプなどで反応を見ながら、未来を正しく判断しなければと思っています。

ーー相場さんから見た倉橋さんの評価はいかがでしょうか。

相場:例えばクライアントから「ウェブ広告と言っても、いったい何から手をつけたらいいでしょうか…」といった疑問があったとして、それに対して「めんどくさいな」と思ってしまう人も少なくないと思うんですが、倉橋さんはしっかり真正面から向き合える人だと感じています。それは、「こういう手法がありますよ」「今はこの広告がアツいですよ」みたいな枝葉の話ではなくて、「あなた方の事業構造はこうなっているので、こういった広告でテストマーケをして、そのうえで本格的に広告を投下して、1年後の利益がこれくらい残ることを見据えてやっていきましょう」というところから提案をされている。やってることが広告屋さんじゃなくコンサルですよねって思って見ています。

事業構造に向き合ったコンサルティングと、広告の提案・執行をするにあたって、倉橋さんしかできないことだなあと感じるのは「人情と根性で人を動かす」というところ。どれだけロジックが整っていても、根っこが冷たい人は他人を巻き込むことができないと思うんですよ。社内のメンバーはもちろん、クライアントもパートナーも巻き込んで動かせるのは倉橋さんのお人柄も大きいと思います。

倉橋:すいません、かなりいい感じにまとめていただきました(笑)

自由と責任が両立している環境。学びの機会の多さも魅力

ーー今の仕事のおもしろさ、a-worksの魅力はなんでしょうか。

倉橋:一番は裁量の大きさです。自分が「これで行きたい、これがいい」って思ったときにNGが出ることはまずなくて、自分の信念で推し進めていける。加えて、それに対して周りのみんなが協力していいものをつくってくれるので、非常にありがたい環境だと思っています。

相場:自由と責任がしっかり両立していますよね。パフォーマンスを出せているかどうかは厳しく見られている一方で、新しいことへのチャレンジだったり現状への問題提議だったりも推奨されている。やるべきこと、求められているべきことを遂行しながら、プラスアルファで新しい取り組みを同時に進められる環境はa-worksの魅力だと思います。

倉橋:また、学びの機会がたくさんある点も自分にとってはありがたいポイントです。わたしはアラフォーで出戻り組なんですけど、キャリアや年齢に関係なく自分が希望すれば社内外の研修に参加できたり、野山さん直々に成長支援の場を設けていただいたり。チャンスを掴む機会、学ぶ機会を平等に与えてくれるのは、a-worksのいいところだと感じています。

相場:いわゆる大手企業のような「研修制度が整ってます」ということではなくて、自分たち主導で学びの場をつくることができる社風だと思います。例えば最近だと外部講師による定期講座を開いているんですが、百戦錬磨のプロのマーケッターから自分たちの案件のフィードバックをいただける機会は非常に有意義ですし、上からやらされているわけではないのでメンバーの熱量も非常に高い。日々の振り返りも含めて、いい意味でみんな「学ばなければ」との意識が強いのだと思います。

ーーa-worksの課題を挙げるとすれば。

相場:ここ数年でa-works採用基準が上がっていると耳にするのですが、出戻り組の採用は選考がゆるい気がするのでもっと厳しくてもいいかもしれないです。そうするとわたしは受からないかもしれませんが(笑)

倉橋:おばちゃんしんどいから若手の成長を望んでます!ぐらいですかね(笑)。能力ある人たちばかりだし、単純に経験の数だと思うから、もっと積極的に経験を勝ち取っていってほしいなと。あと、今わたしが取り組んでいる内容は本当におもしろいと思ってるんで、そのおもしろさを若いメンバーにも知ってもらいたいです。

前回の在籍時と比べると、求められる基準と幅がものすごく上がっていると感じます。セルフマネジメントやコミュニケーションについてはテレワークならではの難しさもあるので、常に「今はなにが必要か」を意識しないと押しつぶされてしまうかもしれません。

常に進化が必要な会社なのでめっちゃ忙しいし、めっちゃ高い基準を求められる。もちろんしんどい面もありますが、それが自分の成長になってるし、それがおもしろさでもあると思っています。

ーー最後に、今の目標を教えてください。

倉橋:売上を月1億つくって、めちゃくちゃ偉そうな顔をしたいです(笑)

相場:直近の目標としては、プロフェッショナルの生産性を向上させること。ビジネスグロースチームにはエンジニアやクリエイターといったプロフェッショナルが多く所属しているので、AIやシステムの力を使って彼らの力をパワーアップしていきたいですね。「まあまあの精度のものを量産する仕組み」ではなく「プロフェッショナルクオリティのまま、生産性が2倍3倍にもなる仕組み」を実現したいと思っています。


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