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ぴーちくぱーちく

レッスン開始の5分前。
早めに来た4~5歳の生徒4人が
一列に並んだ椅子にちょこんと座り
レッスンが始まるのを
いまかいまかと待っている。

そんな中、
Aちゃんがポケモンについて
話し出した。
「先生!
私、きりんりき知ってるんだよ!」

「きりんりき!懐かしいなぁ。
じゃあ、ぴかちゅうって知ってる?」

尋ねると、
みんなが元気に首を縦に振る。


しめしめ。


「どんな顔なの?」
マーカーを手に取り、
ホワイトボードに向き直る。

「えっと、えっと、耳があるの!」
「耳ね。どんな線?
まっすぐ上?まっすぐ横?」

「まっすぐ横!」
「まっすぐ横・・・」

線を引くと子どもたちが大騒ぎ。

「違う違う!!まっすぐ上だよ!」
「まっすぐ上・・・」

「そしたら真っ直ぐ下!」
「真っ直ぐ下・・・」
「「違う違う!!」」

ただの縦線に子どもたちは大笑い。
またも必死に説明する。

「ちょっとだけ斜めに下!」
「斜めに下…」
「「そうそう!」」

「そのとんがり山をふたつ!!」
「とんがり山をふたつ・・・」

合計3つのとんがり山になる。

「「違う違う!」」
途端にまたまた大騒ぎ。

4人は椅子に
ちょこんと座りながらも、
一生懸命に猛抗議。


首をかしげたり、
手を大きく振ったり
それぞれ一生懸命だ。


かわいいなぁ。

ちなみに、時間制限がある中
子どもたちの説明で
できたピカチュウは、
こんな感じになった。


記事を見つけて下さり、最後まで読んでいただきありがとうございます。 少しでもなにか心に残るものを届けられていましたら、こんなにも嬉しいことはありません。