Why " tsumuji " ?(ver.2)
感動する瞬間っていつですか
こちらはうちのHP、冒頭の一節です。
心が動かされる瞬間の多くは、空や海、花や生き物の豊かな色彩や情景、環境からもたらされる普遍的で美しい姿、瞬間だったりします。そして人はその瞬間を求めて旅に出たりする。だから意図せず偶然見上げた空が美しかったときにはとっても嬉しくなりませんか?
自然の情景と同じくらい感動する瞬間がもう1つあります。それは誰かの想いの強さに触れたとき、またその想いから努力し続ける姿勢を見せられたときです。アスリートのそれが想像しやすいですが、これってスポーツに限ったことではなくて、探してみると実はいたる所で出会うことができると思っています。
当たり前かもしれないですが、真剣に社会と向き合う人たちの多くは自分のリソース(心や体、それからお金)を総動員して自己実現を果たそうと、生きようと努力を続けています。シビアな現実との隣り合わせではありますが、これって純粋にとってもステキじゃないですか?ぼくたちの領域である商空間で例えるなら、毎日お客さんの笑顔やその先の未来を見ながらお店を開き、試作、改善を続けるごはん屋さんなどがそうです。
では、自身の分野では誰にも負けない実力と想いを持っている人がいざ自分のお店を始めようというとき、想いやアイデンティティを反映させた自分のお店を開業するプロセスってはじめから考え付くものでしょうか?言わずとも答えはNOです。
空間づくりのプロセス
空間という2文字には、不動産、建築、設備、インテリアデザイン、ブランディング、それに付随するグラフィックデザイン、サイン、販促・オペレーションアイテムなど、多岐に渡る知識と経験、デザインリテラシーが求められます。
物件を見付けて仲介さんに工務店さんを紹介してもらい、ロゴなどのグラフィックを何とかすれば箱としてのお店は完成してしまいます。ただこれで末端まで神経の通った空間を創ることは難しい。なぜなら工務店さんと事業者が空間をつくる目的は完全には一致しないからです。それでもたまたま成功するのは3パターン。
・立地が特別
・空間を無視でも口コミで集客できる商品力
・店主自身がデザイン力と開業準備に並行してクリエイティブディレクションをやり切るバケモノ
仮にいずれかに該当していても、この方法がベストだったとは言えないはずです。
ステキだと共感した想いがその目標地点まで届くように手助けしたいんです。これまで培ってきたデザイン力はもちろん、不動産物件取得のリスクヘッジから、施工上の品質・コスト・スケジュールのマネジメントまで、空間づくりに必要なあらゆるノウハウを駆使して、事業者がゴールに近づけるように押し上げていきたい。
だから
ぼくたちは色や形は持たず、想いを押し上げる風のような存在になる。
" tsumuji " にはそんな想いが込められています。
ときに既成概念を壊す大きな力となり
ぐるぐると思考をめぐらせ
ちょっとお茶目でユーモアがあること
これがtsumuji の由来であり、理念とも言えるかもしれません。
共感してもらえる方たちとこれからも生きた空間を創り続けていけたら幸せです。
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