マガジンのカバー画像

月刊青木真也

月刊青木真也 青木真也の記事をお得に。 青木真也の発信する記事が1200円で読み放題に。単品で買うよりもお得です。
¥1,200 / 月
運営しているクリエイター

2024年1月の記事一覧

ONE165 直前変更で特攻できずに死に損なった青木真也 試合周りの話

ONE165 直前変更で特攻できずに死に損なった青木真也 試合周りの話

今回の試合は「最後の闘い」と称したように死に場所にするつもりだったし、文字通り特攻でフルラウンド闘う気など微塵もありませんでした。片道切符で帰る場所はなく辿り着いた場所が死に場所だと思っていました。

もっとみる
ONE 165 応援ありがとうございました。 青木真也はヨカタじゃねんだよ!の巻

ONE 165 応援ありがとうございました。 青木真也はヨカタじゃねんだよ!の巻

ONE 165 応援ありがとうございました。

今はただただ安堵感。嬉しい気持ちが底にはあると思うのですが、今は安堵感が覆い被さっています。ケガがなくてよかったと思う気持ちが最初にくる時点で競技者ではないのかもしれませんが、興業を成立させるプロ格闘技選手ではあると思っていて仕事に胸を張っています。

青木真也の目から何が起こっていたのかを書き記します。職業人の参考になるものだと思うし、何かのプロを

もっとみる
計量通過 明日は試合です 試合に向けての気持ちを綴ります

計量通過 明日は試合です 試合に向けての気持ちを綴ります

計量通過。明日の試合が確定しました。

試合をする権利を得たと同時に試合から逃げられない状況になりました。長渕剛「勇次」の中で「撃鉄は落とされ おれたちは駆け抜けた」と歌詞にあるのですが、撃鉄は起こされた状態であとは引き金を引くだけの待ったなしです。今回もまたやるしかないです。

毎回だけど、試合をやりたくはないです。逃げられるものならば逃げ出したい。今回は試合前に穏やかな日々を過ごせていたから、

もっとみる
試合スケジュール2日目 束の間の休息 穏やかな時間

試合スケジュール2日目 束の間の休息 穏やかな時間

試合スケジュール2日目。昨日の公開練習で竹浦さんのラッシュガードが2枚売れたようです。竹浦さんのキャラクター「ちょこび」は弊社田中がデ
デザインさせて頂いたので嬉しいです。まあそれはそれとして。試合スケジュール2日目です。

もっとみる
島田将斗記者が勝負を挑んできた 試合をアンサーにできるように

島田将斗記者が勝負を挑んできた 試合をアンサーにできるように

取材で「勝負」してくる記者は絶滅危惧種となって、当たり障りのないインタビューとそれっぽい見出しで再生数を稼ぐのが当たり前になっています。それは取材を受ける側も取材をする側にも馴れ合いが生じて心地良さはあるとは思うのですが、それでは面白いものはできないので、取材とはインタビュアーとの「勝負」だと位置付けて僕はやっています。

選手の言葉を引き出すのは記者の腕であり、こちらは「引き出してどう料理してく

もっとみる
試合に向けて公式スケジュール1日目 #グリートしようぜ

試合に向けて公式スケジュール1日目 #グリートしようぜ

公式スケジュールスタート。

水曜日の夜から宿舎入りして、木曜日の朝から写真撮影やらインタビューやら公式スケジュールスタートです。日曜日が試合なので早くても木曜日入りだと思うのですが、余裕を持って滞在させてくれるに越したことはないです。

もっとみる
今夜宿舎入り 最後の闘いではない 納得するための闘い

今夜宿舎入り 最後の闘いではない 納得するための闘い

ファイトウィークは練習量を抑えて休養することでコンディションを整えます。海外試合であれば移動時間がありますが、国内試合は移動がなく時間を持て余しております。今夜クラス終了後に宿舎入りするわけですが、公式行事を考えても詰めれば金曜日午前入りでなんとかなるような気がしますが、余裕があるのはいいことです。

昨日、練習終了後にヒューマンエラーに巻き込まれて色々大変そうな和田竜光さんと話をさせてもらってい

もっとみる
ファイトウィーク 驚くほどに穏やかです

ファイトウィーク 驚くほどに穏やかです

ファイトウィーク。驚くほどに穏やかです。

僕の落ち着きとは真逆に応援する側が入れ込んでしまって、やれ寒さに気をつけろだ体調はどうだの気遣いの連絡を頂くのですが、「お前が落ち着け」と切に思います。そんな中でも友人のさいたま杏クリニック鬼澤院長は「ファイトウィークだお」とテンションの高さが抜きに出ていたので、バランスを取る意味でも必ず落ち込む動画ファイルを開くことをお勧めしておきました。くだらない友

もっとみる
「仕事の辞め方」 このタイミングで読むと納得が多い

「仕事の辞め方」 このタイミングで読むと納得が多い

鈴木おさむさんの「仕事の辞め方」が発売前に気になっていて、幻冬舎の箕輪さんに「楽しみです」と下心込みでラインをしたら、試合前のこのタイミングで読むといいからと発売前に送ってくれました。ありがとう。

「仕事の辞め方」は期待通りの内容の良さで共感と学びが詰まった良い本です。僕達世代は刺さりっぱなしの内容で今後の人生の指針になる本です。スポーツ選手のような引き際が難しい職種は必読です。始めるよりも仕舞

もっとみる
試合前練習終了 これは客のための闘いではない。自分のための闘いだ。

試合前練習終了 これは客のための闘いではない。自分のための闘いだ。

試合前の詰めた練習を無事にケガなく終えました。今回も肉体的にも精神的にもしっかり辛かったです。練習メンバーの方々といつも支えてくださる青木真也のお客様には感謝しています。関わってくれたすべての方に感謝です。本当にありがとう。

もっとみる
セージノースカット戦まで2週間 セージノースカットをどう考えるか

セージノースカット戦まで2週間 セージノースカットをどう考えるか

試合2週間前になりました。ようやく動き始めました。

試合2週間前でONEの担当者から「SNSで告知してね」と動画と画像が送られてきました。試合のプロモーション協力はもちろんなのですが、担当者からのメッセージの始まりが唐突に「青木さん!おはようございます!」だったので、試合が消滅したとか大会がなくなったとかの類を想起させられて、一瞬目の前が青くなりました。ムスメシさんのスイカ事案以来があったりで何

もっとみる
ボクシング試合後硬膜化血腫を聞いて感じる格闘技の危機管理の話

ボクシング試合後硬膜化血腫を聞いて感じる格闘技の危機管理の話

昨年末に開催されたボクシング興業で試合終了退場後に意識を失って、硬膜下血腫で開頭手術を行ったが意識が戻っていないニュースを見て、改めて格闘技はスポーツのように見せてはいるものの、スポーツとはまた違った危険なものだと思いました。

これはボクシングを咎める意味合いの記事ではなく、安全を考えることで事故が起こることなく、格闘競技が社会に存在できるようにして行く意味合いで記事を書いていますので、わー!と

もっとみる
「最後の闘い」改め、青木真也を創った客に見て貰うためだけの試合

「最後の闘い」改め、青木真也を創った客に見て貰うためだけの試合

今回の試合をするにあたって「最後の闘い」と銘打ったものの、そのまま何事もなく、残すところ試合2週間となってしまって、これじゃあ「最後の闘い」と銘打った意味がないだけではなく、結果としてアテンション集めの困ったおじさんとなってしまって恥ずかしい思いをしています。これじゃあ今の格闘技界隈と同じ箱に入れられても文句は言えないですし、それだけは何としてでも避けてきた格闘技生活ではありますが、そもそも平田樹

もっとみる