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キラキラに魅せられて


キラキラ。

転職活動をするうえで、
仕事をする中で、
軸になった一つだと後から気がついた。

前職の経理部のとき、
母世代のパートの方々の質問報告に応える中で、微力ながら業務効率化に努め、
活き活きと働かれてるそのキラキラした表情を見るのが好きだった。

10年続けたテニスを後輩に教えるとき、
後輩たちがどんどん自信をみなぎらせて
キラキラしてゆく姿を見るのが好きだった。


子どもが特別好きなわけではない。
と言ったら、怒られるかもしれないが、
ご縁があり、幼児教室の講師となった。

自分の仕事にも慣れて余裕が出てくると、子どもたちのキラキラは凄まじいことに気が付く。


未就園児クラス。

母子分離に不安を募らせるお母様方。
お子さんは大丈夫ですよ。
信じてください。

親の心配に反して子どものハートは意外と強い。

母子分離になると、講師の「書くものを出してください」を合図に、
自分一人で鞄からクレヨンを見つけて取り出せたら、キラキラ。

このクレヨンの蓋がまたなかなか固いのだが、自分で思考して器用に開けられたらキラキラ。

ドリルなんかは、講師の発問通りに線を一本引くだけでキラキラ。


目がるんるんと輝いている。


大人になった今、鞄からクレヨンを取り出せたくらいでここまで自信をみなぎらせられるだろうか。

ドリルに正しく一本の線をひけた自分に、ここまで感動できるだろうか。

はじめての母子分離は、
たくさんの「自分でできた」に出会う時間。

年中になると、取り組みの難易度もあがり思考力と集中力、忍耐力をも要するものが増えてくる。

大人からみると、じれったいと感じたり
やきもきする時間かもしれないが、
どうかあたたかく見守ってほしい。


できなくて悔しいのは子どもたち。 
それを叱られたら傷つく。
できなくても頑張ったことを認めてほしい。

気持ちを聴いてくれる方がずっとやる気につながる。


思い通りのことばかりではないけれど、
今日も、キラキラのために奮闘する。
精一杯のキラキラに元気をもらいながら。

記事を見つけて下さり、最後まで読んでいただきありがとうございます。 少しでもなにか心に残るものを届けられていましたら、こんなにも嬉しいことはありません。