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LENS恋図 -クリエイターを志すあなたへ-

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クリエイターを志すあなたへ 少年時代をブラジルで過ごし世界中を撮り歩くプロフェッショナルフォトグラファーが、旅の事、音楽やコーヒーの事、どうやってフォトグラファーになったのかなど… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

気がつけばオリジナル

自分の部屋に吊るしてあるYシャツを下から撮影したシリーズ。 愛機ライカM10Pとズミクロン50mm…

南雲暁彦
1年前
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プロローグ-風-

1993年に日本大学芸術学部写真学科を卒業し、何の覚悟もないまま社会に入った。 高校も大学も…

南雲暁彦
4年前
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ルナレインボー 前編

満点の星空の下、大瀑布にかかる月光の虹。幻の絶景ルナレインボー 僕がはじめてその話をきい…

南雲暁彦
4年前
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写真とコーヒー

僕の勤めている会社の広報誌の巻末にクリエイターズコラムというページがあり、そこで何かこだ…

南雲暁彦
4年前
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ルナレインボー 後編

ルナレインボーのことを調べなが ら、淡々とチャンスをまった。 美しく滝にかかるルナレインボ…

南雲暁彦
4年前
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カールツァイスとの出会い

僕には非常に仲良くしている幼馴染の兄弟がいて、8つ上と5つ上なのでだいぶ歳上なのだが、…

南雲暁彦
4年前
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南雲くんやってみれば

2008年11月、キヤノンの5D mark2に搭載されたフルハイビジョンの動画機能は映画の本場ハリウッドで火がつき、映像制作の世界に新しい風をふかせた。 35mmフルサイズセンサーと大口径レンズが織りなす瑞々しい描写や大きなボケが話題を呼び、映像作家達の魂に火をつけたのだ。 スチルのフォトグラファーとしては寝耳に水のような話で、一枚の絵としては普段から見慣れている写真なのでそれが動いた事にはあまり敏感になれなかったのだ、むしろ動画として時間が流れていってしまうことでビシッと

シャモニーでの話

僕は仕事で海外の風景を撮影する事が多く、ここ16年で約50ヶ国300都市ほど周ったとおもう。(2…

南雲暁彦
4年前
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Fifty's gate 1/2

fifty's gate 1/2 写真家対談:南雲暁彦 × 赤城耕一(前編)「下積み時代にも時代の波を感じ…

南雲暁彦
4年前
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Fifty's gate 2/2

写真家対談:南雲暁彦 × 赤城耕一 (後編) 「魅力を引き出す正解がわかっていれば、光源は懐…

南雲暁彦
4年前
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自分でつくれ

1993年に大企業の撮影部に入社し、ひたすらアシスタントの日々を過ごしてしたが、2年目の途…

南雲暁彦
4年前
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写欲と生存本能(前編)

僕は視覚欲が強く、その「見たい」という気持ちから「撮りたい」という行動が生まれている…

南雲暁彦
4年前
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僕の左眼は涙をながす。

幼い頃、僕には何かに感動するという感性が殆ど無かったように思う。 今まさに訪れているであ…

南雲暁彦
4年前
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写欲と生存本能(後編)

オーロラの撮影に話を戻そう。 これはグリーンランドまで来て延々と悪天候で、一枚もオーロラが撮れないまま1週間が過ぎようとしていた時のことである。 場所も色々変えてみたがどこへ行っても天候が良くない。世界一晴天率の高い場所だと言ったのはだれだよ!!(当時のグリーンランド航空の代理店の社長だ^_^) イルリサットでは氷の浮かぶ海に船で乗り出し巨大な氷山や鯨など撮影したが晴れ間は一瞬も訪れ無かった。 夜を待つ間イヌイットの家を訪ねてアザラシをご馳走になってみたり、(猛烈に血