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「一発ギャグの作り方を教えてください」

「忘年会のシーズンになってしまいました。僕は学生なのですが、一発ギャグってどうやって作ったらいいですか?」


 僕も、大学生の時分に一発ギャグを披露しなくてはならない機会があったものだ。僕はセンス系で売っていたので()、一発ギャグなど一つも持っていなかったし、どうすることもできなかったので、得意の分析から始めたのをよく覚えている。

 一発ギャグとは、
「セリフ、動き、設定」である
(それ以外にも単体でよくわかんないけどおもろしろいものもある。原西さんのなるほどなとか、春日さんのカスカスダンスとか。リズムと動きが面白ければいいみたいな。ただこれを素人がオリジナルで考えるのはしんどい。意味のない単語と意味のないポーズを全力でやられてもけっこう見てる側がきつい。)

 そこで、一つの案を出そう。

〇〇な△△というタイトルから考えてみよう。
〇〇なは形容詞でもいい。
 例えば、「マッドな不動産屋」とか
     「沸点が低いお坊さん」とか
 あとは○○したという、動詞系。
 こっちの方がやりやすい人もいるだろう。
  「暗闇から出てきた△△」とか
  「靴下に穴が空いていた△△」とか
 自分より年上に見せることも考慮して、歌声に自信があるのなら、少し昔の話題を選択し、
「歌の間奏中に梅干しをもらったOfficial髭男dism」とかどうだろう。
Pritenderのグッバイを酸っぱいにすればいいだけ。簡単でしょ?
(ウケるとは言ってない。)

 ネタの前にタイトルは言うべきか、というのも大事な問題なのだが、
ネタをわかりやすくするためにタイトルを先にいうことは重要だ。
それが必要ない、全部ネタの中で説明できるならいらない。そして、完成度の高いギャグとは、そういった説明が要らないものである。
 つまり、「ああ!そういうことか!」と観客がわかった時の面白さがあるのであれば、言わない方がいいだろう。

 どうだろう、少しは参考になっただろうか。

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